2017年02月08日

<福井県越前町>「ホッケー競技によるまちづくり」視察研修

今日は、昨日の福井市に続き、
政務活動の視察研修で福井県越前町に来た。

視察のテーマは、「ホッケー競技によるまちづくり」である。
<福井県越前町>「ホッケー競技によるまちづくり」視察研修
越前町は、ホッケーが盛んな町で
町内に町立のホッケー場が2面、
県立のホッケー場が1面有り、
多くの全国大会、日本代表の強化合宿などが開催され、
子供から大人まで全国大会でトップクラスの成績をおさめている。

私は、議員になって間もない13年前の平成16年2月にも越前町に視察研修に来た。

そのときの視察は、合併がテーマであった。

越前町は、丹生郡という同じ郡の旧越前町、朝日町、織田町、宮崎村の
4つの町村と17年の2月1日に新越前町として誕生した。

13年前は、日本海側に面した旧越前町を訪問し、
今回は、新越前町の役場庁舎のある旧朝日町の生涯学習センターで研修を受け、
その後、ホッケー場の視察を行った。

越前町は、現在、平成27年10月の国勢調査の人口で21,538人。
合併直後の平成17年の国勢調査の人口で23,995人。

越前町がホッケーが盛んになったのは、
合併前の旧朝日町が昭和43年の福井国体でホッケー競技の開催地になったことがきっかけである。

昭和40年から準備に入り、スポーツ少年団、中学校、地元高校で練習を開始し、
少年・成年の部に出場すべくチームを結成し出場となった。

国体では、丹生高校男子チームや成年女子チームが優勝するなど、
地元は大いにわき、後にママさんチームなども結成される。

平成30年には再び福井県で国体が開催され、
再び越前町では成年男女と少年男女のホッケー競技が行われる。

平成27年度のホッケー場を使った全国大会等の使用実績は、
○第8回福井チャレンジカップ中学生大会
○高円宮牌2015ホッケー日本リーグ
○第16回全日本中学生都道府県対抗11人制ホッケー選手権大会
○関西社会人ホッケーリーグ
などがある。

全日本中学生都道府県対抗11人制ホッケー選手権大会は、
毎年、越前町で開催されているが、
全国から700人の選手が集まり、
それ以外に指導者や保護者、応援の方々などが来町し、
町内の宿泊施設に泊まるなどし、
1500万円くらいの経済効果がある。

平成28年度の全国大会等の入賞結果は、
○第38回全国スポーツ少年団ホッケー交流大会 Echizen HOMESスポーツ少年団(女子) 優勝
○JOCジュニアオリンピックカップ第46回全日本中学生ホッケー選手権大会 朝日中学校女子ホッケー部 優勝
○平成28年度全国高等学校総合体育大会ホッケー競技大会(インターハイ)
 丹生高等学校女子ホッケー部 優勝  男子ホッケー部3位
○第58回全日本社会人ホッケー選手権大会(男子) 福井クラブ 準優勝

旧朝日町には、小学校が3校有り、
それぞれにホッケーのスポーツ少年団がある。

合併後にもう一つ増え、
4つのホッケーのスポーツ少年団がお互い切磋琢磨して競技力向上につながっている。
学校の先生が指導者になっている。
スポーツ少年団は、町内に26団体あるが、ホッケーのスポーツ少年団が一番盛んだという。

ホッケーは、マイナー競技で県外への大会など遠征も多いが、
そうした遠征には、町が1/2の負担をしている。

また、他の競技では、全国大会に出場した場合には、
全額町が負担している。

ホッケー場は、旧朝日町の越前町朝日総合運動場にある。

平成13年に人工芝の福井県立ホッケー場が完成し、
平成18年10月に県立ホッケー場の隣に11人制コート2面の越前町人工芝ホッケー場が整備された。
3面のコートがある施設は全国唯一。

また国際試合に対応できるように
平成22年度に管理棟、23年度にスタンド棟(750人収容立ち見を入れると1,000人収容)が完成。
<福井県越前町>「ホッケー競技によるまちづくり」視察研修
現在、28年度と29年度にかけて平成30年の国体にあわせ、
1面の人工芝の張り替え工事を行っている。
工事費は、1億7,000万円で国体の準備ということで半分が国の補助。

○福井県立ホッケー場
 竣工 平成13年5月 ウォーターベース 面積6,927平方m(103.4×67m)
 ※平成24年にロンドンオリンピック仕様の人工芝を布設

○朝日総合運動場管理棟
 竣工 平成13年4月(県立ホッケー場横)
 管理棟(ミーティングルーム、更衣室、シャワー室、会議室、教護室、2階スタンド320人収容)
 面積 788平方m 建設費128,476千円

○越前町人工芝ホッケー場
 竣工 平成18年10月 11人制コート2面 ウォーターベース
 面積13,007平方m(124×104.8m)
 建設費 603,225千円 ※合併特例債活用

○越前町人工芝ホッケー場管理棟
 竣工 平成22年6月
 管理棟(事務室、会議室、更衣室・シャワー設備、室内トレーニングルーム・人工芝布設、電光掲示板)
 面積 674平方m  建設費 230,864千円

○越前町人工芝ホッケー場スタンド棟
 竣工 平成23年7月
 スタンド棟(約750人収容 立見含め1,000人収容)
 建設費 210,085千円

平成27年度のホッケー場利用実績は、
町立 26,806人
県立 11,580人
合計 38,386人

平成26年度が合計39,391人、
平成25年度が合計35,306人

(つづく)




同じカテゴリー(視察・研修)の記事画像
<奈良県田原本町>たわらもとヘルスケアプロジェクトについて
静岡県市町議会議員研修会
<北海道安平町>子どもにやさしいまちづくり事業について
<北海道東川町>学校教育と国際交流について
<茨城県利根町>「会派代表質問について」「議会のデジタル化の推進について」
<議会運営委員会視察研修> サイドブックスクラウド本棚~東京インタープレイ株式会社
同じカテゴリー(視察・研修)の記事
 <奈良県田原本町>たわらもとヘルスケアプロジェクトについて (2024-10-31 20:50)
 静岡県市町議会議員研修会 (2024-07-19 10:25)
 <北海道安平町>子どもにやさしいまちづくり事業について (2024-06-28 21:16)
 <北海道東川町>学校教育と国際交流について (2024-06-27 22:07)
 <茨城県利根町>「会派代表質問について」「議会のデジタル化の推進について」 (2024-05-15 19:49)
 <議会運営委員会視察研修> サイドブックスクラウド本棚~東京インタープレイ株式会社 (2024-05-14 17:31)

Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 23:22 │視察・研修

削除
<福井県越前町>「ホッケー競技によるまちづくり」視察研修