2010年08月02日

<柿田川>富士山世界文化遺産へ再度調査

下記、7月29日の静岡新聞

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推薦書原案提出先送り 登録“難航”が表面化
2010/07/29 静岡新聞

 2012年の富士山世界文化遺産登録を目指していた静岡、山梨両県合同会議。28日の静岡市での会議で国への推薦書原案提出の先送りを了承し、登録実現に共同歩調を確認したものの手続きの“難航”が表面化した。川勝平太知事が「これ以上の(提出の)延伸はない。デッドライン(限界線)」と強力推進の姿勢を見せたのに対し、山梨県の小沼省二副知事は「主たる(遅れの)責任はわれわれにある」と表情を曇らせた。
 先送りの最大要因となった富士五湖の観光業者からの同意取得作業の遅れ。小沼副知事は「来年7月に原案提出ができるよう頑張る」と説明した。同意が得られない可能性を聞く記者の質問に対しては「全力で取り組み、仮定の話は考えない」と語気を強めた。
 一方、静岡県の世界遺産推進課は「実質的には半年間延びた程度で時間の余裕はない。山梨県は同意取得までの詳細な工程表を示してほしい。同意が得られないなら、次の手段を検討しなければならない」と不安視。ユネスコの審査が年々厳しくなっていることも挙げ、「登録の道は険しい」と懸念した。
 両県合同会議に出席した山本博保清水町長は会議後、「周囲のわたしたちがどうこう言える問題ではない」と言葉少なに会場を後にした。
 富士山周辺市町の首長は、取材に対し着実な活動の継続を求める声を上げた。
 小室直義富士宮市長は「驚いた。何をいまさらという気持ちだが、静岡、山梨両県と両県民が気持ちを一つにして進みたい」と述べた。鈴木尚富士市長も「登録実現に向け、両県がそれぞれ地元理解に努力するよう求めていきたい」とした。
 若林洋平御殿場市長は「地元住民の意見を尊重することが重要。1年間の検討期間ができたと考え、静岡県も地元の事情などを吸い上げる機会を積極的に持ってほしい」と注文を付けた。

柿田川は再度調査
 柿田川が富士山世界文化遺産登録に向けた推薦書原案の構成資産に含まれなかったことについて、川勝平太知事は28日の定例記者会見で、再度調査を行う考えを明らかにした。
 知事は「柿田川の湧水(ゆうすい)は素晴らしく、(構成資産に)入れるべきと考えていたが、(両県の)学術委員会の結果を尊重しないといけない」とした上で、今後について「構成資産に組み入れることをしっかり調べる時間的余裕ができた」と述べた。
 出野勉県文化・観光部長も静岡、山梨両県合同会議の席上、「柿田川は後世に残していく貴重な財産。この時点で構成資産として採択してないが、文化財指定や保存管理計画はきちっと作成し、後世に残したいと考えている。再度の調査は進めたい」と述べた。

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今のところ柿田川が構成資産に向けて再調査される話は
県から町へ連絡はないという。

ただ再調査しても特に目新しい事実が出てこなければ
構成資産に含められるのは難しいと思われる。

町としては、先月勉強会で報告されたとおり、
柿田川の保護・保全に向けて
国の文化財指定を目指すことには変わりないと思われる。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 13:32 │柿田川

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