2022年07月13日

<お知らせ>ヤングケアラーを支える社会を目指して

下記、町HP転載
http://www.town.shimizu.shizuoka.jp/kodomo/kodomo00144.html

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ヤングケアラーを支える社会を目指して
2022年7月11日 更新

「ヤングケアラー」とは、法律上の定義はありませんが、一般的に「本来、大人が担うはずの家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども」のことを言います。

このような概念は「そんなのお手伝いだから当たり前!」と思われるかもしれません。

しかし、「ヤングケアラー」は、年齢に見合わない責任を負い、子どもとして確保できるはずの「勉強の時間」、「趣味に打ち込む時間」、「将来を考える時間」、「友人との他愛ない時間」と引き換えに家事や家族の世話をしているのです。

周りの大人がそのことに気付いて、一言、声をかけるだけで、ヤングケアラーの心が軽くなります。


ヤングケアラーとは
例えば、こんな子どもたちのことを言います。

・病気や障がいのある家族に代わって、日常的に家事や幼いきょうだいの世話をしていて、子どもに必要な時間を確保できていない。
・病気や障がいのある家族、きょうだいのお世話や見守りを日常的にしていて、子どもに必要な時間を確保できていない。
・家族の第一言語が日本語ではないため、子どもが通訳となり、日常的に家族の世話をし、自分自身の必要な時間を確保できていない。


ヤングケアラーが受ける影響
例えば、
・勉強する時間がとれず、学業に影響がでてしまう。
・友人との時間がとれず、孤独を感じながら生活をしなければならなくなる。
・家族の世話に時間を割き、自分の睡眠時間や趣味の時間を削ってしまう。
等の不利益な影響があります。

一方、
・家族の世話や家事をたくさん経験しているため、生活スキルが高い。
・家族の絆を強く実感している。
・病気や障がいと日常的に接しているため、他者への理解がある。
等の強みもあります。


周りの大人の関わり方
ヤングケアラーの方々は、自身が「当たり前のお手伝い」と思っている方が多いため、自ら相談することが難しい状態にあります。
近所の大人が気付き、声をかけることが、ヤングケアラー支援の第一歩となります。
例えば、次のような声かけが有効かもしれません。

「最近、お友達と遊べてる?」
「ごはん食べてる?」
「疲れてるように見えるけど、夜は眠れてる?」
「おうちのお手伝い頑張っているみたいだね、どんなお手伝いをしているの?」

このような言葉をきっかけに、その子の置かれている状況を丁寧に聞いてみてください。
多くのヤングケアラーは自分の状況を知ってほしいと思っています。

状況によっては、相談先に繋げたり、相談窓口を紹介することも大切です。
しかし、そこには子どもの気持ちが大切です。
支援者の尺度でジャッジしたり、子どもの気持ちを無視して、無理やり相談させるようなことはせず、まずは寄り添うことを心がけてください。


相談できるところ
清水町子ども家庭総合支援拠点
子どもの健やかな成長をサポートする場所として、町内のすべての子どもとその家族及び妊産婦を対象に様々な相談に対応し、実情に応じた適切な支援に繋げていく「相談の拠点」です。
「自分ってヤングケアラーなのかな?」「大人が子どものお世話をできていない家庭がある」等、お気軽にご相談ください。
特効薬のような、すぐに解決する答えは出せませんが、子ども家庭支援員が話を聞き、最善の方法に向かって一緒に考えていきます。

場 所 町役場こども未来課内(2階)
電 話 055-981-8215
時 間 午前8時30分から午後5時15分まで
メール 
清水町子ども家庭総合支援拠点のページ

24時間子どもSOSダイヤル(文部科学省)
子どものSOS全般について、子どもや保護者からの夜間、休日を含めた24時間いつでも相談できる全国共通ダイヤルです。(通話料無料)
電 話 0120-0-78310(なやみいおう)
時 間 24時間受付(年中無休)

児童相談所相談専用ダイヤル
主に、子育て相談に対応します。(通話料無料)
電 話 0120-189-783(いちはやく おなやみを) 



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 16:57 │子育て

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