2012年04月26日

<沼津・高尾山古墳>国内最古級説も 市教委の調査報告書が完成

下記、11日の静岡新聞

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国内最古級説も 市教委の調査報告書が完成-沼津・高尾山古墳
2012.04.11 静岡新聞 朝刊 

 沼津市東熊堂の高尾山古墳の発掘調査を行っていた沼津市教委は10日、市議会文教消防委員会で古墳の調査報告書の完成を報告した。前方後方墳の同古墳は、西暦230年ごろに成立したとの説があり、市教委は「古墳時代成立の過程を解き明かす鍵になる極めて重要な古墳」としている。

 同古墳は、市教委が2008年に発掘調査を開始し、09年には国内最古級の230年ごろに作られた高坏(たかつき)が見つかった。ただ、副葬品の鉄製の鏃(やじり)などがそこまで古くないため、同古墳が250年ごろにできたと唱える研究者もいる。

 国内の代表的な前方後方墳は、卑弥呼の墓との説もある奈良県桜井市の箸墓古墳。成立年代は250年ごろとみられる。仮に高尾山古墳が230年ごろにできたとすると、東海地方でも独自に古墳文化が進行していたことになる。

 市教委の担当者は「今後さらに研究が進められていくと思うが、決着には時間がかかりそう」と話している。市教委は近く、希望者に調査報告書を販売する予定。また、5月上旬から市文化財センター(同市大諏訪)で高尾山古墳の出土品を展示する。7月下旬には同古墳にまつわるシンポジウムを市民文化センターで開く予定。

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古墳時代成立の過程を解き明かす鍵になる極めて重要な古墳が、
そのまま残るか、道路になるか今後も注目。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 18:41 │生涯学習

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<沼津・高尾山古墳>国内最古級説も 市教委の調査報告書が完成