2013年12月02日

<民生委員>なり手不足、背景に多忙化 県が支援強化

下記、11月20日の静岡新聞

***********************

民生委員なり手不足、背景に多忙化 県が支援強化
静岡新聞 11月20日(水)7時51分配信

 地域福祉の推進役を担う民生委員の改選期が12月1日に迫った。来期の県内定数6854人に対し、19日時点で184人(2・6%)が未定の状況だ。身近な相談相手としてボランティアで活躍する貴重な存在だが、業務の多忙化を背景になり手が不足する事態が続く。
 県は昨年、委員の定着を図るため、実践研修や教材作成などに取り組んだ。来期の再任率は57・8%で資料が残る1998年以来、初めて上昇に転じる見込み。ただ、適切な対応技術の維持や継続性などから再任率は65%程度が理想として、研修の充実など支援策の強化に努めている。
 県などによると、県内35市町のうち25市町で内定率が100%に達していない。富士市は20人、伊東市は12人の不足状態。足りない分だけ各委員の負担が重くなり、それを理由に辞めていく悪循環も懸念されている。
 民生委員は、高齢者や障害者など社会的弱者の相談に応じ、行政に橋渡しする。高齢者宅訪問や学校行事への参加などに加え、認知症患者や景気低迷による生活困窮者の対応が増加傾向という。それが多忙化の要因になっている。2012年度の委員1人当たりの実働平均は137日に上った。
 委員の依頼を引き受けるのは、定年で一線を退くなどして「社会に恩返しを」と考える世代が中心という。県は「福祉への理解はあるはず。人材確保を急ぎたい」としている。

 民生委員 特別職の非常勤地方公務員。児童委員を兼ねる。県と政令市が町内会などから選ばれた人を国に推薦し、厚生労働大臣が委嘱する。任期3年で再任が可能。定年は原則75歳。無報酬で、活動経費の一部が支給される。

*************

清水町の民生委員の定数は66人。

12月が改選で清水町でも数人足りない状況である。
民生委員さんの仕事量も増えてきており、責任も重く、
1~2期で辞められる方も多いという。


タグ :清水町

同じカテゴリー(福祉)の記事画像
「第43回清水町ふれあい広場」
第41回清水町ふれあい広場
第40回清水町ふれあい広場
鈴木通保氏「藍綬褒章受章」祝賀会
第39回清水町ふれあい広場
<京都府精華町>精華町地域福祉計画・地域包括ケア
同じカテゴリー(福祉)の記事
 <弔いのカタチ>引き取り手ない遺体、読経などの儀礼なしで火葬が6割 自治体調査 (2025-01-20 17:15)
 民生委員・児童委員について (2025-01-02 08:19)
 裾野市・長泉町・清水町福祉有償運送 (2024-11-11 17:41)
 高齢者見守る「民生委員」の担い手足りず 人員確保へ居住要件の緩和も検討 これから 100歳時代の歩き方 (2024-08-30 16:01)
 平和の折り鶴を展示しています (2024-07-24 15:07)
 <民生委員>増へ、選任要件を緩和 高齢者の見守り強化、厚労省検討 (2024-07-13 09:23)

Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 15:16 │福祉

削除
<民生委員>なり手不足、背景に多忙化 県が支援強化