2023年08月17日

静岡県市町議会議員研修会

今日は、静岡県市町議会議員研修会で静岡市のグランシップへ。

「人を活かす地域づくり~こども食堂から多世代交流の場づくりへ~」と題して
湯浅誠氏の研修を受ける。

湯浅氏は、東京大学先端科学技術研究センター特任教授、
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長、
1990年代よりホームレス支援に従事し、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。
内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など歴任。
こども家庭庁「こども家庭審議会こどもの居場所部会」委員。


こども食堂は、84%の認知度があるが、
参加したことある人は少ない。

こども食堂というが、62%のこども食堂は高齢者も来ている。

高齢者の買い物支援と共に活動している団体もある。
多世代交流の地域の居場所になっている。

こども食堂は、2022年現在で全国に7363か所あり、
中学校の数に近い。

ここ数年は、毎年1000か所ずつ増えていて、
数年後には、小学校の数を抜く勢いである。

1~2割は、自治体からの補助金を受けている。

山口県宇部市には、400人も集まるこども食堂がある。

東京都は、830ヶ所あり、人口比で言うと全国20位である。

1位は沖縄県280ヶ所で小学校区に近い。
2位は高知県、3位は鳥取県。

地域コミュニティの希薄化から、これならできると気持ちの器としてこども食堂が増えていること考えられる。
自治の原点。

SOMPOケア株式会社は、全国で展開する介護付きホームをはじめとした居住系事業所において、
『SOMPO流 子ども食堂』の運営していて、その数は、約450ヶ所。

関係人口づくりにこども食堂が活かせる。
地域運営協議会で交付税措置もされている。

ナナメの関係としてこども食堂が機能している。
実態として、誰でも食堂であるが、子供のための「こども食堂」となると150%の力が出る。

誰でもOKの中できづくこと、どなたでもどうぞが持つ福祉力
世代を超えて取り組むバトン


<居場所の力>
子供が苦手な食べ物でもこども食堂なら食べる。
こども食堂で宿題をやると人から見られることで集中力が増す。

<居場所とは>
誰かにちゃんと見ててもらえている
受けとめられている
尊重されている
つながっている
と感じられるような関係性のある場のことをいう。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 20:10 │視察・研修

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