2017年04月29日

「発達障害者の支援を考える」議員連盟<総会・研修会>

今日は、三島市生涯学習センターで
「発達障害者の支援を考える」議員連盟の総会並びに第9回研修会が開催され出席。
「発達障害者の支援を考える」議員連盟<総会・研修会>
現在、「発達障害の支援を考える」議員連盟には、
県東部の県議会議員18人と市町議会議員を含め合計141人、元議員の賛助会員5人の156人が会員となっている。
(平成28年10月23日現在)

冒頭、県議会議員の宮沢正美会長より経過報告がある。
当会は、平成24年12月に発足以来、5年目を迎え、9回目を数える。

県の施策への要望と
研修や意見交換を重ね市町の施策に反映することを狙いとしている。

そうした中、
県東部への発達障害者支援センターの設置を県へ何回も要望してきた。

2005年に発達障害者支援法ができ、
政令市である静岡市や浜松市では
発達障害者支援センターが設置されている。

県の発達障害者支援センターは、
静岡市に設置されている。

地域的なバランスを考えて、
県東部に県の発達障害者支援センターを設置できないかと
保護者も含め切実なる要望をしてきた。

県もそうした方向では検討してくれてはいるが、
まずは、医師やスタッフの調整ができかねている。

そうした調整ができれば具体的な方向性が見えてくる。


特別支援学校の問題で県東部の知的障害児は、
沼津特別支援学校に通学しているが、
2時間かけて通っている子もいる。

三島田方地区に新設をお願いし、
伊豆長岡駅東側の東部特別支援学校(肢体不自由)の跡地に
新設されることになった。

今後の検討課題として、
定員を100人~200人に考えているが、
定員と学区をどうするか。

隣接する東部特別支援学校と体育館やプールなどの施設の共用ができるかどうかなどがある。

2021年開校予定である。
35億円の予算。
周辺の用地買収も検討している。

吉原林間学園が30年度末までに改築されるが、
精神科の医師が配置され、
外来機能ももたせる。

などの報告がされる。

次に役員の改選の報告がなされ、
新会長 蓮池章平県議(沼津市)
副会長 池谷晴一県議(御殿場市)
副会長 仁科喜世志県議(函南町)
副会長 後藤眞一市議(伊豆の国市)
らが選出される。

次に静岡県健康福祉部障害者支援局障害福祉課長の土屋正純氏から
「平成29年度発達障害児者に対する取り組みについて」と題して説明がある。

発達障害者支援法の改正が平成28年5月に可決され、
基本理念の新設、支援施策の充実、支援体制の強化などが改正のポイントとなっている。

支援のあり方として
静岡県発達障害者支援体制整備検討委員会が
医療、福祉、教育、労働、親の会らの委員で構成され、
今後の施策展開として
・早期発見、早期発達支援体制の整備
・東部地域における医療・相談支援体制の強化
に積極的に取り組むよう提言されている。

現状と課題として
発達障害者支援センターへの

○新規相談件数の増加
 平成20年度 745件→平成28年度 1,431件 (1.9倍)

○東部地域からの相談割合の増加
 平成20年度 32.5%→平成28年度 46.0%(1.4倍)

○成人期からの相談割合の増加
 平成20年度 11.7%→平成28年度 64.1%(5倍)

県内の小児科、精神科を標榜する医療機関(およそ800)を対象に、
発達障害に関する診療状況調査を実施し、
県ホームページ等を通じて広く情報提供を行う。

障害児福祉計画の法定化に伴う基本指針上の対応の中で、
障害児に対する重層的な地域支援体制の構築を目指し、
○平成32年度末までに、児童発達支援センターを各市町村に少なくとも1カ所以上設置すること
○平成32年度末までに、すべての市町村において保育所等訪問支援を利用できる体制を構築すること

などが報告される。

その後、フジ虎ノ門整形外科病院小児難病・リウマチ・センター長、
横浜市立大学名誉教授の横田俊平氏から
「小児難病・発達支援センターについて」~発達障害に対しての取り組み~
と題して研修会が行われる。


タグ :発達障害

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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:27 │障害者・障害児

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