2018年06月10日

<運動部顧問負担大>静岡県教委、中・高調査 外部指導者で軽減へ

下記、5月3日の静岡新聞

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運動部顧問負担大 静岡県教委、中・高調査 外部指導者で軽減へ
5/3(木) 7:32配信 静岡新聞

 静岡県教委が中学、高校の運動部活動の指針を策定するため実施したアンケートで、運動部顧問を務める教員の多くが、部活動の意義を認めているものの、指導には時間的、精神的な負担を感じていることが、2日までに分かった。県教委は「顧問の負担を軽減するための配慮が求められる」とし、活動時間や休養日の目安を示した指針の周知に努めるとともに、外部指導者の確保などを通じて負担軽減を図る方針。

 アンケートは部活動の現状を把握するため2017年11月、全日制の公立高87校、政令市を除く公立中171校の全教員約9千人と、抽出した生徒、保護者各3千人を対象に実施した。部活動を巡る県教委の大規模な調査は初めて。

 県教委のまとめによると、教員の80%以上が、部活動は生徒の人格形成や社会性の育成に資するとして必要性を認め、生徒や保護者の90%以上も「やりがいがある」「子どもにとって大切」と肯定的に捉えていることが分かった。

 一方で、運動部顧問の取り組み姿勢については、48・4%が「積極的に取り組んでいる」と答えたのに対し、38・9%は「できる範囲で取り組む」、9・6%は「気が進まないがなんとか取り組む」と回答。「まったくやる気がなく苦痛」だとした教員も3・2%いて、温度差が浮き彫りになった。

 さらに「最も時間的負担が大きい業務」に部活動を挙げた顧問が中学42・8%、高校は62・1%を占め、いずれも業務別で最多だった。さらに「技術指導できない部活動を持ったことがある」教員は中学73・6%、高校で65・7%に上った。

 アンケート結果を踏まえ、県教委は将来の夢に向かって挑戦する生徒もいると指摘し、教員の負担を軽減しつつ、生徒の要望に応じた多様な活動にするのが望ましいとしている。


 <メモ>県内の運動部活動 中学生約7万人、高校生約4万6千人が登録する。中学教員の7割弱に当たる約4700人、高校教員の6割弱、約3800人が顧問を務める。平均活動日数は中学で平日3・7日(週休日は月5・2日)、高校4・5日(同月6日)、活動時間は中学で平日1時間28分(週休日4時間30分)、高校2時間20分(同4時間12分)。県教委は中学の部活動を平日2時間、休日3時間程度、高校は平日3時間、休日4時間程度とする指針を策定。休養日は中高とも週2日以上取るよう求めている。

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清水町の中学校の部活で外部指導者がいる部は、

〇清水中学校
 卓球女子、ホッケー男女、ソフトボール、吹奏楽

〇南中学校
 バスケットボール男女、テニス女子、卓球、サッカー、吹奏楽


タグ :清水町

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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 11:41 │教育・学校

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