2017年01月31日
<茨城県守谷市>議会のICT化について
今日は、議会運営委員会の視察で茨城県守谷市へ。
守谷市は、東京都心から約35kmに位置する。
市の南西から北東にかけて首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス、市の南東から北にかけて関東鉄道常総線が通り、市の中央部にある守谷駅でその2つの路線が交差している。道路は、市の南東から北にかけて、国道294号、常総ふれあい道路が並行して通っている。
また、常磐自動車道が市の南から北に通っており、つくばエクスプレスに並行して整備が進められている都市軸道路が市内の大部分で開通している。東は取手市、西は千葉県野田市、南は千葉県柏市、北はつくばみらい市に接している。
人口:66,251人(平成29年1月1日現在)、面積35.71km2、財政力指数0.97(平成26年度)

視察のテーマは、
「議会のICT化について」ということでブレット端末の導入について研修を受ける。
タブレット端末導入の経緯については、
議会改革の議論の中で出てきた。
タブレット導入の目的は、
①議員間の迅速な情報共有化を図る
メールやクラウドによる管理等により、議員間の迅速な情報共有を図る。
②ペーパレス化の推進を図る。
資料をデータベース化することにより、紙代及び資料印刷にかかる人件費の削減が期待できる。
タブレット導入の経緯は、
平成25年5月 タブレット導入に関する検討を開始
平成26年3月 広報特別委員会を設置し調査開始
5月 全体研修で飯能市議会を視察
6月 全員協議会でタブレット端末のデモを実施
広報特別委員会にてタブレット導入案を作成
7月 議会運営委員会にて案を検証し決定
9月 議会広報特別委員会にてタブレット選定案を作成
議会運営委員会、全員協議会にて機種決定
11月 タブレット導入
タブレット導入の方針として
○使用範囲
議会活動と議員活動のすべてに使用(議会、外出先、自宅等)
○資料のデータ化に関する範囲
議案書、予算書・決算書(紙媒体も使用)、行政計画書、議会・行政からの通知や案内等
○情報ネットワークの構築手法
クラウド・コンピューティングを利用
タブレットの業者選定については
平成26年4月1日~5月30日に5社による提案型ヒアリング形式を行い、
端末機、通信費、ソフトウェアの3項目から
(株)富士ソフトのペーパレスシステム「more NOTE]を採用する。
理由は、
・高セキュリティ低コスト
・システムの信頼性
・サポートの充実
タブレットの機種選定については、
平成26年11月の導入時は
HP社のElite Padを使っていたが、
平成28年11月の更新時に
Apple社のiPad Proに変更した。
選定の理由は
○iOSの高いセキュリティ
○操作性の高さ
○簡易的なOfficeの編集が可能
○専用ペンの機能性
○画面が大きく見やすい(12.9インチ)
○アップデートが頻繁に起こらない
通信方法は
○どこでも利用できるWi-Fi+セルラーモデル
○128GB(ソフトバンク回線)
タブレット導入の経費
○タブレット端末(税別)
1台あたり 6,500円/月 ※端末代+回線使用料
別途付属品 ・専用ペン 11,040円/本
・専用カバー 7,360円/個
・保護フィルム 2,300円/枚
○more NOTE 23台分(税別) ※議員20人事務局2+予備1
・ライセンス利用料 9,200円/月
・クラウドサービス利用料 955円/月
●総額(23台×24カ月)税別
4,383,960円
≪内訳≫・タブレット端末 3,588,000円
・付属品 496,800円
・more NOTE 243,720円
・キッティングほか 55,440円
※賃貸借契約 平成28年11月~平成30年10月(24カ月)
タブレット導入に係る経費削減
紙資料作成に係る経費 総額529,253円/年
→59,130枚で算出
(議案書 30,000枚、本会議 960枚、全協・委員会 26,310枚、通知文1,860枚)
<内訳>
○用紙代 26,565円=0.416円(1枚)×59,130枚×1.08
○印刷代 40,208円=0.68(単価税込)×59,130枚
○人件費 462,480円=4,100円(時間単価)×112.8時間
メリットとデメリット
<メリット>
○議員間の迅速な情報共有
○市民への説明に活用
○紙資料印刷及び配布に係る事務削減
○大事な資料の持ち運びが可能
<デメリット>
○経費がかかる
○不慣れな議員など議員のICTに関する相談体制の構築
○タブレットの故障・充電切れ時の対応
(つづく)
