2016年06月12日
<一般質問>柿田川公園駐車場を新設し、サイクルステーションを整備しては
下記、一般質問原稿掲載
********************
3月議会での全員協議会などで国の交付金(都市再生整備計画事業)を使って町図書館と保健センターを複合施設として改築する計画であることが報告されました。
他にも宮西達也ミュージアムと柿田川ビジターセンターを柿田川公園駐車場に整備、福祉センター大規模改修、柿田川公園整備、総合運動公園整備、丸池周辺整備等、総額25億8800万円の事業を平成28年度~32年度の間、国土交通省の交付金9億9050万円を財源に整備していく計画であるとのことであります。
柿田川公園駐車場にビジターセンターと宮西達也ミュージアムの建設を計画しているとのことでありますが、現在の柿田川公園駐車場は、シーズンになれば駐車場に入りきれないほどの混雑となり、施設が建設されれば、現在の駐車場が手狭になることは明白であります。
5月4日5日と柿田川公園でかわせみマルシェが開催され、町内外の有名店が40店集結して、多くの来場者でにぎわいました。
清水町観光協会の坪内秀樹会長によりますと、2日間で2万人ほどが来場したのではないかと聴きました。
静岡市の護国神社で行われたマルシェにも出店した方の話では、かわせみマルシェの方が、たくさんのお客さんが来たと言っていたとのことです。
大盛況であったわけですが、私も当日、家族で行きましたが、開会時間の10時には、柿田川公園駐車場は、国道までクルマが並んでいる状態でした。
こうした現状からもビジターセンターと宮西達也ミュージアムの建設に合わせ、今後、新たな駐車場の整備を検討する必要性があると考えますが、町の方針について伺います。
また、その際は、全国からサイクリストを呼び込むため、清水町を起点として伊豆半島や富士山を一周するためのサイクルステーションなどを整備してはと考えます。
全国には、サイクリストが集まるサイクリングコースがあります。
有名な事例を上げますと、
〇「瀬戸内海横断自転車道」四国愛媛・今治と広島・尾道を結ぶ全長約70kmの瀬戸内しまなみ海道には、日本で初めての海峡を横断する自転車道(瀬戸内海横断自転車道)があります。
〇「ビワイチ」日本最大の湖のびわ湖一周サイクリング。“ビワイチ”の愛称で親しまれています。びわ湖は一周約200km
〇「三浦半島サイクリング」
仏ミシュラン社も認めた自然環境や観光資源という三浦半島の魅力を広域で活かしていくために、4市1町(鎌倉市、逗子市、葉山町、横須賀市、三浦市)の市長・町長が直接話し合う「三浦半島サミット」を2013年10月に開催し、その中で「自転車半島宣言」をおこないました。
〇「霞ヶ浦サイクリングロード」霞ヶ浦一周,キョリ94キロの自転車道
その他、全国にはたくさんのサイクリングコースやサイクリングロードがありますが、こうしたところには、レンタサイクルターミナルやサイクルステーション、エイドステーションなどがあります。
しまなみ海道の沿線の自治体ではレンタサイクルを運営しています。電動アシスト自転車、タンデム自転車(2人乗り用自転車)などが借りられます。各地区にある15ヶ所のレンタサイクルターミナルでの乗り捨てが自由です。また、今治市内の一部のホテル・旅館等でも乗り捨てができます。
「ビワイチ・サイクルステーション」では、びわ湖周辺に47カ所設置され、サイクルラックや駐輪場などがあるコンビニエンスストア、飲食店、運送会社の配送センターなどは、簡易な休憩拠点として、トイレや空気ポンプ、自転車用工具の貸出しをするほか、道の駅や大型ショッピングセンターなどでは、さらに、スポーツバイクのパンク修理に必要なチューブなどの備品の販売や、観光情報の提供などを行います。
三浦半島でもコンビニなどの店舗が「エイドステーション」として活用されており、自転車のメンテナンスが出来るスポットとして、ロードバイクのメンテに欠かせない、「空気入れ・パンク修理セット」を無料レンタルし、サイクリストをサポートしています。
県内でもスルガ銀行が、御殿場市の支店にサイクルステーションを整備しており、駐車場/ピット/化粧室/キッチンスペース/DVDプレイヤー/シャワールーム(男女別)/ロッカーなどがあります。
