2016年04月18日

<波状地震で住宅倒壊>木造2階建て、1階補強を―雨で斜面崩壊も・学会

下記、時事通信

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波状地震で住宅倒壊=木造2階建て、1階補強を―雨で斜面崩壊も・学会
時事通信 4月18日(月)20時15分配信

 熊本地震を受け、防災関連の学会が18日、東京都内で共同記者会見を開いた。

 日本免震構造協会会長の和田章東京工業大名誉教授は「1回の地震には耐えられた建物が、次から次へと来た地震で壊れた」と指摘。「波状的に来る地震への対策を考えないといけない」と話した。

 今回の地震は、浅い所で活断層がずれて発生した。付近では木造2階建ての1階がつぶれ、倒壊した住宅が多かった。1995年の阪神大震災や2004年の新潟県中越地震など、活断層が動いて起きた大地震で多いパターンだ。

 和田会長は「耐震性確保の努力が足りなかったのは残念。1階は南側や街道沿いを開放的に造るため、強度が不十分になりやすい」と指摘。「地震はどこで起きるか分からず、木造2階建ての家では耐震補強を話し合ってほしい」と呼び掛けた。

 一方、日本地すべり学会の落合博貴副会長は、熊本県南阿蘇村で斜面が崩壊した災害は、阿蘇山が過去に噴火した際の火山灰や軽石が水を多く含み、長距離を流動して起きたとの見方を示した。南阿蘇村の観測点では、7日の雨量が103.5ミリに上っており、地震発生時に土壌の水分量が多かったと推定される。

 落合副会長は「今後も雨が降れば、比較的小さな地震でも斜面の崩壊が起きる可能性がある。雨がやんでも警戒が必要だ」と話した。 

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平成16年11月に新潟県中越地震のボランティアで川口町や小千谷市へ行った。

多くの倒壊した家屋を見たが、
見た限り2階建ての木造住宅で1階がぺしゃんこになり
2階まで倒れている家は見なかった。

ボランティアをした家のご主人に
「よく助かりましたね」ときいたら、
1発で倒れたのではなく、
その後の余震で倒れたと言っていた。

この時は、震度6強の地震が3回起きた。 

今回の熊本地震でも1階で亡くなった方が多数いた。

また、最初の地震では助かったけど
その後の本震で家にいて亡くなった方もいた。

耐震性のない2階建ての木造住宅に住んでいる方は、
是非、耐震化工事をすべきと思うが、
難しいようだったら、少なくとも1階で寝てはいけない。

また、1回目の地震で倒れなくても、
1階で寝たり、片づけをするようなことはしてはいけない。

専門家ではないが、これは絶対に心得るべきだと思う。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 23:30 │地震・災害

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