2018年02月28日
平成29年度第2回清水町青少年問題協議会
昨日は、町地域交流センターで
平成29年度第2回清水町青少年問題協議会があり、
町議会民生文教委員長として出席。
青少年問題協議会は、
町長、教育長、
町PTA連絡協議会代表、
主任児童委員代表
青少年健全育成会長
少年警察連絡協議会
町校長会代表
教育委員会
社会教育委員長
保護司会代表
沼津商業高等学校長
民生文教委員長、
区長会、
清水町交番長
以上の方々、団体代表ら14人で構成されている。
議事は、
〇平成29年度青少年対策事業報告
〇第3回町民あいさつ運動週間及び春季街頭補導計画について
〇意見交換(最近の青少年の現状について)
の3点で最近の青少年の現状については、
「ネットトラブルの現状」と題して
特定非営利活動法人静岡パソコンサポートアクティビティ代表の板垣徹氏からの報告がある。
コミュニティサイトによる児童売春や児童ポルノの増加について
被害児童が被害者と会った理由では、「金品目的」や「性的関係目的」といった援助交際に関連する理由が4割強で
フィルタリングの利用の有無が判明した被害児童のうち、約9割がフィルタリングを利用していなかった。
児童被害のが多いサイトとしては、全被害児童のうち、4人に一人がツイッターにおける被害で増加傾向にある。
静岡県警では、サイバー補導もしており、
性的搾取(児童買春、児童ポルノ、JKビジネスなど)により高校生・大学生が補導されている。
いずれも派手な子供はいない。
法律違反であることを知らずに、自分は被害にあわないと考えている。
7月8月9月が通年のほどんどを占める。
Wi-Fi接続でフィルタリングをすり抜け、
隠語を使ってフィルタリングに引っかからないようにしたり、
保護者が子供に頼まれてフィルタリングを解除してしまう傾向がある。
といった報告がされ、その後、意見交換となる。
私も発言を求められ意見を述べた。
スマホによるトラブルも
現実の世界の児童生徒の登下校時の不審者からの声掛け事案等も基本的には同じ問題であると考える。
見知らぬ人からの甘い言葉の勧誘に乗ってしまうと取り返しのつかないトラブルに巻き込まれる恐れがある。
要は、スマホでも現実の世界でも同じで、
そうした不特定多数の見知らぬ人に対して
自分を守るために危機管理能力をいかに高めていくかとういことだ。
大人の世界では、他人とそうしたトラブルを防ぐために
契約書を交わしたりする。
下記、父親が小学生の息子に「スマートフォン貸与契約書」を作成した2月8日のBuzzFeed Japanの記事。
親子にそんなものは必要ないとも言えるかもしれないが、
うちの子に限ってというのも現実としてある。
こうした経験を子供のうちからすることは、
危機管理能力を高めることにつながると思われ、
そうした意識が見知らぬ人との接し方の心構えにもつながると思われる。
年齢や子供にもよると思うが、
子どもを子ども扱いすることなく接していくことも
危機管理能力を高める重要な要素だと思う。
************
父から息子へ贈る「スマートフォン貸与契約書」に絶賛の嵐
2/8(木) 15:32配信 BuzzFeed Japan
中学受験を頑張った息子に贈る、父からの「スマートフォン貸与契約書」が本気すぎると話題になっている。作成したのは、LinkedInの日本代表を務める村上臣さん。先日までYahoo! Japanの執行役員としてスマホ事業を牽引してきた専門家だ。一体どんなことが書かれているのか? 村上さんが語ってくれたことを、父親目線で紹介する。【BuzzFeed Japan / 嘉島唯】
受験勉強を頑張って、知識が猛烈に増えた息子よ。きみはもう大人だ。
息子は、小学四年生くらいのときから、「スマホが欲しい」「同級生は持ってるから」とねだっていた。だから、Wi-Fi環境で使えるタブレット(Nexus 9)を渡した。もちろん、機能制限はつけた。
友だちとの連絡はもちろん、グループLINEを使う。家の真ん中には共用のPCがあるし、YouTubeはもはやテレビがわりだ。インターネットは生活の一部だ。
基本は、家族との連絡用としてのみ利用するものとする
すでに友人とのLINEを楽しんでいる息子だが、「お父さんやお母さんをないがしろにするな」という意味をこめた。
進学で世界が広がる。中学生なら反抗期だってある。その時に、親を無視してもらっちゃ困るわけだ。もちろん、そんな時期があるのは理解している。
だから、「基本は」家族の連絡用とした。
インターネットはいい人ばかりじゃない
丁度、最近「フェイクニュース」が注目を集めた。ニュースで耳にする、新しい単語について息子は父に質問した。
インターネットはすごく便利だけれど、そこにいる全員がいい人とは限らない。フェイクニュースのように真実じゃない情報が流布することもある。
どこにでもある話だけれど、陽のあたる場所があれば、闇もある。そこのことも、話したから、理解してくれるだろう。
だから、今のところは、LINE以外のSNSは「なし」だ。
アプリは基本的に、契約主の承諾が必要
iPhone 8を手に入れた息子がさっそくインストールしたのは、LINEとLINE MUSIC、LINEマンガ、少年ジャンプ+、ヤフーニュースのアプリとYouTube。あとは、タブレットの時から使っているゲームだ。
「ヤフーニュースのアプリは、昔、お父さんの会社が作っていたんだ」。こんな話もできるから。