最初にお話したとおり、静岡県は、国内外のサイクリストの聖地を目指しています。
2020年東京五輪・パラリンピックの自転車競技が伊豆市で開かれることを契機に、県は「県サイクルスポーツ協議会」を5月30日に立ち上げました。
本年度は「サイクリストの視点に立った安全・快適なモデルコースの選定」「サイクルツーリズム受け入れ態勢の充実に関する提案・指針の策定」を成果目標に掲げています。
協議会は県自転車競技連盟、県サイクリング協会、日本サイクルスポーツセンター、県観光協会、県ホテル旅館生活衛生同業組合、静岡国道事務所、県警本部交通規制課や県関係部局の代表者21人で構成されています。
協議事項としては、「県内のサイクリング愛好者の裾野の拡大策」「安全で快適なサイクリングの走行環境の整備・充実策」「サイクリングを通じた観光交流人口の拡大策」「魅力ある多様な自転車イベントの県内開催の推進策」に関する戦略を協議、推進するとしています。
モデルコースは、伊豆を含む県内5圏域に選定する計画で、本年度は全6回の協議会を予定し、6月下旬の第2回でモデルコース候補を選びます。7月~来年1月に圏域ごとの実走調査や意見交換を行い、最終回で決定。しまなみ海道(西瀬戸自動車道)や琵琶湖周遊などの先進地も調査するそうです。
どのようなモデルコースができるのか楽しみではありますが、清水町にも多くのサイクリストが集まるよう、柿田川公園駐車場にサイクルステーションを整備すべきと思いますが、町の考えを伺います。
【答弁】総務課長
町では、柿田川に関する情報を発信する機能などを持つビジターセンター施設を柿田川公園駐車場へ整備することを検討しておりますが、現段階では詳細について、まだ決定しておりません。
そのため、本年度に策定する観光ビジョンを踏まえるとともに、関係団体や住民の皆様の御意見をお聞きしながら、計画を具体化していくこととしており、議員御指摘の駐車場の問題につきましても検討してまいりたいと考えております。
また、サイクルステーションなどの整備につきましては、自転車を活かしたまちづくりを進める中で貴重な御意見として承り、今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。
【まとめ】
柿田川公園駐車場については、現在の場所にビジターセンターや宮西達也ミュージアムを建設するとすれば、立体駐車場でも作らなければ難しいと思いますが、景観上難しいと思われます。
私は、地域交流センターの利用者にも使える位置に柿田川公園駐車場を新たに整備し、計画されている町図書館と保健センターの複合施設と合わせ、相互利用できる位置に駐車場が整備されれば、より利便性が高まるのではないかと想像します。
では、それはどこにあたるかが難しいのですが、今後、他の公共施設との連携も考えて、柿田川公園駐車場が整備され、併せて、サイクリストの起点になったり、立ち寄れるようなレンタサイクルターミナルやサイクルステーション、エイドステーションが整備されたらと考えます。
そして、オリンピックが伊豆市で開催され、県としても今後、積極的にサイクルスポーツに力を入れていくことは、クリテリウム大会を開催している清水町にとっても追い風だと思います。
是非、クリテリウム大会では、さらに町民に親しまれる大会になるよう取り組んでいただきたいと思います。
そして、全国のサイクリストが清水町にやってきて、県東部地域をサイクリングしていただければ、交流人口の拡大、清水町の観光振興にもつながるものと思います。
是非とも自転車文化の醸成と自転車を活かしたまちづくりに向けて、町の取り組みを期待致しまして次の質問に移ります。
*******************
下記、参照
下記、5月31日の静岡新聞
***************
自転車競技盛り上げへ 静岡県サイクルスポーツ協が発足
静岡新聞 5月31日(火)8時26分配信
2020年東京五輪の自転車競技が静岡県内で開催されるのを受け、静岡県は30日、「県サイクルスポーツ協議会」を発足させた。大会に向け盛り上げを図るとともに、大会後を見据えた競技文化の醸成、愛好家の裾野拡大に取り組む。
静岡県内初となる五輪競技の実施決定を機に、川勝平太知事は本県を「自転車のメッカにする」と表明。自転車文化が市民に浸透しているイタリアのフリウリ・ベネチア・ジュリア州と交流を深めるなど下地づくりを進めている。
