2013年03月20日
<一般質問>インターンシップ研修生を新規職員に採用
下記、11日の一般質問原稿掲載
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平成22年第3回定例会(9月議会)で「大学生インターンシップの受け入れを」と題して質問しました。
当町の職員採用試験で一般事務職の平成15年度が、採用予定人数5人に対し、採用試験の申込者数は大学卒業程度が105人と短大卒業程度が33人の計138人。
しかしながら、平成20年度採用以降の近年は、10人から16人の申込者という極めて残念な結果になっていました。
平成23年度採用の状況で長泉町が同じ大学生で80人、函南町が54人と比較すると人口比で計算しても少なすぎる数字でありました。
こうした現状を打開するために大学生インターンシップの受け入れを公募し、積極的に受け入れ、当町の職員採用の受験者数増加につなげていきたいと提案しました。
公務員の仕事や清水町で働くことを志望する学生が、清水町役場でインターンとして、現職の職員と働くことにより、仕事の内容を知ることはもとより、働く職員の皆さんの仕事ぶりに心を動かされ、清水町職員を志望する若者の増加と職場の活性化につながるのではないかと考えました。
結果、平成23年度から大学生インターンシップ(就業体験)制度が実施され、2年になります。
これまでの現状とその効果として、職員採用試験にどう反映されたか伺います。
【答弁】総務課長
当町の就業体験としてのインターンシップ研修につきましては、議員の御提案を参考に、平成23年度から実施し、昨年の夏に2年目を終えたところであります。
まず、今までの実績につきましては、平成23年度が計11人で延べ79日間、本年度が計10人で延べ66日間の研修を行いました。
次に、成果についてでありますが、平成23年度実施の職員採用試験では、一般事務職の採用予定者1人に対し、申込者が17人で、うち受験者は11人でありましたが、本年度の職員採用試験では、一般事務職の採用予定者2人に対し、28人の申込みがあり、うち23人が受験し、受験者の大幅な増加が実現したものと受け止めております。
なお、平成23年度のインターンシップ研修に参加した計11人のうち、本年度実施いたしました一般事務職の採用試験には、4人から申込みがあり、うち2人が実際に受験し、1人が合格となるなど、効果があったものと考えております。
【レポートの公開】3-①-(2)
昨年度、インターンシップ研修に参加した方の中から、実際、受験者が出て、かつ合格者が出てきたことは、大変うれしい限りです。
ただ、28人の申込者、23人の受験者は、たしかにそれ以前の十数人に比べれば多くはなりましたが、やはり長泉町や函南町のようにもっと多くの方に受験していただきたいと思います。
それには、インターンシップ研修生もより多くの方に参加してもらいたいと思いますが、これまでの実績も踏まえ、インターンシップ研修生を経て職場体験した方のレポートを、本人承諾の上、公表するなどし、インターンシップ研修制度のPRにつなげてみてはと思いますが、町の考えを伺います。
【答弁】総務課長
インターンシップ研修生の募集に当たりましては、町の広報紙やホームページに掲載するとともに、報道機関へ情報を提供し、新聞等への掲載やラジオ放送をお願いしているほか、県内の各大学には、インターンシップ研修の実施に関する御案内を直接お送りし、研修生の募集に御協力をいただいているところであります。
また、研修修了時の体験アンケートでは、多くの研修生から「想像以上の良い経験になった」などという感想をいただいておりますので、今後はこのような感想や体験談を、研修生の了解を得て情報発信していくことにより、当町が実施するインターンシップ研修に関心を寄せる一つのきっかけになることが期待できるものと受け止めております。
今後におきましても、多くの大学生に当町が実施するインターンシップ研修に興味を持ってもらえるよう、研修生の公募方法等について検討し、工夫してまいりたいと考えております。
【町独自のメニューを】3-①-(3)
インターンシップ研修について、例えば静岡市では、静岡市インターンシップ実施計画という情報を市HPで掲載をし、局・部ごと研修内容が記されていまして、何日間どのような研修ができるか詳細に見ることができます。
例えば、保健福祉子ども局子ども青少年部保育課では、受け入れ学生が○看護系学校(大学、短大、専門学校の看護系)に在籍中の学生を対象としますが、
①保育園への巡回訪問を体験する。②公立保育園園長会に参加し、看護師の保育園への指導や感染症について等の現状の共有化について知る。③病児、病後児室勤務を体験する(但し、入室予約があった場合とする)。
と具体的に業務内容が記されています。
清水町でもこうしたインターンシップ研修制度の内容について情報提供の仕方に工夫する余地はあると思いますし、柿田川に関連したものなど清水町の強みを生かした独自のメニューを考えることがあってもいいと思います。
そうした中で、清水町で働く魅力を伝えられることもあると思います。
町独自の体験ができるインターンシップ制度について町の考えを伺います。
【答弁】総務課長
研修生の受入れにつきましては、就業体験として基本的に研修生が希望する各課の事務補助を行っていただいた上で、臨時職員として賃金等を支給していることから、本町行政の一般事務補助を行う他の臨時職員の業務と大きく乖離する状況は、必ずしも好ましいものではないと考えております。
しかしながら、このインターンシップ研修の体験により、当町に奉職することの魅力を持っていただくと同時に、研修生個々人の資質を見極めることも大きな目的であります。
こうしたことから、今後もさらなる受験者数の増加につながるよう、例えば自然保護に関する取組として、柿田川の水に直接触れられる業務を職員と共に行うなど、議員御指摘のとおり、当町の魅力を前面に出せるような町独自の就業体験を含めたインターンシップ研修につきましても、検討を重ねてまいりたいと考えております。