ファミリー共有グループを作っているので、子どもがアプリをインストールしようとすると、親に申請通知が行く。これが承諾されると、新しいアプリを楽しめるようになる。
もし、申請拒否に納得が行かない場合は、適宜、相談しよう。スマホを通して親子間で会話が生まれる。それはそれで素敵なことだ。
運用上、問題が生じてくれば契約を見直そう
最初の契約だ。だから、かなり厳しいものにしてある。ただ、企業でも契約の見直しはよくある話。
運用上、問題が出てきたら適宜、相談・報告・交渉する権利は息子にはある。父を説得できる理由を用意するのは、いい勉強になるだろう。それに、他人と折衝するコミュニケーションスキルというのは、将来に役立つ。
契約内容の見直しをする時は、定期監査をしようと思っている。父が「スマホを見せて」と言った時に、「見せられない」というのは「なし」だ。なぜならそれは契約違反にあたるから。
ちなみに、エロに関してはこっそり教えて欲しい。プライバシーは最大限尊重するというのは、それも含まれる。
なぜ、こんなにガチな契約を結ぶかって? 息子が大人だからだ
中学受験という大きなプロジェクトを終えた。その結果を、1人の大人として評価したい。親としてというよりも、フラットな大人として。
アプリを入れたいという交渉は、家族の会話になる。契約主を説得するには、論理的な思考も必要だ。もし、契約の「抜け穴」を見つけるのであれば、それはそれで良い教育になる。
上から偉そうに言われると、反抗したい気持ちが生まれることは、よく知っている。だから今回は契約というフェアな形をとった。「甲」と「乙」というフラットな立場にしたのも、このためだ。
スマホを手に入れるということは、自由を手にするということ。そのとき、12歳の息子は、どうやって可能性を掴み取っていくのだろうか?
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村上さんの「スマートフォン貸与契約書」は、下記で無料でダウンロードできる。
誓約書兼スマートフォン貸与契約書(https://drive.google.com/file/d/1p6-GrAY4VJC2Nr86DbA1tU_jgAwWRzO0/view)
Shin Murakami / この 文書 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されている。
スマートフォン貸与契約書ができた背景は、村上さんがCSO(最高戦略責任者)を務める株式会社フィラメントの記事(http://thefilament.jp/dialog/1557/)でも詳しく語られている。
平成29年度第2回清水町青少年問題協議会があり、
町議会民生文教委員長として出席。
青少年問題協議会は、
町長、教育長、
町PTA連絡協議会代表、
主任児童委員代表
青少年健全育成会長
少年警察連絡協議会
町校長会代表
教育委員会
社会教育委員長
保護司会代表
沼津商業高等学校長
民生文教委員長、
区長会、
清水町交番長
以上の方々、団体代表ら14人で構成されている。
議事は、
〇平成29年度青少年対策事業報告
〇第3回町民あいさつ運動週間及び春季街頭補導計画について
〇意見交換(最近の青少年の現状について)
の3点で最近の青少年の現状については、
「ネットトラブルの現状」と題して
特定非営利活動法人静岡パソコンサポートアクティビティ代表の板垣徹氏からの報告がある。
コミュニティサイトによる児童売春や児童ポルノの増加について
被害児童が被害者と会った理由では、「金品目的」や「性的関係目的」といった援助交際に関連する理由が4割強で
フィルタリングの利用の有無が判明した被害児童のうち、約9割がフィルタリングを利用していなかった。
児童被害のが多いサイトとしては、全被害児童のうち、4人に一人がツイッターにおける被害で増加傾向にある。
静岡県警では、サイバー補導もしており、
性的搾取(児童買春、児童ポルノ、JKビジネスなど)により高校生・大学生が補導されている。
いずれも派手な子供はいない。
法律違反であることを知らずに、自分は被害にあわないと考えている。
7月8月9月が通年のほどんどを占める。
Wi-Fi接続でフィルタリングをすり抜け、
隠語を使ってフィルタリングに引っかからないようにしたり、
保護者が子供に頼まれてフィルタリングを解除してしまう傾向がある。
といった報告がされ、その後、意見交換となる。
私も発言を求められ意見を述べた。
スマホによるトラブルも
現実の世界の児童生徒の登下校時の不審者からの声掛け事案等も基本的には同じ問題であると考える。
見知らぬ人からの甘い言葉の勧誘に乗ってしまうと取り返しのつかないトラブルに巻き込まれる恐れがある。
要は、スマホでも現実の世界でも同じで、
そうした不特定多数の見知らぬ人に対して
自分を守るために危機管理能力をいかに高めていくかとういことだ。
大人の世界では、他人とそうしたトラブルを防ぐために
契約書を交わしたりする。
下記、父親が小学生の息子に「スマートフォン貸与契約書」を作成した2月8日のBuzzFeed Japanの記事。
親子にそんなものは必要ないとも言えるかもしれないが、
うちの子に限ってというのも現実としてある。
こうした経験を子供のうちからすることは、
危機管理能力を高めることにつながると思われ、
そうした意識が見知らぬ人との接し方の心構えにもつながると思われる。
年齢や子供にもよると思うが、