協議会もその一環。委員は県内の自転車関連団体、観光団体、行政の各関係者らで、県庁で行った初回会合で愛好家の底辺拡大のほか、走行環境の整備・充実、観光交流促進など協議事項や方向性を確認した。
楽しくサイクリングができるモデルコースを県内5圏域ごとに選定する目標も掲げた。県側が作成したコース案に関し、本年度中に実走調査を行うなどして検討に入る。
座長の鈴木茂樹県スポーツ局長は「五輪のレガシー(遺産)を後世に残したい。本県は富士山や伊豆などの魅力があり、国際的な聖地にできる」とあいさつした。
*************
静岡をサイクリストの“聖地”に モデルコース選定へ
伊豆新聞 6月1日(水)14時5分配信
■
2020年東京五輪・パラリンピックの自転車競技が伊豆市で開かれることを契機に、県は「県サイクルスポーツ協議会」を立ち上げた。県内をサイクリスト憧れの“聖地”にするため、関係者総ぐるみで取り組む目的。本年度は「サイクリストの視点に立った安全・快適なモデルコースの選定」「サイクルツーリズム受け入れ態勢の充実に関する提案・指針の策定」を成果目標に掲げた。
協議会は県自転車競技連盟、県サイクリング協会、日本サイクルスポーツセンター、県観光協会、県ホテル旅館生活衛生同業組合、静岡国道事務所、県警本部交通規制課や県関係部局の代表者21人で構成。30日に県庁で開かれた第1回会合で、川勝平太知事が各委員を委嘱、任命した後、協議事項や年間スケジュールを話し合った。
「県内のサイクリング愛好者の裾野の拡大策」「安全で快適なサイクリングの走行環境の整備・充実策」「サイクリングを通じた観光交流人口の拡大策」「魅力ある多様な自転車イベントの県内開催の推進策」に関する戦略を協議、推進する。
モデルコースは、伊豆を含む県内5圏域に選定する計画。本年度は全6回の協議会を予定し、6月下旬の第2回でモデルコース候補を選ぶ。7月~来年1月に圏域ごとの実走調査や意見交換を行い、最終回で決定。しまなみ海道(西瀬戸自動車道)や琵琶湖周遊などの先進地も調査する。
******************
********************
3月議会での全員協議会などで国の交付金(都市再生整備計画事業)を使って町図書館と保健センターを複合施設として改築する計画であることが報告されました。
他にも宮西達也ミュージアムと柿田川ビジターセンターを柿田川公園駐車場に整備、福祉センター大規模改修、柿田川公園整備、総合運動公園整備、丸池周辺整備等、総額25億8800万円の事業を平成28年度~32年度の間、国土交通省の交付金9億9050万円を財源に整備していく計画であるとのことであります。
柿田川公園駐車場にビジターセンターと宮西達也ミュージアムの建設を計画しているとのことでありますが、現在の柿田川公園駐車場は、シーズンになれば駐車場に入りきれないほどの混雑となり、施設が建設されれば、現在の駐車場が手狭になることは明白であります。
5月4日5日と柿田川公園でかわせみマルシェが開催され、町内外の有名店が40店集結して、多くの来場者でにぎわいました。
清水町観光協会の坪内秀樹会長によりますと、2日間で2万人ほどが来場したのではないかと聴きました。
静岡市の護国神社で行われたマルシェにも出店した方の話では、かわせみマルシェの方が、たくさんのお客さんが来たと言っていたとのことです。
大盛況であったわけですが、私も当日、家族で行きましたが、開会時間の10時には、柿田川公園駐車場は、国道までクルマが並んでいる状態でした。
こうした現状からもビジターセンターと宮西達也ミュージアムの建設に合わせ、今後、新たな駐車場の整備を検討する必要性があると考えますが、町の方針について伺います。
また、その際は、全国からサイクリストを呼び込むため、清水町を起点として伊豆半島や富士山を一周するためのサイクルステーションなどを整備してはと考えます。
全国には、サイクリストが集まるサイクリングコースがあります。
有名な事例を上げますと、
〇「瀬戸内海横断自転車道」四国愛媛・今治と広島・尾道を結ぶ全長約70kmの瀬戸内しまなみ海道には、日本で初めての海峡を横断する自転車道(瀬戸内海横断自転車道)があります。