守谷市は、東京都心から約35kmに位置する。
市の南西から北東にかけて首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス、市の南東から北にかけて関東鉄道常総線が通り、市の中央部にある守谷駅でその2つの路線が交差している。道路は、市の南東から北にかけて、国道294号、常総ふれあい道路が並行して通っている。
また、常磐自動車道が市の南から北に通っており、つくばエクスプレスに並行して整備が進められている都市軸道路が市内の大部分で開通している。東は取手市、西は千葉県野田市、南は千葉県柏市、北はつくばみらい市に接している。
人口:66,251人(平成29年1月1日現在)、面積35.71km2、財政力指数0.97(平成26年度)
視察のテーマは、
「議会のICT化について」ということでブレット端末の導入について研修を受ける。
タブレット端末導入の経緯については、
議会改革の議論の中で出てきた。
タブレット導入の目的は、
①議員間の迅速な情報共有化を図る
メールやクラウドによる管理等により、議員間の迅速な情報共有を図る。
②ペーパレス化の推進を図る。
資料をデータベース化することにより、紙代及び資料印刷にかかる人件費の削減が期待できる。
タブレット導入の経緯は、
平成25年5月 タブレット導入に関する検討を開始
平成26年3月 広報特別委員会を設置し調査開始
5月 全体研修で飯能市議会を視察
6月 全員協議会でタブレット端末のデモを実施
広報特別委員会にてタブレット導入案を作成
7月 議会運営委員会にて案を検証し決定
9月 議会広報特別委員会にてタブレット選定案を作成
議会運営委員会、全員協議会にて機種決定
11月 タブレット導入
タブレット導入の方針として
○使用範囲
議会活動と議員活動のすべてに使用(議会、外出先、自宅等)
○資料のデータ化に関する範囲
議案書、予算書・決算書(紙媒体も使用)、行政計画書、議会・行政からの通知や案内等
○情報ネットワークの構築手法
クラウド・コンピューティングを利用
タブレットの業者選定については
平成26年4月1日~5月30日に5社による提案型ヒアリング形式を行い、
端末機、通信費、ソフトウェアの3項目から
(株)富士ソフトのペーパレスシステム「more NOTE]を採用する。
理由は、
・高セキュリティ低コスト
・システムの信頼性
・サポートの充実
タブレットの機種選定については、
平成26年11月の導入時は
HP社のElite Padを使っていたが、
平成28年11月の更新時に
Apple社のiPad Proに変更した。
選定の理由は
○iOSの高いセキュリティ
○操作性の高さ
○簡易的なOfficeの編集が可能
○専用ペンの機能性
○画面が大きく見やすい(12.9インチ)
○アップデートが頻繁に起こらない
通信方法は
○どこでも利用できるWi-Fi+セルラーモデル
○128GB(ソフトバンク回線)
タブレット導入の経費
○タブレット端末(税別)
1台あたり 6,500円/月 ※端末代+回線使用料
別途付属品 ・専用ペン 11,040円/本
・専用カバー 7,360円/個
・保護フィルム 2,300円/枚
○more NOTE 23台分(税別) ※議員20人事務局2+予備1
・ライセンス利用料 9,200円/月
・クラウドサービス利用料 955円/月
●総額(23台×24カ月)税別
4,383,960円
≪内訳≫・タブレット端末 3,588,000円
・付属品 496,800円
・more NOTE 243,720円
・キッティングほか 55,440円
※賃貸借契約 平成28年11月~平成30年10月(24カ月)
タブレット導入に係る経費削減
紙資料作成に係る経費 総額529,253円/年
→59,130枚で算出
(議案書 30,000枚、本会議 960枚、全協・委員会 26,310枚、通知文1,860枚)
<内訳>
○用紙代 26,565円=0.416円(1枚)×59,130枚×1.08
○印刷代 40,208円=0.68(単価税込)×59,130枚
○人件費 462,480円=4,100円(時間単価)×112.8時間
メリットとデメリット
<メリット>
○議員間の迅速な情報共有
○市民への説明に活用
○紙資料印刷及び配布に係る事務削減
○大事な資料の持ち運びが可能
<デメリット>
○経費がかかる
○不慣れな議員など議員のICTに関する相談体制の構築
○タブレットの故障・充電切れ時の対応
(つづく)
Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 23:01
│議会改革