2012年08月17日

<狩野川>カミツキガメ定着

下記、14日の朝日新聞

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狩野川にカミツキガメ定着
2012年08月14日 朝日新聞

 県東部を流れる国の1級河川の狩野川に、特定外来生物に指定されているカミツキガメが定着していることが分かった。カミツキガメの定着が確認されたのは、県内の河川では初めて。国土交通省沼津河川国道事務所は看板を立てるなどして注意を喚起し、研究者らは分布の正確な把握や捕獲への協力を呼びかけている。

 調査は静岡大学農学部の加藤英明・学術研究員(32)らが約2年間かけて行い、論文で発表した。

 沼津市、三島市、清水町の狩野川下流部の本支流に罠(わな)を仕掛けたところ、雄5匹、雌1匹、不明1匹の計7匹を捕獲。子どもの個体も含まれていたほか、雌には産卵の跡が確認できた。最大のものは、甲羅の長さ約33センチ、体重8キロほどあったという。加藤研究員は「これだけの数が捕れ、産卵もしているということは下流部を中心に広く定着しているとみられる。推計だが、数百匹はいる可能性がある」という。

 カミツキガメはカナダ南部から北米が原産地。日本には1970年代、ペットとして入って来たが、外来生物法が施行された2005年以降、輸入や販売などは原則禁止されている。

 50年ほど生き、大きなものは甲羅の長さが50センチ以上になるため、飼いきれなくなって川や池に放したものが増えたとみられている。国内では印旛沼(千葉県)や不忍池(東京都)などで定着が確認されている。

 雑食性で水草や魚、カニなど何でも食べるため生態系を乱す恐れがある上、夏季には川に入った人や動物に危害を加える可能性もある。国交省では7月、沼津市や清水町などの狩野川下流部8カ所に「カミツキガメにご注意ください」と呼びかけ、対処法などを記した看板を設置した。

 研究者や行政機関は拡大を防ぐため、罠を仕掛けるなどして駆除作戦に乗り出しており、目撃情報があったら近くの行政機関や警察などに知らせてほしいと呼びかけている。

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清水町の狩野川や黄瀬川にも生息しているようだが、
現在、町には、カミツキガメによる被害報告等の通報はない。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 15:56 │環境問題

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