2013年12月29日

<長期欠席議員>報酬減など条例整備へ-伊東市議会

下記、13日と21日の静岡新聞

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長期欠席議員対応を協議 県外条例参考に-伊東市議会、20日の特別委
2013.12.13 朝刊 

 交通事故で意識障害が残った伊東市議の掬川武義氏(61)が6月から定例会を欠席している事態を受けて同市議会が、報酬減額など長期欠席議員に対応した条例の整備に向けて20日の議会改革特別委員会で協議することになった。同市議会事務局によると、長期欠席議員に対応した条例規定は県内の自治体で例がないという。

 掬川氏は3月、車を運転中に単独事故を起こし、脳に障害が残った。事務局によると、会話できない寝たきりの状態が続き、現在も入院している。6、9、12月の定例会は家族が欠席届を提出した。

 家族は議員辞職させたい考えというが、事務局は「会議規則上、辞表は議員本人の意志で提出されなければならない」と、家族でも第三者による提出は認められないと判断。「本人の意思が確認できない稀なケース」(事務局長)となった。

 議会改革特別委の鈴木克政委員長は「全く議員活動しないで報酬、期末手当が支給されるのはいかがかと意見が出ているのも事実」と指摘。将来、同様の事態が起きることも想定し、来春の定例会での発議に向けて協議を進めるとしている。

 県外では、長期欠席議員への対応について「1年以上の欠席議員の報酬、期末手当3割減」(札幌市、除外規定あり)や「2回定例会を欠席した翌月から次に出席する間、報酬停止」(高松市、同)などの条例規定があり、これらを参考に協議する。

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長期欠席議員への対応 報酬減など条例整備へ-伊東市議会
2013.12.21 静岡新聞 朝刊 

 伊東市議会は20日、議会改革特別委員会を開き、報酬の減額など長期欠席議員に対する条例規定を整備することを決めた。来年3月定例会での発議を目指すことも確認した。

 掬川武義市議が3月、交通事故で意識障害を患い、定例会を長期欠席している事態を受けて協議した。市議会事務局によると、掬川市議の家族は辞職させたい考えだが、本人の意思が意識障害で確認できないため市議会会議規則上、辞職できないという。

 四宮和彦委員(民主党刷新の会)は「報酬をもらい続けることについて掬川市議の周辺から『本人のためにならない。なんとかしてあげて』という声が出ている」と述べ、早期に条例整備する必要性を強調した。

 来月中旬までに同委員全員参加でワーキンググループを開催し、欠席期間に応じた報酬の減額率や期末手当への適用、適用除外規定をどうするかなど詳細を固める。

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清水町議会でも過去、
病気で議会定例会を長期に欠席した議員がいた。

今後、こうしたケースを想定して
当町でも条例等整備する必要があると思われる。



タグ :清水町議会

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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 15:30 │議会改革

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