2017年03月12日

<一般質問>ラスパイレス指数が県下最下位の分析

下記、8日の一般質問原稿掲載

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総務省が12月27日公表した地方公務員給与実態調査結果によると、国家公務員給料を100として地方の給料水準を示すラスパイレス指数(平成28年4月1日時点)は、清水町は、93.3で河津町の94.1に次いで県下市町で最下位であります。
平成26年と27年は、県下で2番目に低く、職員募集や職員の士気にもかかわるので、一昨年、昨年と2年連続でこの問題について一般質問で取り上げました。
こうした現状を踏まえ、職員の給与、人事、労務管理に対する町の考えを伺っていきますが、最初にラスパイレス指数ですが、平成22年4月の指数を見ると、当町は、県内12町で7位の94.7でしたが、平成28年4月時点で最下位となりました。この原因をどのように分析しているか、町長の考えを伺います。


 【答弁】町長
本町の一般職のラスパイレス指数につきましては、議員御指摘のとおり、平成28年4月時点では93.3であり、前年より上昇しておりますが、順位では県下で最下位となっております。
地方公務員の給与は、地方公務員法において“国や他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従業者の給与その他の事情を考慮して定めなければならない”という、「均衡の原則」が定められていることから、町では、これまで人事院勧告を含む国の制度改正に沿った対応を行ってまいりました。
他の市町においても基本的な対応方法に変わりはないものと思われますが、当町においては管理職の割合を考慮した上位級への昇格者の抑制を行ってきたことのほか、ラスパイレス指数が比較的高い者が定年により退職したことなどが、ラスパイレス指数低下の一つの要因となっているのではないかと考えております。


【まとめ】
さらに県東部の4町を比較しますと、平成16年小山町は、95.3で平成28年が101.2、5.9ポイントアップ、函南町は平成16年90.0だったものが、平成28年97.9と7.9ポイントアップ、長泉町は、平成16年も28年も同じ98.7となっていました。
清水町は、平成16年が95.7で小山町や函南町にも負けていませんでしたが、93.3となっています。
他の市町と基本的な対応方法が変わらないのであるならば、これほどの違いはないと思われます。
ラスパイレス指数県下最下位は、山本町政にとって、不名誉な結果であります。一気に改善が難しいからこそ、こうなる前の平成22年くらいから、中長期的な視点で手を打つべきであったと考えます



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 17:08 │総務

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