2014年07月07日

<山口県下関市>「豊田ホタルの里ミュージアム>

豊田ホタルの里ミュージアムは、
下関市と合併した旧豊田町にある。

平成16年6月開館で10年が経った。

施設は、外観が蛍の形になっていて
いかにもホタルの里っぽい。

ここの学芸員の川野さんが説明をしてくれたのだが、
とてもすごい人だった。

この博物館では、
年5回企画展やテーマ展をやっていて
調査、資料収集したものを実物図鑑として展示したり、
展示物をテキストにして観察会など体験学習に利用している。

体験学習は、年70回ほど企画していて
ホタルはもちろん、アリジゴクやカエル、エビとかに、
クモ等の動物に関する観察会、
春、夏、秋の天体に関する観察会、
タンポポやどんぐり、落ち葉などの植物観察会、
岩石、砂金、アンモナイトなど地学に関する観察会などを行っている。

こうした観察会のためのテキストとして、
企画展の資料が使われる。
<山口県下関市>「豊田ホタルの里ミュージアム>
テキストは現在71シリーズある。

このテキストは、来館した方たちに
wifiでお客さんの携帯電話に100円でダウンロードできるような
システムを構築した。

このシステム構築に1年半かかったそうだ。
こうすることにより、必要な分だけ印刷しておけばよく、
資料の在庫を抱える必要もない。

たま、追って訂正や更新、追加することも可能である。

現在、高校生の生物部の部員が3人いて
論文をつくるところまでやっている。
九州大学へ推薦入学できた方もいる。

サポーターという会員が324人102家族登録ている。

観察会は、リピーターも多いが、
そうした方たちを中心にした観察会にすると
他の方たちがなかなか参加できずらくなるので
初めての方たちにも参加しやすい観察会になるように
心掛けている。

開館時は、標本が一つもない状態だったが、
現在は開館100年になる山口県立博物館を抜いて標本数山口県内1位になった。
<山口県下関市>「豊田ホタルの里ミュージアム>
予算がほとんどない中やっているので、
展示に使う箱などスーパーに落ちていたサンマの入っていた箱をもらってきて
それに自分でDIYで博物館づくりをしている。

これらを学芸員の川野さんがひとりでやってきた。
博物館の正規職員は川野さんだけで
他の館長や管理業務職員が非常勤で5人いる。

豊田は、ホタルが滝のように現れるが
餌となるカワニナは少し濁った水の方がいるそうだ。

農家の方たちは特に気を使うこともなく
農薬を使っているという。
<山口県下関市>「豊田ホタルの里ミュージアム>
写真は豊田のホタル


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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 18:07 │視察・研修生涯学習

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