子どもを子ども扱いすることなく接していくことも
危機管理能力を高める重要な要素だと思う。
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父から息子へ贈る「スマートフォン貸与契約書」に絶賛の嵐
2/8(木) 15:32配信 BuzzFeed Japan
中学受験を頑張った息子に贈る、父からの「スマートフォン貸与契約書」が本気すぎると話題になっている。作成したのは、LinkedInの日本代表を務める村上臣さん。先日までYahoo! Japanの執行役員としてスマホ事業を牽引してきた専門家だ。一体どんなことが書かれているのか? 村上さんが語ってくれたことを、父親目線で紹介する。【BuzzFeed Japan / 嘉島唯】
受験勉強を頑張って、知識が猛烈に増えた息子よ。きみはもう大人だ。
息子は、小学四年生くらいのときから、「スマホが欲しい」「同級生は持ってるから」とねだっていた。だから、Wi-Fi環境で使えるタブレット(Nexus 9)を渡した。もちろん、機能制限はつけた。
友だちとの連絡はもちろん、グループLINEを使う。家の真ん中には共用のPCがあるし、YouTubeはもはやテレビがわりだ。インターネットは生活の一部だ。
基本は、家族との連絡用としてのみ利用するものとする
すでに友人とのLINEを楽しんでいる息子だが、「お父さんやお母さんをないがしろにするな」という意味をこめた。
進学で世界が広がる。中学生なら反抗期だってある。その時に、親を無視してもらっちゃ困るわけだ。もちろん、そんな時期があるのは理解している。
だから、「基本は」家族の連絡用とした。
インターネットはいい人ばかりじゃない
丁度、最近「フェイクニュース」が注目を集めた。ニュースで耳にする、新しい単語について息子は父に質問した。
インターネットはすごく便利だけれど、そこにいる全員がいい人とは限らない。フェイクニュースのように真実じゃない情報が流布することもある。
どこにでもある話だけれど、陽のあたる場所があれば、闇もある。そこのことも、話したから、理解してくれるだろう。
だから、今のところは、LINE以外のSNSは「なし」だ。
アプリは基本的に、契約主の承諾が必要
iPhone 8を手に入れた息子がさっそくインストールしたのは、LINEとLINE MUSIC、LINEマンガ、少年ジャンプ+、ヤフーニュースのアプリとYouTube。あとは、タブレットの時から使っているゲームだ。
「ヤフーニュースのアプリは、昔、お父さんの会社が作っていたんだ」。こんな話もできるから。
ファミリー共有グループを作っているので、子どもがアプリをインストールしようとすると、親に申請通知が行く。これが承諾されると、新しいアプリを楽しめるようになる。
もし、申請拒否に納得が行かない場合は、適宜、相談しよう。スマホを通して親子間で会話が生まれる。それはそれで素敵なことだ。
運用上、問題が生じてくれば契約を見直そう
最初の契約だ。だから、かなり厳しいものにしてある。ただ、企業でも契約の見直しはよくある話。
運用上、問題が出てきたら適宜、相談・報告・交渉する権利は息子にはある。父を説得できる理由を用意するのは、いい勉強になるだろう。それに、他人と折衝するコミュニケーションスキルというのは、将来に役立つ。
契約内容の見直しをする時は、定期監査をしようと思っている。父が「スマホを見せて」と言った時に、「見せられない」というのは「なし」だ。なぜならそれは契約違反にあたるから。
ちなみに、エロに関してはこっそり教えて欲しい。プライバシーは最大限尊重するというのは、それも含まれる。
なぜ、こんなにガチな契約を結ぶかって? 息子が大人だからだ
中学受験という大きなプロジェクトを終えた。その結果を、1人の大人として評価したい。親としてというよりも、フラットな大人として。
アプリを入れたいという交渉は、家族の会話になる。契約主を説得するには、論理的な思考も必要だ。もし、契約の「抜け穴」を見つけるのであれば、それはそれで良い教育になる。
上から偉そうに言われると、反抗したい気持ちが生まれることは、よく知っている。だから今回は契約というフェアな形をとった。「甲」と「乙」というフラットな立場にしたのも、このためだ。
スマホを手に入れるということは、自由を手にするということ。そのとき、12歳の息子は、どうやって可能性を掴み取っていくのだろうか?
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村上さんの「スマートフォン貸与契約書」は、下記で無料でダウンロードできる。
誓約書兼スマートフォン貸与契約書(https://drive.google.com/file/d/1p6-GrAY4VJC2Nr86DbA1tU_jgAwWRzO0/view)
Shin Murakami / この 文書 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されている。
スマートフォン貸与契約書ができた背景は、村上さんがCSO(最高戦略責任者)を務める株式会社フィラメントの記事(http://thefilament.jp/dialog/1557/)でも詳しく語られている。
Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 11:12
│青少年健全育成