2016年11月18日

<学力テスト>「正答率」と「新聞を読む頻度」に相関関係

下記、10月1日の静岡新聞と9月30日の産経新聞

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学力テスト 「正答率」と「新聞を読む頻度」に相関関係
静岡新聞 10月1日(土)7時35分配信

 文部科学省が30日までに結果を公表した全国学力テストで全科目1桁順位の好成績を収めた静岡県中学3年は、18・9%が新聞を「ほぼ毎日」「週に1~3回程度」読むと答え、学習状況調査の全国平均(18・7%)を上回った。学力テストの正答率と新聞を読む頻度には相関関係が認められるとし、県教委は授業などでの新聞の活用を奨励している。

 調査結果では、静岡県の中3で新聞を読む頻度が「ほぼ毎日」としたのは5・7%、「週に1~3回程度」が13・2%。「月に1~3回程度」は20・1%、「ほとんど、または、全く読まない」は60・8%だった。

 小学6年で「ほぼ毎日」「週に1~3回程度」新聞を読むと答えたのは22・8%で、全国平均(24・2%)をやや下回った。

 静岡県教委の2015年度の分析によると、小6、中3のいずれも新聞を読んでいる頻度が多いほど全国学力テストの正答率が高いことが示された。「ほぼ毎日」新聞を読む児童生徒と「読まない」児童生徒では小6で9・7ポイント、中3で7・8ポイントの正答率の差があった。

 静岡県内は小中高13校がNIE(教育に新聞を)の実践指定校になるなど、授業などでの新聞の活用が広がる。NIEアドバイザーとして普及に携わる大井川中の矢沢和宏校長は「新聞を継続的に読むことで、読解力や表現力が伸び、人前で堂々と意見を発表することもできるようになる」と効果を強調した。

 16年度の全国学力テストで全国の国語Bの平均正答率は「ほぼ毎日」新聞を読む小6が64・8%、中3が73・1%。読む頻度が下がると正答率も低くなり「読まない」の小6は55・1%、中3は65・1%だった。

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静岡の全国学力テスト、小6が12位 中3は5位 “弱点”取り組み奏功
産経新聞 9月30日(金)7時55分配信

 文部科学省が29日に公表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果によると、県内の小学6年生と中学3年生の平均正答率は2年連続全科目で全国平均を上回り、小6は全国12位、中3は同5位の好成績だった。今年の中3は、国語Aで全国最下位となり学力低下が問題になった3年前の小6にあたるが、今年の中3の国語Aの成績は全国平均を1・3ポイント上回る全国7位まで向上。県教育委員会では「全国最下位」となったショックをバネに3年前から各学校で学テ結果を自己採点し授業で“弱点”を解消する取り組みを進めており、その成果が現れる結果となった。

 県内の公立学校で学テに参加したのは小6の3万1907人と中3の3万899人。

 特に今年の中3は、3年前の小6当時に全科目で平均正答率が全国平均以下となり、中でも国語Aは全国平均を5・0ポイント下回って全国最下位を記録。しかし中3になった今年は、平均正答率が全科目で全国平均を上回り、国語Aは全国平均より1・3ポイント、国語Bは同3・4ポイント高かった。今年の小6の国語Aも全国7位で、全国平均を3・6ポイント上回っている。

 3年前に「全国最下位」を記録した危機感から県教委はこの3年間、教師の研修を強化したり、文科省の公表を待たずに各校で学テを自己採点して結果を分析し、普段の授業に生かすなどの対策をとってきた。さらに、有識者を加えた学力向上推進協議会を立ち上げ、学習面の問題点を把握するとともに学力向上策を検討。県教委と市町教委の担当者が一堂に会する会議も設置して、情報共有と連携にも努めてきた。今年の結果を見る限り、こういった取り組みはある程度結実したといえる。

 ただ、小6国語の「条件付きで目的に応じて書く」問題、小6算数の割合など数量関係の意味理解や記述問題などで平均正答率が低くなっており、今後解消すべき課題も残った。

 木苗直秀教育長は「成績が全てではないが、基礎をしっかり固める方向でオール静岡で頑張り、成果が出てきた。ようやくいい方向に向いてきたので、さらに前に進めたい」と説明。県教委では学テ結果について各市町に公表を促しており、静岡、浜松両市と吉田町は今後、問題ごとの平均正答率を公表する方針だ。

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先日の地区懇談会で教育長は、
当町の成績は、すべて全国平均と県平均を上回っているとの説明があった。

学校での新聞設置状況について
昨年9月議会の民生文教委員会で質問した。

それによると
「西小学校では学校図書室、清水中学校では各教室、その他の小中学校につきましては職員室に配置しておりますが、関心を持ちそうな記事については掲示板や配付、回覧などしております。しかし、職員室等に置いてあるだけであり、また新聞の種類も1種類であるため、今後は前向きに検討してまいります。」とのことである。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:21 │教育・学校

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