〇「ビワイチ」日本最大の湖のびわ湖一周サイクリング。“ビワイチ”の愛称で親しまれています。びわ湖は一周約200km
〇「三浦半島サイクリング」
仏ミシュラン社も認めた自然環境や観光資源という三浦半島の魅力を広域で活かしていくために、4市1町(鎌倉市、逗子市、葉山町、横須賀市、三浦市)の市長・町長が直接話し合う「三浦半島サミット」を2013年10月に開催し、その中で「自転車半島宣言」をおこないました。
〇「霞ヶ浦サイクリングロード」霞ヶ浦一周,キョリ94キロの自転車道
その他、全国にはたくさんのサイクリングコースやサイクリングロードがありますが、こうしたところには、レンタサイクルターミナルやサイクルステーション、エイドステーションなどがあります。
しまなみ海道の沿線の自治体ではレンタサイクルを運営しています。電動アシスト自転車、タンデム自転車(2人乗り用自転車)などが借りられます。各地区にある15ヶ所のレンタサイクルターミナルでの乗り捨てが自由です。また、今治市内の一部のホテル・旅館等でも乗り捨てができます。
「ビワイチ・サイクルステーション」では、びわ湖周辺に47カ所設置され、サイクルラックや駐輪場などがあるコンビニエンスストア、飲食店、運送会社の配送センターなどは、簡易な休憩拠点として、トイレや空気ポンプ、自転車用工具の貸出しをするほか、道の駅や大型ショッピングセンターなどでは、さらに、スポーツバイクのパンク修理に必要なチューブなどの備品の販売や、観光情報の提供などを行います。
三浦半島でもコンビニなどの店舗が「エイドステーション」として活用されており、自転車のメンテナンスが出来るスポットとして、ロードバイクのメンテに欠かせない、「空気入れ・パンク修理セット」を無料レンタルし、サイクリストをサポートしています。
県内でもスルガ銀行が、御殿場市の支店にサイクルステーションを整備しており、駐車場/ピット/化粧室/キッチンスペース/DVDプレイヤー/シャワールーム(男女別)/ロッカーなどがあります。
最初にお話したとおり、静岡県は、国内外のサイクリストの聖地を目指しています。
2020年東京五輪・パラリンピックの自転車競技が伊豆市で開かれることを契機に、県は「県サイクルスポーツ協議会」を5月30日に立ち上げました。
本年度は「サイクリストの視点に立った安全・快適なモデルコースの選定」「サイクルツーリズム受け入れ態勢の充実に関する提案・指針の策定」を成果目標に掲げています。
協議会は県自転車競技連盟、県サイクリング協会、日本サイクルスポーツセンター、県観光協会、県ホテル旅館生活衛生同業組合、静岡国道事務所、県警本部交通規制課や県関係部局の代表者21人で構成されています。
協議事項としては、「県内のサイクリング愛好者の裾野の拡大策」「安全で快適なサイクリングの走行環境の整備・充実策」「サイクリングを通じた観光交流人口の拡大策」「魅力ある多様な自転車イベントの県内開催の推進策」に関する戦略を協議、推進するとしています。
モデルコースは、伊豆を含む県内5圏域に選定する計画で、本年度は全6回の協議会を予定し、6月下旬の第2回でモデルコース候補を選びます。7月~来年1月に圏域ごとの実走調査や意見交換を行い、最終回で決定。しまなみ海道(西瀬戸自動車道)や琵琶湖周遊などの先進地も調査するそうです。
どのようなモデルコースができるのか楽しみではありますが、清水町にも多くのサイクリストが集まるよう、柿田川公園駐車場にサイクルステーションを整備すべきと思いますが、町の考えを伺います。
【答弁】総務課長
町では、柿田川に関する情報を発信する機能などを持つビジターセンター施設を柿田川公園駐車場へ整備することを検討しておりますが、現段階では詳細について、まだ決定しておりません。
そのため、本年度に策定する観光ビジョンを踏まえるとともに、関係団体や住民の皆様の御意見をお聞きしながら、計画を具体化していくこととしており、議員御指摘の駐車場の問題につきましても検討してまいりたいと考えております。
また、サイクルステーションなどの整備につきましては、自転車を活かしたまちづくりを進める中で貴重な御意見として承り、今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。
