2024年01月24日

<駿東郡町議会議長会全議員研修会>「発達障害は生涯発達!捉え方ですべては変わる」

昨日は、清水町役場で駿東郡町議会議長会全議員研修会が行われる。

研修会に先立ち、
永年勤続功労表彰式(勤続年数10年)が行われ、
長泉町の大沼正明議員が表彰された。

研修会は、
落語家の柳家花緑氏から
「発達障害は生涯発達!捉え方ですべては変わる」
と題して行われた。

花緑さんは、1971年生まれ。
中学卒業後、祖父である五代目柳家小さんに入門。
1994年3月戦後最年少の22歳に真打昇進、花緑と改名。

5年前から富士山を見たいとのことで御殿場市に居を構え、
東京と2拠点生活をしている。

2017年に自身が発達障害の一つ識字障害(ディスレクシア)という学習障害(LD)であることを公表している。
漢字を覚えるのが苦手で、5年生との時、先生に怒られながら1~2年生の漢字のドリルをやっていた。
主要5教科の成績は、1ばっかだったが、図工や音楽は得意で5だった。

また、ADHD(注意欠如・多動性障害)の特性もあり、
多動することはないが、話し出すと止まらない。
それは、落語という仕事には向いているのでよかった。

わすれっぽくて、他に集中してしまうので、とにかくタブレットや紙にメモをするようにしているが、
気が休まらない。

町田で仕事があったので、行ってみたらもらった地図と違いに気づいて、
よく見たら地名が田町であったことに気づくなどの失敗をしている。

花緑さんは、自身が発達障害であることを遺伝的な要因があるのではと思っており、
普通は、30分の落語を半年かけて覚えるところを、
自身は、3日で覚え、祖父の柳家小さんは、
前座時代、午前中に師匠から稽古をつけてもらった演目をその夜の高座で披露し、
しかも出演者の中で一番うまかったと名人に評価していただいた。

記憶力が尋常ではなく、サヴァン症候群ではなかったと思っている。
子供の頃は、祖父も授業で全然先生の話を聴かずに、
しゃべっていたり暴れていたりして、どんなに注意しても聞かなかった。

クラスの先生は、隣のクラスに押し付けて、
その先生も隣のクラスに押し付けて、
最終的に角まで行っていくところがなくなってしまった。

最後の先生が女性の先生で個別指導で
祖父に「何が好きなの」ときいて「話すのが好き」だと言うので、
「話す時間をあげるから、先生の話も聴いてね」と言って、
水曜日の5時間目に祖父のお話の時間ができた。

落語に出会う前なので昔話やおとぎ話をもとにお話を作って
友達の前で披露したら人気者になった。


花緑さんは、
小林正観氏の影響で「そうじ」「笑い」「感謝」を大切にしている。

「そうじ」は、きれいにすることで自分の家も神社やお寺のようにパワースポットになる。
「笑い」は、免疫力などが高まり健康になる。
「感謝」は、相手に対して「がんばれ」というのではなく、感謝することで縁が深まる。感謝の筋トレ。

この3つは、自分でできることで無料でできる。
障害に関係なく、やれる範囲でできることで自己実現につながる。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 19:27 │視察・研修

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