＜定額給付金＞税滞納者の預金差し押さえ

毎日、新型インフルエンザのニュースばかりでちょっと食傷気味である。
今日は、久しぶりに定額給付金の記事

下記、4月16日の産経新聞

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差し押さえはいつまでできない？　定額給付金で悩む大阪市
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4月16日12時30分配信 産経新聞

　大阪市が、約１４万人にものぼる市民税滞納者の預金差し押さえと、定額給付金の兼ね合いに悩んでいる。長崎県対馬市は全国自治体で唯一、支給開始に合わせ滞納者の預金を差し押さえたが、総務省は「景気刺激の趣旨に合わない」と反発。大阪市は同省の意向に従う方針だが、肝心なのは、同省が、いつまで差し押さえしてはいけないかの基準を示していないこと。１カ月待てばいいのか、それとも半年か－と市は頭をひねっている。

　給付金は各市町村で現金払いか口座振り込みを選択する。事務簡素化のため原則、世帯ごとの口座振り込みにする自治体が多く、市もこの方法を採用する。

　一方、大阪市の市税未収額は平成１９年度末で１１２億円、滞納者は延べ約１４万人に上る。財政難に悩む市は特別チームをつくり徴収率アップに取り組んでいる。徴収する側にとって、定額給付金は市民全員の預金残高が増えるため、絶好のチャンスでもある。

　実際に長崎県対馬市では３月３０日の定額給付金の支給開始日に市税滞納者約５０人の預金口座を差し押さえた。市税務課は「通常の徴税業務の一環」とするが、「給付金は口座に入った時点で預金残高という扱い」と事実上、給付金の“ねらい打ち”を認めている。

　これに対し、市は、総務省に従い給付金は差し押さえ対象にしない方針。滞納者の預金差し押さえの際、金融機関に照会して給付金振り込みを確かめることも検討中だ。この場合、給付金振り込みがあれば差し押さえは見送る方針だ。

　ただ、どの程度の期間が経過したら、預金の全額差し押さえをできるか▽同一口座に振り込まれた滞納者本人以外の給付金をどう扱うか－などの問題が残る。特に期間の問題は、預金残高に「定額給付金分」と書いていないため、理論上残高と給付金の区別がつかず、残高が給付金額を下回らない限り理論上は差し押さえはできないことになる。

　大阪市の担当者は「給付金が何カ月も放置されている場合の扱いなど、肝心なことが総務省からの通達はない。いつまでも徴収しないでいると、きちんと納税している人との公平性の問題も出てくる」と頭を抱えている。

　実際に支給がスタートした神戸市も定額給付金の差し押さえはしない方針。しかし、定額給付金の振り込み口座と差し押さえする預金口座が偶然重なってしまうケースについて、同市は「もしクレームがあれば、個々に対応するが、定額給付金だと本人から説明があっても、差し押さえざるをえないと思う」としている。

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清水町の個人町民税の収納率は、
平成19年度決算で現年度課税分が96.99％、滞納繰越分が21.28％である。

担当課に確認したところ、
滞納している人の口座を差し押さえしているケースもあるけど、
定額給付金が振り込まれている口座については、
ケースバイケースで慎重に対応するとのこと。