2019年11月06日
<岡山県総社市>「ひきこもり支援事業」 ~総社市における引きこもり支援の取組について~
今日は、政務活動の視察研修で岡山県総社市に来た。
総社市は、岡山県の南西部に位置し、東部は岡山市、南部は倉敷市の2大都市に隣接している。
人口は69,266人(令和元年10月末日現在)、総面積は211.90平方kmで、
地域の中央を北から南に岡山県の三大河川のひとつ高梁川が貫流している。

視察のテーマは、
「ひきこもり支援事業」 ~総社市における引きこもり支援の取組について~
ということで、早くからひきこもり支援事業に行っている総社市の取組について研修を受ける。
ひきこもり支援事業開始の契機
総社市社会福祉協議会において設置されている
・障がい者者基幹相談支援センター(H21年度~)
・障がい者千人雇用センター(H24年度~)
・権利擁護センター(H25年度~)
・生活困窮支援センター(H26年度~)
において相談支援事業を進める中で、「ひきこもり」状態と思われる方々がいることが判明。
↓
「ひきこもり」の実態把握、専門的な支援機関等の必要性を課題ととらえる
総社市におけるひきこもり支援事業の位置づけ
「ひきこもり支援」を福祉王国プログラムメニューとして策定
総社市では、「市民に限りなく優しく、住民福祉と直結した事業」として、「子育て王国そうじゃ」を掲げた子育て施策の推進、予約型タクシー「雪舟くん」の運行、「障がい者千五百人雇用」などを進めてまいりました。
本市では、第2次総合計画の将来都市像を「岡山・倉敷に並ぶ新都心総社~全国屈指の福祉文化先駆都市~」と定め、その実現に向けた施策を行うため、福祉や教育関係者の有識者に参画して頂き、市長をはじめとする幹部職員を構成員とした「全国屈指福祉会議」を平成27年に設置いたしました。
この会議では、速やかに事業に取り組むべき具体的なメニューをまとめたプログラムを「福祉王国プログラム」と称し、毎年、きょうぎけんとうをしていますが、平成29年度からはひきこもり支援についてもこのプログラムのメニューとして掲げております。
福祉王国プログラム2019を策定
住民一人一人に寄り添った支援を実現するため、各k部会で目標を設定し、実現する。
〇子供虐待ゼロ部会
「地域と連携した子ども虐待ゼロのまち」の実現を目指す。
〇障がい者支援部会
障がい者大綱を策定し「障がい者1,500人雇用」を推進する。
〇ひきこもり支援部会
「ひきこもりからの社会参加100人」の達成を目指す。
〇発達障がい児支援部会
発達障がい児への切れ目のない支援に向けて「中学卒業後のアクセス100%」を達成する。
〇待機児童ゼロ部会
「年間を通じての待機児童ゼロ」の達成を目指す。
〇高齢者支援部会
制度の狭間にある高齢者の「そうじゃ台帳」を作成し「見守り100%孤独ゼロ」を達成する。
〇医療体制整備部会
歩くことで健康づくりを推進し「医療費抑制1億円」を目指す。
(つづく)
<実施時期>
平成27.8.27 ひきこもり支援等検討委員会を設置
社会福祉協議会の事業として実施(市職員も参加)
構成委員:市民生委員協議会、市福祉委員協議会、市地域自立 支援協議会、生活困窮支援センター協議会、若者サポートステーション、市保健福祉部、市教育委員会、市社会福祉協議会、備中保健所、ハローワーク、学識経験者
【総社市におけるひきこもりの定義を決定】
「中学卒業後であって、
おおむね6か月間以上社会から孤立している状態」
→中学校から夏くらいから3年生の連絡、相談がある。
平成28年1月~9月 市内17地区で懇談会及び実態把握
民生委員、福祉委員より情報収集
→「ひきこもりは少なくとも207人いる」という結果
「ひきこもり」は地域社会の課題→平成29年度から市の事業として実施
平成29年4.11 ひきこもり支援センター「わんたっち」開設
社会福祉協議会に設置
平成30年2月 常設居場所「ほっとタッチ」開設
市内(市役所そば)に一軒家を借り上げ
平日15時~17時 サポーター1名で対応
(令和元年5月から2名で対応)
1日4~5人来所
平成30年8月 ひきこもり家族会「ほっとタッチの会」設立
毎月第木曜日14時~16時(平成31年4月から13時~15時)
<実施形態(直営・委託)の検討>
〇専門的な支援の実施
〇相談者とのつながりと信頼関係の構築
〇社協に委託している他のセンターとの連携
〇機動力
以上のメリットから社会駆使競技会への委託と結論
支援センター相談員:精神保健福祉士1名、社会福祉士1名の計2名
<事業費>(平成29年度からは市の委託料(すべて単市))
平成27年度:3,000,000円
(岡山県社会福祉協議会助成事業、市町村社協活動活性化支援事業)
平成28年度:3,000,000円 同
平成29年度:12,000,000円
(人件費等10,574千円、サポーター養成200千円、居場所の設置等1,226千円)
平成30年度:17,499,000円(居場所経費や講師謝礼等が主な増)
平成31年度:17,543,000円(当初予算)
