2025年05月07日
<思い出を記録>ビデオのデータ守れ! 磁気テープ劣化で迫るリミット 静岡県内でDVDへ複製の注文急増
下記、4月30日の静岡新聞
***
思い出を記録、ビデオのデータ守れ! 磁気テープ劣化で迫るリミット 静岡県内でDVDへ複製の注文急増
4/30(水) 9:30配信 静岡新聞
磁気テープの劣化や生産終了に伴う再生機材の減少でビデオテープの保存、視聴が難しくなる中、県内のフォトスタジオや電器店などでDVDへのダビング注文が増加している。わが子の誕生や運動会、結婚式などを記録した思い出映像は家族の大切な宝物。国連教育科学文化機関(ユネスコ)もデジタル保存を呼びかけるなど、貴重なデータ消失が迫る「2025年問題」への危機感が広がる。
菊川市のフォトスタジオ「スタジオワン福田」では、昨年末からビデオのダビング依頼が増え始めた。「以前は月にゼロか数本だったが、今では数十本から百本近い。1人で20~30本を持ち込むお客さまもいる」。福田紘一社長(45)は注文の急増を受け、店内で自ら行っていたダビング作業を専門業者への外注に切り替えた。
家族旅行、子どものピアノ発表会、地域の祭り…。ビデオテープには家族の思い出を記録した映像が多いほか、「何が入っているか分からない」と相談に訪れるケースも。ビデオ全盛期の90年代に撮影したテープもあり、古くなればカビの発生やテープの損傷など故障も多くなる。福田社長は「修理もするが、難しくなることもある。ダビングできる状態で早めに持ってきてほしい」と語る。
カメラのキタムラ静岡・石田店(静岡市駿河区)も24年後半から受注が増え、約1カ月だったDVDの納期は3カ月程度に延びた。同社の広報担当者によると「ダビング注文は前年比2桁伸びが続いている」とし、全国数カ所の専門工場にビデオテープを集約して作業を進める。同店の清水朗拓店長は「思い出の記録が時間とともに失われてしまう。今のうちにデータ化を」と呼びかける。
結成60周年を迎えた湖西市新居町の8ミリカメラ愛好会「八ちゃん会」は、撮りためたフィルム映像のDVD化を急ぐ。1964年の東京五輪聖火リレー、50年以上前の新居の町並みなど貴重な記録の数々。メンバーの鈴木芳朗さん(90)はデジタル保存に合わせ、視聴時間を短縮したダイジェスト版への編集にも取り組む。「次世代の人が見やすい形で残したい」と郷土の歴史を未来に引き継ぐ。
■図書館も資料ダビングの動き
郷土資料などを貸し出す図書館も映像のデジタル保存は重要課題。県立中央図書館(静岡市)は2023年度、約5千本のビデオテープから県内に関わる約670本を選んでDVDにダビングした。地震対策や幼児教育、県内各市町が作成した地域の紹介映像などさまざまで、担当者は「県民の貴重な財産。未来に残したい」と語る。
ただ、DVDの貸し出し、視聴には著作権の許諾を得る必要があり、新館への移転に伴う作業を進める中で「映像の利用は早くても数年後になりそう」。現在は書誌の作成に加え、テーマやジャンルを識別する請求記号とバーコード番号をディスクに記入し、タイトルのシールをケースに貼り付ける手作業を進める。ビデオテープの貸し出しは今後も継続する。
市町図書館では、コスト負担も大きくDVDへのデータ変換は進んでいない。県東部の市立図書館では地域資料を保存する必要性を感じるものの、「やり方については未定」。西部の図書館は「現時点で検討の予定もない」という。
<メモ>1980~90年代に流通の最盛期を迎えたビデオテープの耐用年数は20~30年程度とされ、再生機器のビデオデッキは2016年に製造が終了した。磁気テープの劣化などにより視聴、複製、保存が困難になるとし、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は25年までにデジタルデータへ移行しなければ映像が失われるリスクを警告する。ビデオテープの「2025年問題」とされ、フォトスタジオや家電量販店などではDVDへのダビング注文を受け付けている。
***
社会教育課に確認したところ、
現在、VHSの貸し出しをしておらず、
