2016年08月09日

「公設学習塾」スタート 吉田町教委

下記、6月19日の静岡新聞

**************

「公設学習塾」スタート 吉田町教委
静岡新聞 6月19日(日)8時20分配信

 小中学生の基礎学力定着や学習意欲を引き出そうと、個々の弱点に応じて教諭らが支援する吉田町教育委員会の「公設学習塾」が18日、始まった。町教委の予想を50人ほど上回る約250人の児童生徒が参加した。町立吉田中を拠点に来年2月まで計11回、プリント学習などを通じて苦手分野を克服していく。

 吉田町は2014年度から全国学力テストに合わせて町独自のテストを実施。14、15年度は児童生徒が宿題を持ち込む形の「土曜学習会」を開いてきた。本年度からは、町テストを委託してきたベネッセコーポレーション(岡山市)と連携。テスト結果を分析し、個々の適性に応じたプリント教材を用意する。

 学習教科は中学生が数学と英語、小学生が算数。児童生徒2~5人に講師1人が付き添い、初日は学習ノートに「細かいミスをなくしたい」などと自分の目標を記入してからプリントと向き合った。

 吉田中1年の女子生徒(12)は「先生が一緒に付いてくれるので何でも質問しやすく、分かりやすかった」と感想を話した。

 講師の中には教職を目指す大学生も。常葉大教育学部2年の岩堀祐斗さん(19)は「子どもの目線で考える機会になり、大学の授業では得がたい経験。自分にとっても勉強になる」と意義を語った。

***************

自治体が運営する「公営塾」が全国各地で増えている。
大学進学に照準を合わせた実践的な教育を提供したり、幼児への英会話や中学生へのパソコン指導をしたり、
予備校や学習塾が少ない地域での独自の取り組みが注目を集めている。

公営塾の先駆的存在が、2002年に大分県豊後高田市が始めた「学びの21世紀塾」。

豊後高田市へは、3年前の10月に視察研修を行った。

学力テストが県下で下から2番目だったのが「学びの21世紀塾」始まって10年、
6年連続県下学力トップになる。

また、受験対策以外でのそろばん教室、
パソコン教室、理科実験教室、そば打ち、地引網漁など多くの講座が設けられている。

子どもたちがさまざまな地域の大人や友達と交流を深め、
新たな発見、可能性を見出すことは、
教育現場のいじめや不登校などの問題にも直接、
間接に予防や改善効果もあるように思われる。

また、この「学びの21世紀塾」出身の大学生たちが、
地元に戻って先生になって係っている。


同じカテゴリー(教育・学校)の記事画像
<西小学校>春のPTA親子奉仕作業
<入学式>西小学校、清水中学校
<安全祈願祭>南小学校北校舎改築工事
<西小学校・清水中学校>卒業式
<清水中学校>給食の試食
<西小学校>家庭教育学級「親子スプーンづくり体験」
同じカテゴリー(教育・学校)の記事
 <西小学校>春のPTA親子奉仕作業 (2025-05-10 14:28)
 <5歳児健診>普及へ支援強化 発達障害の早期発見に向け、政府 (2025-05-05 16:41)
 <お知らせ>清水小学校教材園を一般開放します (2025-04-12 20:46)
 <外国籍>児童生徒「今後も増加予想」 清水町で総合教育会議 (2025-04-09 19:36)
 <入学式>西小学校、清水中学校 (2025-04-08 15:27)
 中学校の制服を所得制限なしで無償化へ 東京・品川区、23区で初 (2025-03-30 16:54)

Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 18:32 │教育・学校

削除
「公設学習塾」スタート 吉田町教委