【まとめ】
柿田川公園駐車場については、現在の場所にビジターセンターや宮西達也ミュージアムを建設するとすれば、立体駐車場でも作らなければ難しいと思いますが、景観上難しいと思われます。
私は、地域交流センターの利用者にも使える位置に柿田川公園駐車場を新たに整備し、計画されている町図書館と保健センターの複合施設と合わせ、相互利用できる位置に駐車場が整備されれば、より利便性が高まるのではないかと想像します。
では、それはどこにあたるかが難しいのですが、今後、他の公共施設との連携も考えて、柿田川公園駐車場が整備され、併せて、サイクリストの起点になったり、立ち寄れるようなレンタサイクルターミナルやサイクルステーション、エイドステーションが整備されたらと考えます。
そして、オリンピックが伊豆市で開催され、県としても今後、積極的にサイクルスポーツに力を入れていくことは、クリテリウム大会を開催している清水町にとっても追い風だと思います。
是非、クリテリウム大会では、さらに町民に親しまれる大会になるよう取り組んでいただきたいと思います。
そして、全国のサイクリストが清水町にやってきて、県東部地域をサイクリングしていただければ、交流人口の拡大、清水町の観光振興にもつながるものと思います。
是非とも自転車文化の醸成と自転車を活かしたまちづくりに向けて、町の取り組みを期待致しまして次の質問に移ります。
*******************
下記、参照
下記、5月31日の静岡新聞
***************
自転車競技盛り上げへ 静岡県サイクルスポーツ協が発足
静岡新聞 5月31日(火)8時26分配信
2020年東京五輪の自転車競技が静岡県内で開催されるのを受け、静岡県は30日、「県サイクルスポーツ協議会」を発足させた。大会に向け盛り上げを図るとともに、大会後を見据えた競技文化の醸成、愛好家の裾野拡大に取り組む。
静岡県内初となる五輪競技の実施決定を機に、川勝平太知事は本県を「自転車のメッカにする」と表明。自転車文化が市民に浸透しているイタリアのフリウリ・ベネチア・ジュリア州と交流を深めるなど下地づくりを進めている。
協議会もその一環。委員は県内の自転車関連団体、観光団体、行政の各関係者らで、県庁で行った初回会合で愛好家の底辺拡大のほか、走行環境の整備・充実、観光交流促進など協議事項や方向性を確認した。
楽しくサイクリングができるモデルコースを県内5圏域ごとに選定する目標も掲げた。県側が作成したコース案に関し、本年度中に実走調査を行うなどして検討に入る。
座長の鈴木茂樹県スポーツ局長は「五輪のレガシー(遺産)を後世に残したい。本県は富士山や伊豆などの魅力があり、国際的な聖地にできる」とあいさつした。
*************
静岡をサイクリストの“聖地”に モデルコース選定へ
伊豆新聞 6月1日(水)14時5分配信
■
2020年東京五輪・パラリンピックの自転車競技が伊豆市で開かれることを契機に、県は「県サイクルスポーツ協議会」を立ち上げた。県内をサイクリスト憧れの“聖地”にするため、関係者総ぐるみで取り組む目的。本年度は「サイクリストの視点に立った安全・快適なモデルコースの選定」「サイクルツーリズム受け入れ態勢の充実に関する提案・指針の策定」を成果目標に掲げた。
協議会は県自転車競技連盟、県サイクリング協会、日本サイクルスポーツセンター、県観光協会、県ホテル旅館生活衛生同業組合、静岡国道事務所、県警本部交通規制課や県関係部局の代表者21人で構成。30日に県庁で開かれた第1回会合で、川勝平太知事が各委員を委嘱、任命した後、協議事項や年間スケジュールを話し合った。
「県内のサイクリング愛好者の裾野の拡大策」「安全で快適なサイクリングの走行環境の整備・充実策」「サイクリングを通じた観光交流人口の拡大策」「魅力ある多様な自転車イベントの県内開催の推進策」に関する戦略を協議、推進する。
モデルコースは、伊豆を含む県内5圏域に選定する計画。本年度は全6回の協議会を予定し、6月下旬の第2回でモデルコース候補を選ぶ。7月~来年1月に圏域ごとの実走調査や意見交換を行い、最終回で決定。しまなみ海道(西瀬戸自動車道)や琵琶湖周遊などの先進地も調査する。
******************