2015年07月12日

<静岡の学力>県内市町 数値公表に慎重 「学テ」学校別正答率など 「序列化につながる」

下記、6月20日の静岡新聞

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静岡の学力=県内市町 数値公表に慎重 「学テ」学校別正答率など 「序列化につながる」
2015/06/20 静岡新聞 朝刊

 全国学力テストの結果をめぐり、県内市町教委がそれぞれの実情に合わせた公表方法を検討している。「序列化につながる」と学校別の平均正答率などの数値公表には総じて慎重で、6市町教委は学校数が少ないなどとして2014年度と同様に市町単位での公表はせず、各学校に委ねる方向だ。
 県教委によると、14年度は全市町が何らかの形で結果を公表したが、下田市、藤枝市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町の6市町は市町単位での公表は見送った。
 このうち、小学校7校、中学校4校の下田市教委は「学校、児童生徒数の分母が少ないため、平均正答率などの数値公表はなじまない」と説明。各校が学校だよりなどで保護者に授業で改善すべき点などを公表したが、平均正答率といった数値を示した学校はなかった。
 同市教委は「子供たちの学習にどう生かすかが大事」として、検証委員会を設置し、結果を踏まえた授業改善の資料作成などに取り組んだり、賀茂地域6市町の指導主事連絡協議会で検討を行ったりするという。町内に小中学校1校ずつの松崎町は、学校だよりの作成に町教委も携わって結果を公表する。
 藤枝市は小学校17校、中学校10校と学校数は多いが、市教委からの公表は行わず、各校の学校だよりなどで改善点や対策などを保護者に伝える。学校だよりは各自治会の回覧で地域住民も読めるという。各校とも数値は公表しない方針。山本満博教育長は「数字が独り歩きすると誤解が生まれる。結果を授業改善に生かすことこそ重要」と指摘する。
 市町単位で結果を公表する市町教委も「過度の競争になってはならない」として、数値を公表する場合でも学校別ではなく、市町全体の平均正答率などの公表にとどめる。沼津市のように平均正答率をグラフ化して公表するところもある。
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 【全国学力テストの結果公表】
 小学6年と中学3年を対象にした本年度の全国学力テストは4月、県内公立の784校の約6万6千人が参加し、国語、算数・数学、理科の3教科で実施した。文部科学省は8月末に都道府県別の結果を公表する。文科省は2014年度から県教委や市町村教委も結果を公表できるようにした。県教委は本年度、県全体の平均正答率などを公表する。一方、市町教委にも10月ごろまでに何らかの方法で結果や改善策などを公表するよう求めている。13、14年度に独断で結果を公表した川勝平太知事は文科省の実施要領の厳格化に伴い、本年度は自ら公表には踏み切らないと表明。木苗直秀県教育長は数値公表による順位付けは好ましくないとの認識を示している。

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当町のこれまでの方針としては、
学力テストは、町としての傾向を公表するにとどめている。

テストは、優しい問題も難しい問題も同じ1点なので
単純に平均正答率で比較できないこともある。

問題ごとの正答率を見比べて
どこの問題ができているのか、できていないのか評価することが求められている。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:36 │教育・学校

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