2021年09月14日

中国、北朝鮮の巡航ミサイル発射に「各国は抑制を」

下記、産経新聞

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中国、北朝鮮の巡航ミサイル発射に「各国は抑制を」
9/13(月) 21:14配信 産経新聞

【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は13日の記者会見で、北朝鮮の新型長距離巡航ミサイルの試射について、「各国が抑制を保ち、向かい合い、積極的に対話や接触を推し進めるよう中国は呼び掛けている」と述べた。

中国側は、北朝鮮の非核化の進展に応じて米国が対北制裁の緩和などを進めるべきだと主張しており、こうした立場についても改めて表明した。ただ、習近平国家主席が10日にバイデン米大統領と約7カ月ぶりとなる電話会談を行うなど米中関係の改善を模索していることもあり、米国を名指しで批判することは避けた。

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長距離巡航ミサイル試射に成功と北朝鮮 米国の出方探る
9/13(月) 10:09配信 産経新聞

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は13日付の記事で、国防科学院が11、12日両日、新たに開発した新型長距離巡航ミサイルの試験発射に「成功」したと報じた。ミサイルは2時間6分20秒飛行し、1500キロラインの標的に命中したとしている。北朝鮮がミサイル実験を公表するのは、3月25日に弾道ミサイル2発を日本海に発射して以来。

今回の試射では、楕円(だえん)や8字型飛行軌道に沿って飛行し、新開発したエンジンの推進力や飛行操縦性に加え、誘導命中正確性も「設計上の要求事項を全て満たした」としている。

飛距離が1500キロなら日本の大半の地域が射程に収まり、日本への軍事的脅威が高まったことになる。

記事は「わが国の安全を一層保障し、敵対的な勢力の軍事的動きを強力に制圧するもう一つの効果的な抑止手段を保有する戦略的意義を持つ」と強調しており、米国に対抗した軍備の増強を内外に誇示する狙いとみられる。

一方で、巡航ミサイルの試射は、弾道ミサイルと違って国連安全保障理事会決議では禁じられていない。今回の実験は北朝鮮の領土、領海上空で行ったともしており、国際社会への刺激を抑えつつ、米国の出方を探る思惑もうかがえる。

ただ、北朝鮮は8月の米韓合同軍事演習に強く反発し、対抗措置を示唆してもおり、今後、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射など、さらなる軍事的挑発に踏み出す可能性も否定できない。

金正恩(キム・ジョンウン)総書記は立ち会わなかったもようで、試射を参観した朴正天(パク・チョンチョン)党書記は「国防部門が成し遂げた画期的な成果だ」と称賛し、「国の防衛力、戦争抑止力を強化する事業に一層邁進(まいしん)すべきだ」と述べた。

北朝鮮は今回のミサイルについて、1月の党大会で提示した軍備上の5カ年計画の重点目標達成で大きな意義がある戦略兵器と位置づけている。

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中国も巡航ミサイル保有しているので抑制をとか言われても全く響かない。

この巡航ミサイルが小型核弾頭を積んだり、核を積んでなくても
日本海を海面すれすれで飛んできて日本海側の原子力施設を狙われたら日本は終わりじゃないか。

尖閣諸島を含め、次の衆議院議員総選挙で安全保障について
具体的な政策を打ち出さない政党には、とても政権を担ってもらおうとは思えない。


タグ :北朝鮮

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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 09:55 │外交・防衛

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