町制施行25周年など記念ビデオが5本ほどあるという。
***
思い出を記録、ビデオのデータ守れ! 磁気テープ劣化で迫るリミット 静岡県内でDVDへ複製の注文急増
4/30(水) 9:30配信 静岡新聞
磁気テープの劣化や生産終了に伴う再生機材の減少でビデオテープの保存、視聴が難しくなる中、県内のフォトスタジオや電器店などでDVDへのダビング注文が増加している。わが子の誕生や運動会、結婚式などを記録した思い出映像は家族の大切な宝物。国連教育科学文化機関(ユネスコ)もデジタル保存を呼びかけるなど、貴重なデータ消失が迫る「2025年問題」への危機感が広がる。
菊川市のフォトスタジオ「スタジオワン福田」では、昨年末からビデオのダビング依頼が増え始めた。「以前は月にゼロか数本だったが、今では数十本から百本近い。1人で20~30本を持ち込むお客さまもいる」。福田紘一社長(45)は注文の急増を受け、店内で自ら行っていたダビング作業を専門業者への外注に切り替えた。
家族旅行、子どものピアノ発表会、地域の祭り…。ビデオテープには家族の思い出を記録した映像が多いほか、「何が入っているか分からない」と相談に訪れるケースも。ビデオ全盛期の90年代に撮影したテープもあり、古くなればカビの発生やテープの損傷など故障も多くなる。福田社長は「修理もするが、難しくなることもある。ダビングできる状態で早めに持ってきてほしい」と語る。
カメラのキタムラ静岡・石田店(静岡市駿河区)も24年後半から受注が増え、約1カ月だったDVDの納期は3カ月程度に延びた。同社の広報担当者によると「ダビング注文は前年比2桁伸びが続いている」とし、全国数カ所の専門工場にビデオテープを集約して作業を進める。同店の清水朗拓店長は「思い出の記録が時間とともに失われてしまう。今のうちにデータ化を」と呼びかける。
結成60周年を迎えた湖西市新居町の8ミリカメラ愛好会「八ちゃん会」は、撮りためたフィルム映像のDVD化を急ぐ。1964年の東京五輪聖火リレー、50年以上前の新居の町並みなど貴重な記録の数々。メンバーの鈴木芳朗さん(90)はデジタル保存に合わせ、視聴時間を短縮したダイジェスト版への編集にも取り組む。「次世代の人が見やすい形で残したい」と郷土の歴史を未来に引き継ぐ。
■図書館も資料ダビングの動き
郷土資料などを貸し出す図書館も映像のデジタル保存は重要課題。県立中央図書館(静岡市)は2023年度、約5千本のビデオテープから県内に関わる約670本を選んでDVDにダビングした。地震対策や幼児教育、県内各市町が作成した地域の紹介映像などさまざまで、担当者は「県民の貴重な財産。未来に残したい」と語る。
ただ、DVDの貸し出し、視聴には著作権の許諾を得る必要があり、新館への移転に伴う作業を進める中で「映像の利用は早くても数年後になりそう」。現在は書誌の作成に加え、テーマやジャンルを識別する請求記号とバーコード番号をディスクに記入し、タイトルのシールをケースに貼り付ける手作業を進める。ビデオテープの貸し出しは今後も継続する。
市町図書館では、コスト負担も大きくDVDへのデータ変換は進んでいない。県東部の市立図書館では地域資料を保存する必要性を感じるものの、「やり方については未定」。西部の図書館は「現時点で検討の予定もない」という。
<メモ>1980~90年代に流通の最盛期を迎えたビデオテープの耐用年数は20~30年程度とされ、再生機器のビデオデッキは2016年に製造が終了した。磁気テープの劣化などにより視聴、複製、保存が困難になるとし、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は25年までにデジタルデータへ移行しなければ映像が失われるリスクを警告する。ビデオテープの「2025年問題」とされ、フォトスタジオや家電量販店などではDVDへのダビング注文を受け付けている。
***
社会教育課に確認したところ、
現在、VHSの貸し出しをしておらず、
町制施行25周年など記念ビデオが5本ほどあるという。
タグ :清水町
