2010年07月18日

藤原和博氏(大阪府知事特別顧問)の講演(5)

「よのなか科」は大人と子どもが一緒に学んでいる。
大人と子どもが一緒にディベートをやっている。
大人の生涯学習と子どもの教育を一緒にやる。

子どもは、教える大人から学んでいるのではない。
学んでいる大人の姿から一番多くを学ぶ。

子どもにとっての最高の教材は大人の学んでいる姿である。

大人がどうやって調べているのか。
どういうふうに知るのか。
どういうふうにその知識に到達するのか。
それを知れたときにどういう喜び方をするのか。

読書する子を育てるには、
親や先生が読書をする姿を見せなければ
子どもは読書をしない。

教育は伝染感染である。
大人がやっているとマネしていく。
それが非常に大事。

よって学んでいない校長・教員は追放すべき。
教え方がうまい下手ではない。
学び方が大事。

地域本部は、教員から分離して地域の仕事にしている。
PTAだけでやっている活動ではムリ。
地域本部のスタッフで
初代土曜寺子屋の教務主任になっている女性は、
もともとニートだった方だけど
今では教員をやっている。

地域本部は
子どもとのナナメの関係を構築しつつ、
大人も育てる。

大人の公共心を育てる。

関わっている大人は、学区の方ばかりではない。
地域とは、学区のことではなく
そこで起こるコミュニケーションの束のことをいう。

地域本部の活動の核は「土曜寺子屋」で
学生ボランティアが多く関わっている。
教員養成の師範塾みたいになっていている。

若い学生が出入りすると
そこでボランティアをしているお母さん達も
華やいでくる。
化粧が濃くなったりする。

でもこういうのが大事。
30人も学生がいれば一人くらいは
いい男もいる。

学生ボランティアは、みんな教員になりたいという
志が一緒なのでくっついてしまう。
3組結婚している。

「夜スペ」は学力が上の子を伸ばす。
「土曜寺子屋」は下の子を引っ張り上げる。

両方やらないとダメ。
上の子を伸ばすことによって
下の子を教えることにも繋がる。

(もうちょっとつづく)



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 18:05 │教育・学校

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