2015年12月04日

<認知症サポート医>静岡県内5町で依然「空白」

下記、静岡新聞

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認知症サポート医 静岡県内5町で依然「空白」
(2015/12/4 08:00)静岡新聞

 政府が全国の全市町村での設置方針を決めた「認知症初期集中支援チーム」で、中核を担う認知症サポート医の県内での養成が遅れている。認知症サポート医が一人もいない自治体も賀茂地域を中心に5町に上り、県は「体制整備は急務。空白域は早く解消しなければならない」と人材育成を急ぐ。
 厚生労働省の推計で、認知症患者は2025年に全国で700万人を超えるとされる。支援チームは医師や保健師ら専門職が連携して当該者を観察・評価し、適切に医療・介護に結び付ける。判断が難しい認知症患者の早期発見の柱に位置付けられ、18年4月までに全自治体が設置することになっている。
 認知症サポート医は保健師や看護師から相談や情報を受け、助言指導する重要な立場。県は本年度、開業医や勤務医を対象に2日間の養成研修を設けて人材育成を進めている。来年度以降も継続する方針。
 進捗(しんちょく)状況によると、本年度当初82人だった認知症サポート医は年度末までに117人に増える見込み。裾野、小山、清水、森の各市町で人材ゼロを解消したが、賀茂地域の東伊豆、河津、松崎、南伊豆の4町と川根本町が依然空白域という。
 県によると、支援チームを設置した自治体では成果が出始めている。三島市では認知症の症状が出ているにもかかわらず介護サービスを受けていない高齢者をケアマネジャーに引き継ぎ、見守り環境を整えた。
 県長寿政策課は、三島市の同様の実績は既に10例ほどになると説明。独居の認知症高齢者にかかりつけ医を付けたケースもあった。早期の体制構築が住みよい地域づくりに直結するとし、空白域の解消に向けては「複数自治体の広域的な連携も選択肢の一つでは」と提案している。

 <メモ>認知症サポート医 2005年度から全国で養成が始まった。認知症に関する国の研修プログラムを受けた医師が認定される。全国で3220人(13年度末)が認定されている。県内では地域の開業医をはじめ病院勤務医など、本年度当初で82人が活動している。ゼロでないものの、1人だけの自治体が沼津や島田など9市町あり、早期の拡充も求められる。

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清水町の認知症サポート医は
医療法人社団健千会 稲玉内科クリニック
伏見788-1
055-991-5111
診療科目内科・循環器内科・消化器内科


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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 20:28 │介護

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