2009年06月11日
<一般質問>新型インフル-危険性に応じた対策
一般質問原稿の続き
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現在、流行している新型インフルエンザは、病原性が低く、弱毒性と言われていますが、慢性疾患保有者、妊婦さんは重症化する例が知られています。
また、世界保健機関(WHO)の新型インフルエンザ対策に携わる押谷仁東北大教授は、「通常の季節性インフルエンザと同様と言われるが、被害は全く違う形で出てくる。想定される被害にどう対処するか、真剣に考える必要がある」と警告しています。
同じくWHOメディカルオフィサーの進藤奈邦子さんは、新型インフルエンザによる直接性の肺炎での入院がアメリカやメキシコで見られ、季節性インフルエンザと違う健康被害の実態を指摘しています。
また、現在は、病原性が低くとも今後、第2波、第3波で強毒性に変異する危険性も否定できません。
1918年(大正8年)に日本を襲ったスペイン風邪(スペインインフルエンザ)は、「春の先触れ」と呼ばれる小流行と、本格的な同年10月「前流行(死者:約26万人)」と1919年「後流行(死者:約18万人)」として2度襲ってきました。
1968年(昭和43年)には、香港風邪(香港インフルエンザH3N2)の大流行が香港で始まり、7月中旬からわずか2週間で50万人以上が感染しました。
このインフルエンザウイルスは、アジアからアメリカ、さらにはヨーロッパへ瞬く間に拡がり、いったんは終息したかに思えました。しかしながら、1969年12月から第2波の大流行が始まり、再燃したウイルスは強力なタイプに変異し罹患率は50%にも達し、日本では約14万人が罹患し約2000人が死亡しました。
今後、この新型インフルエンザがどのような変異を起こすかわかりませんし、私が昨年指摘したH5N1による鳥インフルエンザによる新型インフルエンザの危険性も無くなったわけではありません。
今年に入っても3月末までの時点で世界で413人の方が感染、256人の方が亡くなっています。
今後も強毒性の新型インフルエンザが発生したときの対策と併せてスペインインフル風邪レベル、香港風邪レベルといった危険性に応じた対策を練っておくことも重要であります。
(つづく)
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現在、流行している新型インフルエンザは、病原性が低く、弱毒性と言われていますが、慢性疾患保有者、妊婦さんは重症化する例が知られています。
また、世界保健機関(WHO)の新型インフルエンザ対策に携わる押谷仁東北大教授は、「通常の季節性インフルエンザと同様と言われるが、被害は全く違う形で出てくる。想定される被害にどう対処するか、真剣に考える必要がある」と警告しています。
同じくWHOメディカルオフィサーの進藤奈邦子さんは、新型インフルエンザによる直接性の肺炎での入院がアメリカやメキシコで見られ、季節性インフルエンザと違う健康被害の実態を指摘しています。
また、現在は、病原性が低くとも今後、第2波、第3波で強毒性に変異する危険性も否定できません。
1918年(大正8年)に日本を襲ったスペイン風邪(スペインインフルエンザ)は、「春の先触れ」と呼ばれる小流行と、本格的な同年10月「前流行(死者:約26万人)」と1919年「後流行(死者:約18万人)」として2度襲ってきました。
1968年(昭和43年)には、香港風邪(香港インフルエンザH3N2)の大流行が香港で始まり、7月中旬からわずか2週間で50万人以上が感染しました。
このインフルエンザウイルスは、アジアからアメリカ、さらにはヨーロッパへ瞬く間に拡がり、いったんは終息したかに思えました。しかしながら、1969年12月から第2波の大流行が始まり、再燃したウイルスは強力なタイプに変異し罹患率は50%にも達し、日本では約14万人が罹患し約2000人が死亡しました。
今後、この新型インフルエンザがどのような変異を起こすかわかりませんし、私が昨年指摘したH5N1による鳥インフルエンザによる新型インフルエンザの危険性も無くなったわけではありません。
今年に入っても3月末までの時点で世界で413人の方が感染、256人の方が亡くなっています。
今後も強毒性の新型インフルエンザが発生したときの対策と併せてスペインインフル風邪レベル、香港風邪レベルといった危険性に応じた対策を練っておくことも重要であります。
(つづく)
Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:52
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