2025年04月21日
こどもの読書週間イベント「こどもえいがかん」開催のお知らせ
下記、町HP転載
https://www.town.shimizu.shizuoka.jp/koryu/syakai_new00041.html
***
こどもの読書週間イベント「こどもえいがかん」開催のお知らせ
こどもの読書週間イベント「こどもえいがかん」を開催します
日 時 令和7年5月3日(土)
受付:午前9時40分から10時00分まで
上映:午前10時00分から11時50分まで
場 所 まほろば館 1階くつろぎオアシス及び交流パティオ(中庭)
※雨天の場合、くつろぎオアシスのみとなります
対 象 小学生以下 定員30人(先着順・申込不要)
※未就学児は保護者同伴
上映作品 アルプスの少女ハイジ
https://www.town.shimizu.shizuoka.jp/koryu/syakai_new00041.html
***
こどもの読書週間イベント「こどもえいがかん」開催のお知らせ
こどもの読書週間イベント「こどもえいがかん」を開催します
日 時 令和7年5月3日(土)
受付:午前9時40分から10時00分まで
上映:午前10時00分から11時50分まで
場 所 まほろば館 1階くつろぎオアシス及び交流パティオ(中庭)
※雨天の場合、くつろぎオアシスのみとなります
対 象 小学生以下 定員30人(先着順・申込不要)
※未就学児は保護者同伴
上映作品 アルプスの少女ハイジ
2024年12月16日
,<お知らせ>冬の天体教室開催について
下記、町HP転載
https://www.town.shimizu.shizuoka.jp/koryu/syakai_new00040.html
***
冬の天体教室開催について
日 時 令和7年2月1日(土)午後6時30分から午後8時00分まで
場 所 まほろば館 1階くつろぎオアシス及び屋上広場
※参加人数や観測状況によって天体観測の場所を変更する場合があります
対 象 町内在住の小学生 20人(申込多数の場合は抽選)
※夜間開催のため、保護者の方の同伴をお願いします
持ち物 懐中電灯
受講料 無 料
内 容 天体の解説と観測
講師:月光天文台 鶴谷律子先生・田中勇一郎先生
健康講座「よい姿勢は、グー、ペタ、ピンッ!」
講師:保健センター保健師
※雨天の場合は、天体解説と健康講座のみとなります。
申込方法 下記申込先へ直接、または電話・メールにてお申込みください
申込期間 12月10日(火)~1月10日(金)
※月曜日及び館内整理日(12月27日)、年末年始期間(12月29日~1月3日)は休館日となります
抽選結果 1月17日(金)以降にお知らせします
申込先 清水町立図書館( まほろば館内)清水町堂庭63-1
電話:055-973-0351
メール:
https://www.town.shimizu.shizuoka.jp/koryu/syakai_new00040.html
***
冬の天体教室開催について
日 時 令和7年2月1日(土)午後6時30分から午後8時00分まで
場 所 まほろば館 1階くつろぎオアシス及び屋上広場
※参加人数や観測状況によって天体観測の場所を変更する場合があります
対 象 町内在住の小学生 20人(申込多数の場合は抽選)
※夜間開催のため、保護者の方の同伴をお願いします
持ち物 懐中電灯
受講料 無 料
内 容 天体の解説と観測
講師:月光天文台 鶴谷律子先生・田中勇一郎先生
健康講座「よい姿勢は、グー、ペタ、ピンッ!」
講師:保健センター保健師
※雨天の場合は、天体解説と健康講座のみとなります。
申込方法 下記申込先へ直接、または電話・メールにてお申込みください
申込期間 12月10日(火)~1月10日(金)
※月曜日及び館内整理日(12月27日)、年末年始期間(12月29日~1月3日)は休館日となります
抽選結果 1月17日(金)以降にお知らせします
申込先 清水町立図書館( まほろば館内)清水町堂庭63-1
電話:055-973-0351
メール: