2009年08月24日

国家の品格

今日は、静岡市のグランシップで
静岡市町議会議員研修会で
「国家の品格」と題して
お茶の水女子大名誉教授で数学者・作家の
藤原正彦氏の講演を聴く。

「国家の品格」は、
2005年11月に新潮新書から出版され、
200万部を超えるベストセラーとなり、
翌2006年の新語・流行語大賞に選ばれるなど大きな話題となった。

先生は、日本は教育レベルが世界で10位とか
15位になっているがそれではダメだという。

1位でないとダメ。
しかもぶっちぎりで1位でないとダメだという。

先生は、中央教育審議会の委員になった。
そこで、最近の学校では、教壇がなくなったことを
とりあげた。

先生が生徒より偉いのは当たり前中の当たり前なのに
何でなくなったのかとくってかかったようだ。

子どもには厳しく基礎を教えるべきだと言うと
厳しくはダメだと他の委員から言われたそうだ。

子どもは張り倒してでも厳しく教えるものだというのが
先生の持論である。

西暦500年~1500年の間に日本は世界の中で圧倒的に
多くの文学作品が生まれた。
英文学・仏文学・独文学なんかより素晴らしい。

また文学だけでなく芸術・数学・理論物理などは
どれも世界の中でも圧倒的に素晴らしいという。

それは日本人が美的感受性が優れているかだそうだ。
華道や茶道のように何でも芸術にしないとすまない
国柄だからだという。

また昨今の日本の地方の衰退の現状を嘆き、
特に農村がダメになったら日本の自然が失われ、
美的感受性も失われてしまうと危惧する。

日本人は自然への畏怖心、惻隠の情が大切だという。

また、子どものいじめの問題についても述べ、
命の尊さを教えるのは逆効果で
そんなことしたら
いじめた側を一生悔いるために自殺してしまう可能性を述べた。

そんなことより
「年上が年下をいじめる」
「大勢で一人をいじめる」
「男が女をいじめる」
以上のようなことは卑怯なことであることを教える。
卑怯を憎む心を子どもにたたき込むことが重要。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 23:02 │議会関連

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