2011年07月14日

<オール電化住宅>普及裏目…原発2基分の消費増

下記、3月23日の読売新聞

*****************

オール電化住宅、普及裏目…原発2基分の消費増
読売新聞 3月23日(水)14時42分配信

オール電化などのPR施設「電力館」、20日の改装オープン予定が延期に(東京・渋谷区で)
 東京電力が、給湯や調理などすべてを電気でまかなう「オール電化住宅」の普及を推進してきたことが、今回の電力不足に拍車をかけている。

 この3年間で戸数が倍増し、最大で原子力発電プラント2基分にあたる約200万キロ・ワット分の電力消費能力が増えた可能性がある。東電は、東日本巨大地震後、計画停電をせざるをえない状態で、オール電化の普及策は抜本的な見直しを迫られている。

 東電によると、管内9都県のオール電化戸数は2002年3月末時点で1万3000戸だったのが、08年3月末に45万6000戸になった。10年末には85万5000戸に倍増した。「原子力は発電時に二酸化炭素を排出せず、地球温暖化の防止につながる。省エネにもなる」とアピールし、電気料金の割引を適用してきたが、急速な普及策が裏目に出た形だ。

******************

先日、住宅メーカーの方の話を聞く機会があった。

震災前は、IHクッキングヒーターを選ぶ家庭が
ほとんどだったようだが、
震災後は、特に都市ガスが通っていない地域などで
プロパンガスを使った
ガスコンロを選ぶ家庭が多くなってきていて
半々くらいになってきているという。

地震の際は、都市ガスと電気では
電気の方が早く復旧するだろうけど、
プロパンガスなら
節電対策やリスク分散を考えて
いいかもしれない。

そもそも原発や火力発電所でウランやガスを燃やして
お湯を沸かしてタービン回して電気を発電して、
それを長い送電線を伝って、
各家庭に送られて電気でお湯やお風呂を沸かすって
エネルギー効率が悪い気がする。



同じカテゴリー(エネルギー・原子力)の記事画像
<福岡県篠栗町>「バイオマスボイラー」と「介護支援ボランティア」
<総務建設委員会>浜岡原子力発電所 視察研修
同じカテゴリー(エネルギー・原子力)の記事
 処理水放出「国際基準に適合」 原発内に事務所新設 IAEA事務局長 (2023-07-04 19:22)
 公明山口代表、処理水放出は海水浴時期回避を (2023-07-02 20:05)
 東京電力管内に対する電力需給ひっ迫注意報の発令 (2022-06-27 15:00)
 【需給ひっ迫警報(第2報)】東京電力管内及び東北電力管内の電力需給が極めて厳しくなっている (2022-03-22 15:06)
 <全国初>太陽光パネルに新税 事業用1平方mにつき50円 市議会で条例案可決【岡山・美作市】 (2021-12-23 08:11)
 <中国の原発>放射線漏れの疑い チェルノブイリを彷彿とさせる透明性の欠如 (2021-06-17 08:46)

Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:20 │エネルギー・原子力

削除
<オール電化住宅>普及裏目…原発2基分の消費増