2015年08月07日
<高尾山古墳の取り壊し>沼津市、方針白紙に
下記、静岡新聞
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高尾山古墳の取り壊し-沼津市、方針白紙に
2015/08/07 静岡新聞 朝刊
沼津市は6日、都市計画道路「沼津南一色線」の予定地にある高尾山古墳(同市東熊堂)をめぐり、調査発掘のために墳丘を取り壊すこれまでの方針をいったん白紙に戻し、新たに設置する有識者を交えた協議会で現状保存と道路整備の両立を図るために議論を進めていく考えを明らかにした。
同古墳は2008~14年の市教委の発掘調査で、古墳時代初期(3世紀前半)の東日本最大級の前方後方墳と判明した。栗原裕康市長は6日の会見で、5月に日本考古学協会が出した保存活用を求める会長声明などをきっかけに多くの市民が古墳に関心を持ったことを重視し、「市が出した(墳丘取り壊しの)結論にこだわらず、一から検討することに決めた」と方針変更の理由を説明した。
墳丘取り壊しを伴う調査発掘の費用5100万円を盛り込んだ一般会計補正予算案は6月定例議会で可決したが、予算の執行は一時停止するという。
協議会の委員は日本イコモス国内委員会事務局長の矢野和之氏、都市計画に詳しい大学教授、難波喬司県副知事らの5人。アドバイザーとして国土交通省、文化庁の職員各1人が加わる。
第1回協議会は9月3日に同市のプラサヴェルデで行い、一般に公開する。本年度内に3回程度議論を重ね、実現可能性のある選択肢を検討する。市民らの意見を聞く機会も別に設ける方針。
栗原市長は「協議会の議論を踏まえ、最終的な判断を下したい」と述べた。
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うまく道路と古墳が両立できる方法を導き出してもらえたらと思う。
東日本最大級の古墳なのだから国や県も積極的に解決に向けて協力してほしいね。
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高尾山古墳の取り壊し-沼津市、方針白紙に
2015/08/07 静岡新聞 朝刊
沼津市は6日、都市計画道路「沼津南一色線」の予定地にある高尾山古墳(同市東熊堂)をめぐり、調査発掘のために墳丘を取り壊すこれまでの方針をいったん白紙に戻し、新たに設置する有識者を交えた協議会で現状保存と道路整備の両立を図るために議論を進めていく考えを明らかにした。
同古墳は2008~14年の市教委の発掘調査で、古墳時代初期(3世紀前半)の東日本最大級の前方後方墳と判明した。栗原裕康市長は6日の会見で、5月に日本考古学協会が出した保存活用を求める会長声明などをきっかけに多くの市民が古墳に関心を持ったことを重視し、「市が出した(墳丘取り壊しの)結論にこだわらず、一から検討することに決めた」と方針変更の理由を説明した。
墳丘取り壊しを伴う調査発掘の費用5100万円を盛り込んだ一般会計補正予算案は6月定例議会で可決したが、予算の執行は一時停止するという。
協議会の委員は日本イコモス国内委員会事務局長の矢野和之氏、都市計画に詳しい大学教授、難波喬司県副知事らの5人。アドバイザーとして国土交通省、文化庁の職員各1人が加わる。
第1回協議会は9月3日に同市のプラサヴェルデで行い、一般に公開する。本年度内に3回程度議論を重ね、実現可能性のある選択肢を検討する。市民らの意見を聞く機会も別に設ける方針。
栗原市長は「協議会の議論を踏まえ、最終的な判断を下したい」と述べた。
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うまく道路と古墳が両立できる方法を導き出してもらえたらと思う。
東日本最大級の古墳なのだから国や県も積極的に解決に向けて協力してほしいね。