2013年05月13日
<虫歯予防>フッ素塗布小学校で 島田市県内初実施へ
下記、4月5日の静岡新聞
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フッ素塗布小学校で 島田市県内初実施へ-1、2年生対象 虫歯予防を習慣化
2013.04.05 静岡新聞 夕刊
島田市は本年度から、虫歯予防のため県内で初めて小学校でのフッ素塗布を始める。県健康増進課によると、全国的にも珍しい試み。就学を機に失われがちなフッ素による虫歯予防の習慣を継続させたり、虫歯予防の機会を均等化させたりする前向きな方策として、行政や歯科関係者も注目している。
同市は小学校では5校でフッ素洗口=うがい=を実施している。ただ、いずれも小規模校にとどまる。日常的に行うフッ素洗口は最も効果が高いと言われるが、児童数が多い学校では現場の負担も大きくなる。そこで市は効果は洗口ほどではないが年2回程度で済むフッ素塗布に着目。既に洗口を実施している5校を除く13校に歯科医師と歯科衛生士が赴き、1~2年生の希望者に無料で実施する。
2010年度の県の調査によると、保育園や幼稚園でフッ素洗口を実施しているのは26市町あるが、小学校になると10市町に減る。それも市町内の一部の小学校だけで実施している例が多く、実施校以外で希望する児童は保健センターなどの会場まで出向く必要がある。
島田市健康づくり課の担当者は「小学校で実施してほしいという保護者の要望が多い。今回学校側の協力でフッ素塗布が実現できた。将来的には段階的に対象学年を広げ、効果を検証したい」と話す。
周辺自治体の反応はさまざま。県西部の担当者は「塗布でも洗口が難しいならやる価値はあると感じる」と評価し、県西部の別の担当者も「保護者は楽になるはずで、一考に値する。島田市の成果を待ちたい」と見守る。一方、「塗布にしても負担や費用は大きい」「家庭の問題であり、行政がどこまで入り込んでいくか難しい」という慎重論もある。
県歯科医師会の飯嶋理会長は「フッ素による虫歯予防は続けることが大切で、次善の策として評価できる。集団の場での虫歯予防にフッ素を活用していく動機付けにもつながる」と話す。
◇……………………◇
【フッ素による虫歯予防】
歯を強くしたり修復したりするフッ化物の性質を利用した虫歯予防。フッ化物を薄めた水でうがいをする「フッ素洗口」、歯科医師のもとでフッ化物を歯に塗る「フッ素塗布」、フッ化物入りの歯磨き剤の使用などがある。安全性に不安を感じる人もいるため、希望者に実施する。1989年から実施する島田市川根地区(旧川根町)の追跡調査では20歳の虫歯の本数が全国平均6・1本に対して2・7本と高い効果が裏付けられている。
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清水町では、幼稚園・保育所、小学校でフッ素洗口を実施していない。
ただ、歯科医師会などが歯磨き教室は実施している。
フッ素洗口については、当町でも以前から検討しているが、
歯科医師会で意見が割れているという。
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フッ素塗布小学校で 島田市県内初実施へ-1、2年生対象 虫歯予防を習慣化
2013.04.05 静岡新聞 夕刊
島田市は本年度から、虫歯予防のため県内で初めて小学校でのフッ素塗布を始める。県健康増進課によると、全国的にも珍しい試み。就学を機に失われがちなフッ素による虫歯予防の習慣を継続させたり、虫歯予防の機会を均等化させたりする前向きな方策として、行政や歯科関係者も注目している。
同市は小学校では5校でフッ素洗口=うがい=を実施している。ただ、いずれも小規模校にとどまる。日常的に行うフッ素洗口は最も効果が高いと言われるが、児童数が多い学校では現場の負担も大きくなる。そこで市は効果は洗口ほどではないが年2回程度で済むフッ素塗布に着目。既に洗口を実施している5校を除く13校に歯科医師と歯科衛生士が赴き、1~2年生の希望者に無料で実施する。
2010年度の県の調査によると、保育園や幼稚園でフッ素洗口を実施しているのは26市町あるが、小学校になると10市町に減る。それも市町内の一部の小学校だけで実施している例が多く、実施校以外で希望する児童は保健センターなどの会場まで出向く必要がある。
島田市健康づくり課の担当者は「小学校で実施してほしいという保護者の要望が多い。今回学校側の協力でフッ素塗布が実現できた。将来的には段階的に対象学年を広げ、効果を検証したい」と話す。
周辺自治体の反応はさまざま。県西部の担当者は「塗布でも洗口が難しいならやる価値はあると感じる」と評価し、県西部の別の担当者も「保護者は楽になるはずで、一考に値する。島田市の成果を待ちたい」と見守る。一方、「塗布にしても負担や費用は大きい」「家庭の問題であり、行政がどこまで入り込んでいくか難しい」という慎重論もある。
県歯科医師会の飯嶋理会長は「フッ素による虫歯予防は続けることが大切で、次善の策として評価できる。集団の場での虫歯予防にフッ素を活用していく動機付けにもつながる」と話す。
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【フッ素による虫歯予防】
歯を強くしたり修復したりするフッ化物の性質を利用した虫歯予防。フッ化物を薄めた水でうがいをする「フッ素洗口」、歯科医師のもとでフッ化物を歯に塗る「フッ素塗布」、フッ化物入りの歯磨き剤の使用などがある。安全性に不安を感じる人もいるため、希望者に実施する。1989年から実施する島田市川根地区(旧川根町)の追跡調査では20歳の虫歯の本数が全国平均6・1本に対して2・7本と高い効果が裏付けられている。
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清水町では、幼稚園・保育所、小学校でフッ素洗口を実施していない。
ただ、歯科医師会などが歯磨き教室は実施している。
フッ素洗口については、当町でも以前から検討しているが、
歯科医師会で意見が割れているという。