2015年10月08日
<新潟県南魚沼市>老後の生き方「ライフデザインノート」について
今日は、新潟県南魚沼市に来た。

南魚沼市は、人口 59,242人(平成27年3月末現在)
面積 584.55平方kmで、新潟県南部の魚沼盆地に位置する。
関越自動車道や上越新幹線などの高速交通が通り、アクセスが便利なところである。
研修は、ライフデザインノートを考案した南魚沼市社会福祉協議会の本多博樹地域福祉係長が説明してくれた。
ライフデザインノートは、3年前に作成され
平成26年4月にNHK総合テレビ「にっぽん紀行」で取り上げられた。
自分史ノート、エンディングノートであるが、
内容は、話を聴いて、これは自分のためではなく
残される家族のために必要なものであることがよくわかった。
NHKで取り上げられたとき、番組中から社会福祉協議会にノートが欲しいとの連絡があり、電話がパンクしたという。
市役所にも電話があり、あまりの反響に市のHPや社協のHPでダウンロードできるようにした。
昨年度までで全国で2000部送付し、NHKのBSを見たインドネシアのバリ島在住の方にも送ったという。
郵送の場合、送料込みで300円で送っている。
ノートは、
第零章 安心マップ
第1章 自分史
第2章 メッセージ
第3章 医療・介護
第4章 葬儀
第5章 財産
と分かれている。
第零章では、例えば
〇「食事の準備・調理は誰がしていますか?」と書かれてある。
妻が作っているなど現在の状況を記入した後、
その隣に
「介護が必要になったとき、どうしたいと思っているか?」
と将来の具体的な状況をシミュレーションして書く欄がある。
<第1章 自分史>では、
自分の誕生日、住所、本籍地、血液型など基本情報から、
学歴、職歴、資格、免許、結婚、出産、子育て歴、
家族の誕生日と名前の由来、
趣味、特技、人生の恩人、命の恩人、師匠、弟子、
一番楽しかった思い出、一番苦しかった思い出、家系図などを記入する。
家系図は、親などが亡くなって困ったときに
親戚の誰を頼ったらいいかを知らせるためのもので連絡先なども併せて記入しておく。
また、本多係長がポイントとして一押しの質問で
「子孫にあなたが経験し後悔していることを貴重な知恵として残しておきませんか?」という記入欄がある。
親の成功談より、失敗談や失敗した体験を伝えたほうが、
子や孫たちに伝わるものがある。
こうした自分史を書くことは、脳トレにもなる。
<第3章 医療・介護>は、突然の病気や事故の時のために
「介護になった際に、誰に介護してもらいたいか」
「介護してもらいたい希望の場所はあるか」
「費用についてはどうするか」
認知症になった際の任意後見人をどうするかなどを書くようになっている。
本多係長が、このノートを考案したきっかけが、
元気だった祖母が突然倒れて、植物人間の状態になり、
7年間介護をする生活となったことだという。
こうしたノートがあれば、本人に確認できる状態で亡くなった際に
残された妻や息子、孫が参考にし、より迷わないで判断できるようにすることができる。
介護をしてもらいたい人は誰が希望など書いておけば、
子供達の中で兄弟げんかなどになるリスクも減ると思われる。
<第4章 葬儀>は、菩提寺、喪主や施主をお願いしたい人、
葬儀をしたいところ、希望する葬儀の仕方、
棺に入れて欲しいもの、訃報を知らせたい人、
葬儀後に知らせてほしい人、知らせたくない人、
遺品についてなどを記入する。
残された家族は、亡くなった際にできる限りの
お葬式をしてあげようとするものだから、
お金をかけなくてよいということなら、
具体的にどうしてほしいか書いておくほうが良い。
<第5章 財産>は、
近年では、ネットバンキングなどインターネットを使っているケースもあるので
そうしたアドレスなども記入しておくとよい。
ライフデザインノートは、
薄っぺらなコピー用紙のノートであるが、
気軽な気持ちで書いてもらえる利点がある。
数千円もかけてハードカバーのエンディングノートを買ったりすると
なかなか書きづらくなり、ハードルが高くなる。
ノートはあくまでも自分のためではなく、子や孫のためのものである。
NHKの番組で取り上げられて、50代後半~70代前半の方が、一番反応があったという。
南魚沼市では120団体の老人クラブがあり、
そうした団体で説明しながら渡すなどしている。
これまで3000部ほどを老人クラブや高齢者のサロンで配っている。
現在、5版目でいろいろニーズを聴いて手直しして、随時改定している。