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平成22年第3回定例会(9月議会)で「大学生インターンシップの受け入れを」と題して質問しました。
当町の職員採用試験で一般事務職の平成15年度が、採用予定人数5人に対し、採用試験の申込者数は大学卒業程度が105人と短大卒業程度が33人の計138人。
しかしながら、平成20年度採用以降の近年は、10人から16人の申込者という極めて残念な結果になっていました。
平成23年度採用の状況で長泉町が同じ大学生で80人、函南町が54人と比較すると人口比で計算しても少なすぎる数字でありました。
こうした現状を打開するために大学生インターンシップの受け入れを公募し、積極的に受け入れ、当町の職員採用の受験者数増加につなげていきたいと提案しました。
公務員の仕事や清水町で働くことを志望する学生が、清水町役場でインターンとして、現職の職員と働くことにより、仕事の内容を知ることはもとより、働く職員の皆さんの仕事ぶりに心を動かされ、清水町職員を志望する若者の増加と職場の活性化につながるのではないかと考えました。
結果、平成23年度から大学生インターンシップ(就業体験)制度が実施され、2年になります。
これまでの現状とその効果として、職員採用試験にどう反映されたか伺います。
【答弁】総務課長
当町の就業体験としてのインターンシップ研修につきましては、議員の御提案を参考に、平成23年度から実施し、昨年の夏に2年目を終えたところであります。
まず、今までの実績につきましては、平成23年度が計11人で延べ79日間、本年度が計10人で延べ66日間の研修を行いました。
次に、成果についてでありますが、平成23年度実施の職員採用試験では、一般事務職の採用予定者1人に対し、申込者が17人で、うち受験者は11人でありましたが、本年度の職員採用試験では、一般事務職の採用予定者2人に対し、28人の申込みがあり、うち23人が受験し、受験者の大幅な増加が実現したものと受け止めております。
なお、平成23年度のインターンシップ研修に参加した計11人のうち、本年度実施いたしました一般事務職の採用試験には、4人から申込みがあり、うち2人が実際に受験し、1人が合格となるなど、効果があったものと考えております。
【レポートの公開】3-①-(2)
昨年度、インターンシップ研修に参加した方の中から、実際、受験者が出て、かつ合格者が出てきたことは、大変うれしい限りです。
ただ、28人の申込者、23人の受験者は、たしかにそれ以前の十数人に比べれば多くはなりましたが、やはり長泉町や函南町のようにもっと多くの方に受験していただきたいと思います。
それには、インターンシップ研修生もより多くの方に参加してもらいたいと思いますが、これまでの実績も踏まえ、インターンシップ研修生を経て職場体験した方のレポートを、本人承諾の上、公表するなどし、インターンシップ研修制度のPRにつなげてみてはと思いますが、町の考えを伺います。
【答弁】総務課長
インターンシップ研修生の募集に当たりましては、町の広報紙やホームページに掲載するとともに、報道機関へ情報を提供し、新聞等への掲載やラジオ放送をお願いしているほか、県内の各大学には、インターンシップ研修の実施に関する御案内を直接お送りし、研修生の募集に御協力をいただいているところであります。
また、研修修了時の体験アンケートでは、多くの研修生から「想像以上の良い経験になった」などという感想をいただいておりますので、今後はこのような感想や体験談を、研修生の了解を得て情報発信していくことにより、当町が実施するインターンシップ研修に関心を寄せる一つのきっかけになることが期待できるものと受け止めております。
今後におきましても、多くの大学生に当町が実施するインターンシップ研修に興味を持ってもらえるよう、研修生の公募方法等について検討し、工夫してまいりたいと考えております。
【町独自のメニューを】3-①-(3)
インターンシップ研修について、例えば静岡市では、静岡市インターンシップ実施計画という情報を市HPで掲載をし、局・部ごと研修内容が記されていまして、何日間どのような研修ができるか詳細に見ることができます。
例えば、保健福祉子ども局子ども青少年部保育課では、受け入れ学生が○看護系学校(大学、短大、専門学校の看護系)に在籍中の学生を対象としますが、
①保育園への巡回訪問を体験する。②公立保育園園長会に参加し、看護師の保育園への指導や感染症について等の現状の共有化について知る。③病児、病後児室勤務を体験する(但し、入室予約があった場合とする)。
と具体的に業務内容が記されています。
清水町でもこうしたインターンシップ研修制度の内容について情報提供の仕方に工夫する余地はあると思いますし、柿田川に関連したものなど清水町の強みを生かした独自のメニューを考えることがあってもいいと思います。
そうした中で、清水町で働く魅力を伝えられることもあると思います。
町独自の体験ができるインターンシップ制度について町の考えを伺います。
【答弁】総務課長
研修生の受入れにつきましては、就業体験として基本的に研修生が希望する各課の事務補助を行っていただいた上で、臨時職員として賃金等を支給していることから、本町行政の一般事務補助を行う他の臨時職員の業務と大きく乖離する状況は、必ずしも好ましいものではないと考えております。
しかしながら、このインターンシップ研修の体験により、当町に奉職することの魅力を持っていただくと同時に、研修生個々人の資質を見極めることも大きな目的であります。
こうしたことから、今後もさらなる受験者数の増加につながるよう、例えば自然保護に関する取組として、柿田川の水に直接触れられる業務を職員と共に行うなど、議員御指摘のとおり、当町の魅力を前面に出せるような町独自の就業体験を含めたインターンシップ研修につきましても、検討を重ねてまいりたいと考えております。
Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:10
│総務