＜東北地方太平洋沖地震＞震災ボランティア（１）

宮城県から帰ってきた。

自分が訪問したのは、
仙台市若林区と多賀城市、
石巻市である。

私は11日の地震発生時の2時46分頃、
ちょうど３月議会の民生文教委員会の日で
委員会終了後で議会事務局にいた。

役場の４階で大きくゆっくり揺れ、
長周期地震とすぐに感じ、
遠くで大きな地震が起きたと思った。

すぐに議員控室のテレビをつけたら、
三陸沖で大きな地震があり、
津波警報が出ていた。

NHKでは気仙沼の港の様子がライブで映し出され、
６ｍの津波が来ると表示された。

気仙沼の映像は、何事もなかったように
港付近でクルマや人が行き交っていた。

３０分後大きな津波が東北の太平洋岸を襲った。
自分はテレビの画面を見ながら、
「みんな早く逃げろ！」と絶叫していた。
（ただ、現地は停電でしているので
この映像は見られない）

そんな中、ヘリコプターからのライブ映像で
名取川を北上する津波の映像をあった。



川の南側の名取市や北側の
仙台市若林区付近の畑やビニールハウスが
次々と津波に飲み込まれていく映像を見てしまった。

もちろん、その中にはクルマや人もいたのだ。
津波は、南北に走り、
５ｍ以上の高さのある仙台東部有料道路の土手で
食い止められた。

そして今回、その若林区に訪れた。
今まで見たことのない光景で
若林区の高速道路の東側の畑は
土砂と流木に覆われ、
ところどころ道路から大きく離れた畑の真ん中に
クルマが突き刺さっていた。




今回の地震は、
26日現在で死者が10,489人。

そして未だに
行方不明者が16,231人いる。
自分が見てきた光景の中には、
行方不明の方もたくさんいたと思われる。

それでも地元の人は、
日々生活していくのに追われている。

帰ってきてから
撮ってきた写真を見て
とても心が痛んだ。

（つづく）