2018年01月19日

<高齢者生活支援>買い物、掃除、ごみ出し… 静岡県内広がり

下記、10月20日の静岡新聞

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買い物、掃除、ごみ出し… 高齢者生活支援、静岡県内広がり
10/20(金) 17:20配信 静岡新聞

 住民が手を組み、地域の高齢者の自立した生活を支える家事や買い物などの生活支援が静岡県内で広がりを見せている。高齢者の在宅生活を地域一体で支援する地域包括ケアシステムの構築が求められる中、各地で実情に応じた取り組みが進む。

 磐田市は、六つの地区社会福祉協議会がそれぞれ「せいかつ応援クラブ」を結成し、有償で部屋の掃除や草取り、ごみ出しなど高齢者の要望に応じている。利用者と支援員の橋渡しをする住民コーディネーターが頻繁に情報共有を図り、両者のマッチングや支援方法を検討する。支援の依頼が徐々に増えて運営も軌道に乗り、市外からの視察が増えている地区社協もある。

 9月上旬、同市長野地区で1人暮らしの女性(81)は初めて草刈りを依頼し、「こんなことお願いできないと思っていた。快く引き受けてもらいありがたい」と感謝した。利用者の中には、地域の交流の場に顔を出し地域のごみ出し当番を担うようになるなど、生活支援が社会参加や自立の後押しになったケースもあるという。支援する側のやりがいも生まれている。支援員の鈴木勝義さん(75)は「体が動くまでは役に立ちたい。互いに助け合わないと」と笑顔で話す。

 浜松市は市内全54地区社協のうち、28の地区社協が取り組んでいる。麁玉地区社協(浜北区)では家事支援に加えて4月から、杏林堂薬局(中区)と連携した買い物支援に乗り出した。自分で商品を選びたい利用者の需要に応えようと、食品や日用品を載せた移動販売車を運行する同社に協力を要請。販売車は週2回、地区内9カ所を回り、支援員も商品の持ち運びを手伝う。

 利用する女性(80)は「みんなの元気な顔が見られるのもうれしい」と語る。麁玉地区社協で家事支援事業を担当する岡本一夫さん(70)は「困った住民を地域で支える体制を築くことが必要。住民間の絆を再生したい」と願う。



 <メモ>静岡県社会福祉協議会によると、少なくとも県内13市町で住民主体の生活支援サービスが実施されている。2015年の介護保険制度の改正で、要支援1、2の人向けの訪問介護と通所介護が17年4月までに全国一律の介護保険サービスから市町村の事業に移行し、「介護予防・日常生活支援総合事業」として提供されることになった。住民をはじめとしたさまざまな担い手による多様なサービスの提供が期待されている。総合事業に参入した住民主体の生活支援サービスも出始めたが、継続利用者の登録が求められるなど参入条件の高さなども理由に、磐田市や浜松市の地区社会福祉協議会のように独自の住民サービスに取り組む地域もある。

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清水町では、清水町介護予防生活支援事業(軽度生活支援事業)として
65歳以上高齢者のみの非課税世帯で要支援・要介護認定受けているいないに関わらず、
清水町シルバー人材センターが
ゴミ出し、電球の取り替え、草取り、大工仕事などの支援を行っている。

利用者の負担は、1回120円(クルマの利用+50円)で
一月8時間、年間96時間まで利用できる。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 14:47 │福祉

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