2009年08月10日

避難指示など積極派市町村67%

下記、5日の静岡新聞

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避難指示など積極派市町村67% 土砂災害全国調査
                  08/05 15:28 静岡新聞

 静岡大防災総合センターの牛山素行准教授(災害情報学)は5日までに、全国の市町村の防災担当者を対象にした土砂災害対策のアンケート調査の結果をまとめた。市町村長が出す「避難指示・勧告」について、「“空振り”を恐れずに積極的に出すべき」と答えた市町村が67・6%を占めた。一方で、空振りを懸念して「慎重に出すべき」と答えた市町村が32・4%あり、牛山准教授は「避難勧告をためらう自治体が少なくない。どのような情報の出し方がいいか、地域ごとに意識共有を図る必要がある」と訴えている。
 避難指示の出し方や避難方法の伝え方は、7月末に中国・九州地方を襲った豪雨災害で問題化した。情報の利活用は「住民が判断すべき」が53・4%、「行政が責任を持って判断すべき」が46・6%と分かれた。
 牛山准教授は「7月末の豪雨災害のケースでは、被災地住民の間に、『空振りを恐れるくらいなら積極的に発表してほしい』という意見が目立った。情報の受け手の意識は高い。行政任せではなく、関連機関や市民が一緒に情報の扱いを考えていくべき」と話している。
 洪水や土砂災害に対応したハザードマップ(災害予測図)の作成率は72・1%。3年前に実施した同様の調査の40・5%を大幅に上回った。
 調査は昨年末、全国1805市町村(昨年12月現在)の防災担当者あてにアンケート用紙を郵送し、今年4月末までに回収した。回収率は68・9%。
 内容は解析を進めた上で、9月28、29日に京都大(京都府)で開かれる日本自然災害学会で発表する。

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台風9号の影響で兵庫県佐用町では、
多数の犠牲者がでた。

上記のアンケートについて清水町では、
市町村長が出す「避難指示・勧告」について、
「“空振り”を恐れずに積極的に出すべき」と答えた。

実際、2年前の台風9号では、
狩野川や黄瀬川の増水で
避難勧告を徳倉や的場・長沢地区へ出した。

うちにも消防団の皆さんが区公民館への避難を呼びかけに来た。

結局、狩野川や黄瀬川が溢れることはなかったが、
適切な対応だったと思う。
溢れてからでは遅い。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:25 │地震・災害

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