2023年07月18日

<認知症>不明1.8万人「防ぐには社会みんなの力必要」 専門家

下記、6月22日の毎日新聞

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認知症で不明1.8万人「防ぐには社会みんなの力必要」 専門家
6/22(木) 17:44配信 毎日新聞


 認知症が原因で行方不明になる人が増え続けている。昨年1年間に警察に届け出られた人数は1万8709人に上り、2012年(9607人)からほぼ倍増した。この問題に長年取り組んできた認知症介護研究・研修東京センター(東京都杉並区)の永田久美子副センター長は「非常に深刻な人数。1年で491人もの方が命を落とす現状を社会全体で変えなければならない」と指摘する。

 対策として挙げるのは一人一人のケースから学ぶことだ。実際に行方不明を経験した人と分からなくなった道を歩きながら当時の状況や心境を聞くことで、さまざまな対策が具体的に見つかる。永田さんは「暮らしの中で起きることなので自治体が責任を持って取り組んでほしい」と強調する。

 行方不明になるのは重度よりも認知症の初期段階の人が多い。支援のみでなく、今後は道に迷った時に備えて、自分の希望を周囲に伝えられるヘルプカードを自分の意思で持って出かけるなど本人の力をいかすことも重要になるという。

 最も大切なのは本人が自由に外出して無事に家に帰れることで、家などに閉じ込めるのは逆効果になる。永田さんは「捜すためにIT(情報技術)を使う動きはあるが、やはり人とのかかわりが生命線になる。街で気がかりな人を見かけたら素通りせず、そっと声をかけて本人が話すのを待ってほしい。そうした小さなことが大きな力になる。行方不明を防ぐには社会みんなの力が必要だ」と話している。【銭場裕司】

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担当課に確認したところ、清水町では、昨年1年間に認知症が原因で行方不明になっている人は、いない。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:08 │高齢者介護

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