2012年10月11日
<救急車>タブレット端末搭載へ-沼津、三島、御殿場の3医師会
下記、9月23日と30日の静岡新聞
*************************
タブレット端末救急車搭載へ 情報共有、円滑に搬送-沼津、三島、御殿場の3医師会
2012.09.23 静岡新聞 朝刊
医師不足などで疲弊する救急医療現場の改善と救命率向上のため、沼津、三島、御殿場の3医師会が共同で、救急患者情報の共有化と搬送の円滑化を図る独自のソフト開発に取り組んでいる。タブレット型の多機能情報端末を用いて、救急患者の情報を関係機関がリアルタイムで確認できる仕組みを作る。端末は各救急対応医療機関のほか、3医師会管内の7市町(沼津、三島、御殿場、裾野、清水、長泉、小山)の全救急車約50台にも搭載する見通し。
救急医療の広域化につながる取り組みで、システムの検討には各市町や消防、地域の救急医療担当病院の関係者も加わっている。来年4月の試験運用を目指し、2014年度に本格導入する。
新システムでは各市町の救急隊が患者情報を救急車内でタブレット型端末に入力して、受け入れ可能病院を迅速に探す。現状は各救急隊ごとに電話で情報伝達していて、搬送が集中した場合は受け入れ先の確保に時間がかかるケースがある。
3医師会が乗り出した背景には、各地とも管内の医療機関だけでは救急医療を賄いきれず、手術や入院が必要な患者を受け入れる2次救急病院が特に疲弊している実態がある。
併せて、3医師会はドクターバンクの創設も検討中。病院勤務医が不足している領域について、病院OBの開業医らにあらかじめ登録してもらい、2次救急病院に助っ人として派遣する仕組み。制度設計や費用面の協議を重ね、当面は重篤な症例が含まれる消化管出血について取り組む。
これらの事業は国の交付金で医療体制の拡充を図る「県地域医療再生計画」に採択された。11~13年度の交付額約2億3千万円を開発費などに充てる。
***********************
情報共有で広域救急を円滑に 来年度稼働の新システム紹介-沼津、三島、御殿場3医師会
2012.09.30 静岡新聞 朝刊
県東部保健所と御殿場保健所は29日、「地域医療を考える月間」に合わせたシンポジウムを沼津市内で開いた。沼津、三島、御殿場の3医師会は「広域救急医療への新たな挑戦」と題し、手術や入院が必要な患者に対応する「二次救急」の疲弊を背景に、救急医療情報を共有する新システム導入を目指していることを報告した。
3医師会の代表8人が登壇し、担当医療機関の減少などの問題から、現在各医師会が相互に連携して二次救急体制をかろうじて維持している現状を説明した。患者搬送までに7病院に問い合わせ、計32分かかった事例などを挙げ、広域の救急搬送の課題として、病院の選定時間を短縮して円滑な搬送につなげる必要性を指摘した。
こうした事態打開に向けて、来年度の稼働を目指している救急医療情報共有システムを紹介した。救急隊員が携帯情報端末を持ち、搬送中の患者の情報入力やスムーズな受け入れ可能病院の検索につなげるシステムで、医療機関も同じ情報をリアルタイムで確認できる。不足する専門医を広域的に確保する「ドクターバンク構想」と合わせ、二次救急医療機能の維持向上につなげるという。
斎藤昌一御殿場市医師会長は「広域で救急情報の把握を目指す初めての取り組み。救急医療の厳しい現実を直視し、いつでも救急医療が受けられる態勢づくりを理解してほしい」と呼び掛けた。
約250人が聴講した。災害医療の現場で市民が担う役割や、AEDの扱い方に関する講義も行われた。
**********************
1月13日の日記で全救急車にiPadを導入している
佐賀県の取り組みを紹介した。
http://giin.i-ra.jp/e441595.html
こういうシステムが県東部でもできればいいのにと思っていたら、
実際導入されそうだ。
来年4月の試験運用を目指し、2014年度に本格導入。
