＜新生会、湧創フォーラム＞令和３年度清水町予算編成に係る要望書

昨日、町議会会派　新生会（秋山議員、岩崎議員、渡辺議長、大濱議員）と湧創フォーラム（佐野議員、飯田議員、私）で来年度予算の下記内容について町長に要望書を手渡す。


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令和２年12月８日

清水町長　関　義弘　様

清水町議会会派　新生会
湧創フォーラム

令和３年度清水町予算編成に係る要望書

清水町議会会派新生会及び湧創フォーラムは、町民の皆様からの直接の声を数多くいただき、それらの御意見や御要望を政策に反映する取組の一つとして、会派間協議を重ねております。この度、令和３年度の清水町予算編成の時期に当たって町民の声をより一層広く取り上げていただきたく、本要望書を提出することといたしました。
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、疲弊する住民生活、停滞する地域経済情勢の中、懸念される町税収入の悪化を始めとする一般財源の減少が見込まれており、本町の財政状況は一層厳しくなることは深く理解しておりますが、今後の清水町の発展を願い提出するものでありますので、ぜひとも御検討の上、令和３年度当初予算に反映していただきますよう要望いたします。


記

　１　財政の健全性の維持について
本町における財政健全化判断比率は適正な数値を示していますが、昨今において財政調整基金は年々減少しており、さらに令和３年度には新型コロナウイルス感染症の影響等により町税を始めとする一般財源の大幅な減少が見込まれております。現状のままでは、財政調整基金が枯渇する恐れもあるため、今後は国、県からの特定財源はもとより、一般財源の積極的な確保を行うとともに、歳出においても厳に不要不急の既存事業の見直し、精査を厳しく行い、将来の町民サービスを見据えた財政負担を軽減するため、財政調整基金の増額等財源確保に努めることを要望します。
・町税等の一般財源の確保
・国庫等補助金、交付金の特定財源の確保
・歳出における不要不急な事業の検証と見直し

２　新型コロナウイルス感染症対策について
令和２年度における新型コロナウイルス感染症対策事業については、国の地方創生臨時交付金を財源に、町民及び事業者向けの給付事業等を主に実施されています。
令和３年度の国の交付金等の制度については、未だ不透明な状況でありますが、令和３年度事業の実施については、以下に記載した項目を中心に、必要な支援が必要な方に行き届くよう、十分な調査のもと予算編成し、事業実施に努めるよう要望します。
・小規模中小企業への経営持続対策として実施した減収補填
・生活困窮世帯に対する生活支援
・義務教育課程を修了している学生等への経済支援
・新しい生活様式の定着に向けた支援

　３　災害時における防災、減災対策について
昨今は、地球温暖化を一因とした異常気象による天候不順や大型台風の襲来など、毎年のように各地で風水害が起き、甚大な被害が生じています。本町では常日頃から災害時における防災、減災対策を実施しておりますが、新たに集団感染対策を想定した避難所運営等の対策をより一層充実させるため、以下の項目について要望します。
・避難所運営体制の充実
・パーテーション、トイレ等集団感染防止対策のための避難所備品等の充実
・ＳＮＳ、デジタル行政無線等を活用した町民への情報提供の充実

４　国、県事業への連携・要望について
町内のインフラ等の社会基盤整備は、町民の交通の利便性を高めるとともに、交通弱者への配慮、災害に強いまちづくりにおいて必要不可欠であります。町の財政状況が逼迫する中で国、県が推進する事業と連携・協力し、限られた財源を有効に活用した上で以下の項目について速やかに事業推進していただきますよう要望します。
・徳倉橋の側道橋及びその周辺歩道の早期整備
・狩野川第三架橋の早期着手、渋滞緩和に必要な道路ネットワークの構築
・都市計画道路西間門新谷線の事業推進
・防災対策における狩野川堤防の早期整備、補強計画の推進