総社市は、岡山県の南西部に位置し、東部は岡山市、南部は倉敷市の2大都市に隣接している。
人口は69,266人(令和元年10月末日現在)、総面積は211.90平方kmで、
地域の中央を北から南に岡山県の三大河川のひとつ高梁川が貫流している。
視察のテーマは、
「ひきこもり支援事業」 ~総社市における引きこもり支援の取組について~
ということで、早くからひきこもり支援事業に行っている総社市の取組について研修を受ける。
ひきこもり支援事業開始の契機
総社市社会福祉協議会において設置されている
・障がい者者基幹相談支援センター(H21年度~)
・障がい者千人雇用センター(H24年度~)
・権利擁護センター(H25年度~)
・生活困窮支援センター(H26年度~)
において相談支援事業を進める中で、「ひきこもり」状態と思われる方々がいることが判明。
↓
「ひきこもり」の実態把握、専門的な支援機関等の必要性を課題ととらえる
総社市におけるひきこもり支援事業の位置づけ
「ひきこもり支援」を福祉王国プログラムメニューとして策定
総社市では、「市民に限りなく優しく、住民福祉と直結した事業」として、「子育て王国そうじゃ」を掲げた子育て施策の推進、予約型タクシー「雪舟くん」の運行、「障がい者千五百人雇用」などを進めてまいりました。
本市では、第2次総合計画の将来都市像を「岡山・倉敷に並ぶ新都心総社~全国屈指の福祉文化先駆都市~」と定め、その実現に向けた施策を行うため、福祉や教育関係者の有識者に参画して頂き、市長をはじめとする幹部職員を構成員とした「全国屈指福祉会議」を平成27年に設置いたしました。
この会議では、速やかに事業に取り組むべき具体的なメニューをまとめたプログラムを「福祉王国プログラム」と称し、毎年、きょうぎけんとうをしていますが、平成29年度からはひきこもり支援についてもこのプログラムのメニューとして掲げております。
福祉王国プログラム2019を策定
住民一人一人に寄り添った支援を実現するため、各k部会で目標を設定し、実現する。
〇子供虐待ゼロ部会
「地域と連携した子ども虐待ゼロのまち」の実現を目指す。
〇障がい者支援部会
障がい者大綱を策定し「障がい者1,500人雇用」を推進する。
〇ひきこもり支援部会
「ひきこもりからの社会参加100人」の達成を目指す。
〇発達障がい児支援部会
発達障がい児への切れ目のない支援に向けて「中学卒業後のアクセス100%」を達成する。
〇待機児童ゼロ部会
「年間を通じての待機児童ゼロ」の達成を目指す。
〇高齢者支援部会
制度の狭間にある高齢者の「そうじゃ台帳」を作成し「見守り100%孤独ゼロ」を達成する。
〇医療体制整備部会
歩くことで健康づくりを推進し「医療費抑制1億円」を目指す。
(つづく)
<実施時期>
平成27.8.27 ひきこもり支援等検討委員会を設置
社会福祉協議会の事業として実施(市職員も参加)
構成委員:市民生委員協議会、市福祉委員協議会、市地域自立 支援協議会、生活困窮支援センター協議会、若者サポートステーション、市保健福祉部、市教育委員会、市社会福祉協議会、備中保健所、ハローワーク、学識経験者
【総社市におけるひきこもりの定義を決定】
「中学卒業後であって、
おおむね6か月間以上社会から孤立している状態」
→中学校から夏くらいから3年生の連絡、相談がある。
平成28年1月~9月 市内17地区で懇談会及び実態把握
民生委員、福祉委員より情報収集
→「ひきこもりは少なくとも207人いる」という結果
「ひきこもり」は地域社会の課題→平成29年度から市の事業として実施
平成29年4.11 ひきこもり支援センター「わんたっち」開設
社会福祉協議会に設置
平成30年2月 常設居場所「ほっとタッチ」開設
市内(市役所そば)に一軒家を借り上げ
平日15時~17時 サポーター1名で対応
(令和元年5月から2名で対応)
1日4~5人来所
平成30年8月 ひきこもり家族会「ほっとタッチの会」設立
毎月第木曜日14時~16時(平成31年4月から13時~15時)
<実施形態(直営・委託)の検討>
〇専門的な支援の実施
〇相談者とのつながりと信頼関係の構築
〇社協に委託している他のセンターとの連携
〇機動力
以上のメリットから社会駆使競技会への委託と結論
支援センター相談員:精神保健福祉士1名、社会福祉士1名の計2名
<事業費>(平成29年度からは市の委託料(すべて単市))
平成27年度:3,000,000円
(岡山県社会福祉協議会助成事業、市町村社協活動活性化支援事業)
平成28年度:3,000,000円 同
平成29年度:12,000,000円
(人件費等10,574千円、サポーター養成200千円、居場所の設置等1,226千円)
平成30年度:17,499,000円(居場所経費や講師謝礼等が主な増)
平成31年度:17,543,000円(当初予算)
Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 21:58
│視察・研修│生活保護・生活困窮者