2020年08月06日

<コロナ禍>広島派遣中止 静岡県内市町、原爆の恐怖への学び工夫【戦後75年】

下記、昨日の静岡新聞

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コロナ禍、広島派遣中止 静岡県内市町、原爆の恐怖への学び工夫【戦後75年】
8/5(水) 10:56配信 静岡新聞SBS

 毎年8月6日の「原爆の日」に合わせ、静岡県内から多くの小中学生が平和学習のために被爆地・広島市を訪れるが、今年は新型コロナウイルスの影響で各市町が派遣事業を中止した。休校で授業時間が限られている中、原爆の被害をまとめた小冊子の活用や、図書館への特設コーナー設置など工夫しながら戦後75年の節目に、平和について学ぶ機会を設けている。

 4日午前、袋井市立袋井南中で、日本原水爆被害者団体協議会が編集した小冊子「原爆と人間」を使った道徳の授業が行われた。2年生の31人が冊子を読んで原爆の恐ろしさを学び、グループごとに意見交換。「(原爆は)数年後に影響が出てくることもあることが分かった」「何の罪もないのに孤児になった人たちがいてかわいそう」と印象に残ったページを紹介した。

 市は2015年から中学生を派遣し、各校で報告会を開いてきた。今年は広島訪問を見送った代わりに「原爆と人間」を千部注文し、市内の中学校4校に配った。今後の平和学習でも役立てる。11月下旬には広島市から被爆者を招いた講演会を各校で行う予定。市教育委員会の担当者は「平和の大切さを学んで広げることが重要。現地に行けなくても教材や体験者の話を聞くことで理解を深めてほしい」と強調する。

 06年から派遣事業を続ける長泉町は児童生徒に平和の尊さを考える機会を提供するため、戦争をテーマにした本やポスターを町民図書館で展示している。戦争体験者の経験を基にした絵本や広島への原爆投下後を生き抜いた少年の物語などが並び、夏休み中の学習に役立ててもらう。

 広島市によると、本県からは例年、袋井市や長泉町など7市町の小中学生が平和記念式典に参列してきた。

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清水町でも7月下旬~8月上旬に予定していた広島市への中学生代表派遣事業が中止となった。
派遣された中学生は、毎年、終戦の日の「清水町戦没者を追悼し平和を祈念する式典」で
広島で学んできたことを朗読発表している。


タグ :清水町

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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 09:05 │歴史

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