2010年10月28日

<阿久根市>「議会リコール活動」と「市長背任告発」

下記、26日の共同通信と南日本新聞

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阿久根市長派が署名集め 議会解散リコール目指し
2010/10/26 11:43 【共同通信】

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長を支持する市議や市民でつくる「阿久根市議会リコール実行委員会」は26日、市議会解散の直接請求(リコール)を目指して署名活動を開始した。

 同市では、市長の解職を求める市民団体が有権者約2万人の過半数の署名を集め、12月に市長解職の是非を問う住民投票が行われる。実行委はこれに対抗し、市議会解散の本請求に必要な有権者の3分の1(約6700人)を超す8千人分の署名確保を目指す。

 実行委は「署名集めのメンバーはみんながんばる意思を持っている。早く目標を達成したい」としている。

 リコールの本請求後、議会解散を問う住民投票が実施され、過半数の賛成で議会は解散。40日以内に市議選が行われる。

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阿久根市長を背任告発 弁護士25人、副市長専決で
(2010 10/26 06:30) 南日本新聞

 阿久根市の竹原信一市長が専決処分で仙波敏郎氏を副市長に選任した問題で、九州・沖縄で行政事件に携わる弁護士25人が25日、竹原市長に対する背任容疑の告発状を鹿児島地検に提出した。違法な専決処分で市に副市長給与を支払わせ、損害を与えたとしている。
 告発状によると、専決処分は地方自治法で「議会を招集する時間がない場合」など緊急時に限定され、議会の招集要請を無視して7月に副市長を選任したのは明らかに違法と指摘。自身の人気取りという利益獲得が目的で、市に毎月約38万円の給与を支払わせ、損害を与えたとした。
 仙波氏は給与を受け取っておらず、法務局へ供託されている。
 竹原市長に対しては順法意識に欠ける「ミニ独裁者」と批判。対外的信用の失墜など市に重大な損害が生じたとして司法的制裁の必要性を訴えた。
 県外の弁護士3人は鹿児島市で会見し、竹原市長リコールの支援目的ではないと主張。「前代未聞の違法行為で、法律家として見過ごせない」と強調した。1人は愛媛県警の裏金告発に絡む訴訟で仙波氏の弁護団の一員だったと明かし、「違法行為に加担してほしくない」と話した。
 告発状では副市長給与のほか、竹原市長が東京の2大学で講演した旅費問題も背任容疑で記載した。市から今年5月、交通費や日当など約6万4000円を受け取りながら、講演に関する報告書が市に存在せず、私的旅行だったと指摘している。
 竹原市長は取材に応じなかった。地検は告発状を検討し、受理の可否を決める。

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反市長派による市長リコールの次は、
市長派による議会リコール。
そして、弁護士25人から市長が告発されるという
前代未聞の事態。

名古屋の河村市長もそうだが、
いくら住民至上主義とか、
市民にとって有益な政策であっても
議会と反目していていたら、
お互い足の引っ張り合いになる。

リーダに求められる重要なポイントの一つに
徳の高さがあると思う。
意見の違う相手からも信頼され、
建設的な議論ができるかが、
その人の政策の実行力にもつながっていくんだと思う。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 15:55 │議会関連

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