*************************
タブレット端末救急車搭載へ 情報共有、円滑に搬送-沼津、三島、御殿場の3医師会
2012.09.23 静岡新聞 朝刊
医師不足などで疲弊する救急医療現場の改善と救命率向上のため、沼津、三島、御殿場の3医師会が共同で、救急患者情報の共有化と搬送の円滑化を図る独自のソフト開発に取り組んでいる。タブレット型の多機能情報端末を用いて、救急患者の情報を関係機関がリアルタイムで確認できる仕組みを作る。端末は各救急対応医療機関のほか、3医師会管内の7市町(沼津、三島、御殿場、裾野、清水、長泉、小山)の全救急車約50台にも搭載する見通し。
救急医療の広域化につながる取り組みで、システムの検討には各市町や消防、地域の救急医療担当病院の関係者も加わっている。来年4月の試験運用を目指し、2014年度に本格導入する。
新システムでは各市町の救急隊が患者情報を救急車内でタブレット型端末に入力して、受け入れ可能病院を迅速に探す。現状は各救急隊ごとに電話で情報伝達していて、搬送が集中した場合は受け入れ先の確保に時間がかかるケースがある。
3医師会が乗り出した背景には、各地とも管内の医療機関だけでは救急医療を賄いきれず、手術や入院が必要な患者を受け入れる2次救急病院が特に疲弊している実態がある。
併せて、3医師会はドクターバンクの創設も検討中。病院勤務医が不足している領域について、病院OBの開業医らにあらかじめ登録してもらい、2次救急病院に助っ人として派遣する仕組み。制度設計や費用面の協議を重ね、当面は重篤な症例が含まれる消化管出血について取り組む。
これらの事業は国の交付金で医療体制の拡充を図る「県地域医療再生計画」に採択された。11~13年度の交付額約2億3千万円を開発費などに充てる。
***********************
情報共有で広域救急を円滑に 来年度稼働の新システム紹介-沼津、三島、御殿場3医師会
2012.09.30 静岡新聞 朝刊
県東部保健所と御殿場保健所は29日、「地域医療を考える月間」に合わせたシンポジウムを沼津市内で開いた。沼津、三島、御殿場の3医師会は「広域救急医療への新たな挑戦」と題し、手術や入院が必要な患者に対応する「二次救急」の疲弊を背景に、救急医療情報を共有する新システム導入を目指していることを報告した。
3医師会の代表8人が登壇し、担当医療機関の減少などの問題から、現在各医師会が相互に連携して二次救急体制をかろうじて維持している現状を説明した。患者搬送までに7病院に問い合わせ、計32分かかった事例などを挙げ、広域の救急搬送の課題として、病院の選定時間を短縮して円滑な搬送につなげる必要性を指摘した。
こうした事態打開に向けて、来年度の稼働を目指している救急医療情報共有システムを紹介した。救急隊員が携帯情報端末を持ち、搬送中の患者の情報入力やスムーズな受け入れ可能病院の検索につなげるシステムで、医療機関も同じ情報をリアルタイムで確認できる。不足する専門医を広域的に確保する「ドクターバンク構想」と合わせ、二次救急医療機能の維持向上につなげるという。
斎藤昌一御殿場市医師会長は「広域で救急情報の把握を目指す初めての取り組み。救急医療の厳しい現実を直視し、いつでも救急医療が受けられる態勢づくりを理解してほしい」と呼び掛けた。
約250人が聴講した。災害医療の現場で市民が担う役割や、AEDの扱い方に関する講義も行われた。
**********************
1月13日の日記で全救急車にiPadを導入している
佐賀県の取り組みを紹介した。
http://giin.i-ra.jp/e441595.html
こういうシステムが県東部でもできればいいのにと思っていたら、
実際導入されそうだ。
来年4月の試験運用を目指し、2014年度に本格導入。
Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 11:29
│消防・救急