2009年10月22日

<視察報告>校庭の芝生化(1)

吉野ヶ里町は、平成18年3月1日に佐賀県東部に位置する三田川町と
東背振村が合併してできた町で吉野ヶ里遺跡のある町である。

人口は、16,101人で面積は43.94平方km。
平成20年度の歳入決算総額は、約77億3千万円。
財政力指数は0.635、実質公債費比率は16.4%。

研修してきたテーマは、
下記の3点である。

(1)運動場芝生化について
(2)英語教育改善研究について
(3)放課後子ども教室について

以上、どれも清水町では取り組んでいない先進事例であり、
一つの町で3つのテーマについて研修をすることも
自分は初めてである。

そうした意味でも1粒で3つおいしい中身の濃い研修であった。

まず、
(1)運動場の芝生化について

吉野ヶ里町には、三田川小学校と東背振小学校の2校の学校がある。

昨年の12月に運動場の芝生化の取り組みのテレビ報道を見た議員が、
その月の議会一般質問で小中学校の校庭の芝生化についての是非を問う。

今年の1月に学校教育課と小学校の代表3人が鳥取市(NPOグリーンスポーツ鳥取)への
視察を行い、4月から6月まで計画を練り、6月から植栽を行い、
三田川小学校では、
9月には一面緑色になった運動場で運動会が行われた。

「鳥取方式」とよばれる方法での芝生化で
成長速度の速いバミューダグラス(ポット苗)と利用者(児童・市民)自身の
ボランティア作業を組み合わせることによって、土壌基盤が整備されていない
校庭や空き地でも3カ月の短期間で芝生化できることを
鳥取大学農学部で実証したことが出発点となったものである。


○三田川小学校
 校庭面積 9,272平方m 芝生化面積 7,000平方m 芝生化率 75.5%

 総事業費 2,334,265円 県補助金の額 1,227,000円

○東背振小学校
 校庭面積 10,607平方m 芝生化面積 1,732平方m 芝生化率 16.3%
 
 総事業費 1,898,118円 県補助金の額 1,261,000円

佐賀県では、校庭芝生化モデル事業というのがあり、
三田川小学校では総事業費の約半分を県補助金で賄っている。

三田川小学校の総事業費の内訳は、

○芝生整備事業(ポット苗代、散水栓設置工事) 106万円
○備品等整備事業(乗用芝刈り機1台、手動芝刈り機3台、移動式スプリンクラー、散水ホース等)83万5千円
○芝生維持管理事業(肥料代、冬芝種子代)44万円

思ったほど高くない。

(つづく)



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 23:59 │教育・学校

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