来年度の法人町民税の見通し

下記、毎日新聞と静岡新聞

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裾野市：０８、０９年度合計予想　法人市民税３０億円減　／静岡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1月22日17時1分配信 毎日新聞
　◇７事業、着工先送りも
　裾野市は２１日、市議会の全員協議会で、不況の影響で０８、０９年度の法人市民税が予想を計３０億円下回る見通しになったことを明らかにした。同市は「温水プール建設事業」など７事業の着工を先送りするか、事業費を減額して対応する予定だ。
　同市によると、トヨタや関東自動車工業など、市内に工場を持つ自動車関連企業が軒並み減益になるため、０８年度の法人市民税は予定していた３０億円より１０億円減る見通しになった。また、０９年度はさらに業績が落ち込むとみて、０８年度の当初見込みより２０億円少ない１０億４０００万円になると予想している。
　同市は税収減に対応するため、道路整備事業などの事業費を減らし、福祉センターの建て替えなどを先送りする。先送りする７事業の０９～１１年度の総事業費は、当初計画の約半分の約２１億円に減らす。同市は「３０億円の減収は前代未聞。業績悪化が続けば、さらに事業の先送りや見直しが必要になる」と頭を抱えている。【山田毅】

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法人市民税が大幅減　景気悪化が県内市町直撃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　01/23 08:33 静岡新聞

　景気後退に伴う企業業績の急激な悪化が、税収減となって県内自治体の財政を直撃している。浜松市や磐田市をはじめ、自動車や関連部品、電機など輸出型の大手製造業の工場が集積する企業城下町では軒並み、法人市民税が大幅な減額となる見込み。公共工事の先送りなど事業計画の縮小を余儀なくされ、新年度の予算編成に向けて危機感が強まっている。

　スズキやヤマハの本社があり、製造業の生産拠点が集まる浜松市は２００９年度の法人市民税が、０８年度当初予算比で９０億円前後の減収になる見通しだ。市税収の１割強を占めてきた法人市民税の半減に、市財政課は「政策の選択と集中で対処したい」と歳出の絞り込みを進める。
　ヤマハ発動機の本社と主要工場がある磐田市も同じく、０９年度の法人市民税が５割弱の減額となる見込み。市企画調整課は「公共施設整備は重点事業と０９年度に完了する事業を除いて縮小・休止し、新規事業は原則として先送りする」と話す。
　地域振興策として企業立地に力を入れ、法人市民税に恵まれてきた他の自治体も事業の抜本的な見直しを迫られている。
　０９年度の法人市民税が２０億円程度落ち込む見通しの裾野市は、福祉センターや温水プールなど４施設の建設を延期し、道路事業を見直す方針。沼津市は「財政調整基金の取り崩しなどで対応する」、富士市は「財政規律を維持しながら地方債など他の財源を活用する」としている。

【主な県内自治体の法人市民税の状況】

（１）09年度の見通し（08年度当初予算比）
（２）08年度当初予算での計上額
（３）市税収に占める法人市民税の割合

　　　　　　　（１）　　（２）　　（３）
○浜松市　5割減　180億1300万円　14％
○磐田市　5割弱減　39億4011万円　14％
○静岡市　3割程度の減　151億4400万円　10％前後
○湖西市　約35％減　13億8321万円　14％
○掛川市　1割以上の減　32億円　15％
○富士市　35億5700万円　38億5526万円　8％前後
○富士宮市　大幅な減額　24億4600万円　12％
○牧之原市　法人税割で36％減　12億5900万円　14％前後
○裾野市　10億4000万円　30億円　24％
○沼津市　1割以上の減　48億円　13.5％

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清水町の本年度当初予算の町税の総額は53億5383万円である。
うち法人町民税が5億0095万円。
町税収に占める法人町民税の割合は9％である。

担当課に確認したところ、来年度の見通しは、
法人町民税が1億円減、その他固定資産税と都市計画税を併せて9千万円減。
許容範囲内で不足分は臨時財政対策債（借金）で賄い、
特に事業の見直し等はしないという。