これまでの使っていただいた方から役に立ったと御礼のお手紙を頂いたこともある。
南魚沼市は、人口 59,242人(平成27年3月末現在)
面積 584.55平方kmで、新潟県南部の魚沼盆地に位置する。
関越自動車道や上越新幹線などの高速交通が通り、アクセスが便利なところである。
研修は、ライフデザインノートを考案した南魚沼市社会福祉協議会の本多博樹地域福祉係長が説明してくれた。
ライフデザインノートは、3年前に作成され
平成26年4月にNHK総合テレビ「にっぽん紀行」で取り上げられた。
自分史ノート、エンディングノートであるが、
内容は、話を聴いて、これは自分のためではなく
残される家族のために必要なものであることがよくわかった。
NHKで取り上げられたとき、番組中から社会福祉協議会にノートが欲しいとの連絡があり、電話がパンクしたという。
市役所にも電話があり、あまりの反響に市のHPや社協のHPでダウンロードできるようにした。
昨年度までで全国で2000部送付し、NHKのBSを見たインドネシアのバリ島在住の方にも送ったという。
郵送の場合、送料込みで300円で送っている。
ノートは、
第零章 安心マップ
第1章 自分史
第2章 メッセージ
第3章 医療・介護
第4章 葬儀
第5章 財産
と分かれている。
第零章では、例えば
〇「食事の準備・調理は誰がしていますか?」と書かれてある。
妻が作っているなど現在の状況を記入した後、
その隣に
「介護が必要になったとき、どうしたいと思っているか?」
と将来の具体的な状況をシミュレーションして書く欄がある。
<第1章 自分史>では、
自分の誕生日、住所、本籍地、血液型など基本情報から、
学歴、職歴、資格、免許、結婚、出産、子育て歴、
家族の誕生日と名前の由来、
趣味、特技、人生の恩人、命の恩人、師匠、弟子、
一番楽しかった思い出、一番苦しかった思い出、家系図などを記入する。
家系図は、親などが亡くなって困ったときに
親戚の誰を頼ったらいいかを知らせるためのもので連絡先なども併せて記入しておく。
また、本多係長がポイントとして一押しの質問で
「子孫にあなたが経験し後悔していることを貴重な知恵として残しておきませんか?」という記入欄がある。
親の成功談より、失敗談や失敗した体験を伝えたほうが、
子や孫たちに伝わるものがある。
こうした自分史を書くことは、脳トレにもなる。
<第3章 医療・介護>は、突然の病気や事故の時のために
「介護になった際に、誰に介護してもらいたいか」
「介護してもらいたい希望の場所はあるか」
「費用についてはどうするか」
認知症になった際の任意後見人をどうするかなどを書くようになっている。
本多係長が、このノートを考案したきっかけが、
元気だった祖母が突然倒れて、植物人間の状態になり、
7年間介護をする生活となったことだという。
こうしたノートがあれば、本人に確認できる状態で亡くなった際に
残された妻や息子、孫が参考にし、より迷わないで判断できるようにすることができる。
介護をしてもらいたい人は誰が希望など書いておけば、
子供達の中で兄弟げんかなどになるリスクも減ると思われる。
<第4章 葬儀>は、菩提寺、喪主や施主をお願いしたい人、
葬儀をしたいところ、希望する葬儀の仕方、
棺に入れて欲しいもの、訃報を知らせたい人、
葬儀後に知らせてほしい人、知らせたくない人、
遺品についてなどを記入する。
残された家族は、亡くなった際にできる限りの
お葬式をしてあげようとするものだから、
お金をかけなくてよいということなら、
具体的にどうしてほしいか書いておくほうが良い。
<第5章 財産>は、
近年では、ネットバンキングなどインターネットを使っているケースもあるので
そうしたアドレスなども記入しておくとよい。
ライフデザインノートは、
薄っぺらなコピー用紙のノートであるが、
気軽な気持ちで書いてもらえる利点がある。
数千円もかけてハードカバーのエンディングノートを買ったりすると
なかなか書きづらくなり、ハードルが高くなる。
ノートはあくまでも自分のためではなく、子や孫のためのものである。
NHKの番組で取り上げられて、50代後半~70代前半の方が、一番反応があったという。
南魚沼市では120団体の老人クラブがあり、
そうした団体で説明しながら渡すなどしている。
これまで3000部ほどを老人クラブや高齢者のサロンで配っている。
現在、5版目でいろいろニーズを聴いて手直しして、随時改定している。
これまでの使っていただいた方から役に立ったと御礼のお手紙を頂いたこともある。