2019年08月05日

<れいわ新選組>山本太郎氏は誰の刺客に…野党は期待と「恐れ」が交錯

下記、産経新聞

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れいわ山本太郎氏は誰の刺客に…野党は期待と「恐れ」が交錯
8/5(月) 7:00配信 産経新聞

 山本太郎元参院議員(44)率いる「れいわ新選組」が、永田町の話題をジャックしている。先の参院選では比例代表で優先的に当選できる「特定枠」を使って重い障害を抱える2人を当選させ、参院のバリアフリー化という実績まで作った。焦点は次期衆院選の戦略だ。山本氏は候補者を100人擁立すると宣言したが、自身は誰への刺客となるのか。野党共闘の起爆剤としての注目も集まっている。

 ■落選は衆院くら替えへの布石

 「次は衆院になると思う」「政権選択なので、立候補者100人ぐらいの規模でやらなければいけない」「首相を目指す」

 山本氏は参院選後、矢継ぎ早に次の戦略を打ち出した。れいわは参院選で約228万票の比例票を得て、2議席を獲得した。得票率は4・6%で、政党要件に必要な2%を優に超える戦果を収めた。山本氏は個人票で全比例候補中最多の約99万票を得たが落選した。

 自らの落選を「最悪のパターン」と表現したが、自民党のあるベテラン議員は「山本氏の最大の狙いは政党要件を満たすことだった。政党交付金をもらい、衆院選では小選挙区と比例の重複立候補が可能になる。参院選で自身は『特定枠』を活用してわざと落選し、衆院へのくら替えを狙っていたのだろう」と話したうえで、こう続けた。

 「山本氏の主張は左派ポピュリズムそのものだ。おおよそ不可能なことを本気で言って聴衆を巻き込む。演説は抜群にうまい。主張は自民党と真っ向から対立するし、公明党支持層は切り崩されるだろう」

 山本氏は参院選の公約で、消費税の廃止や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の中止、「原発即時禁止・被曝(ひばく)させない」などを掲げた。かつてポピュリズムと評されることもあった小泉純一郎元首相は、印象に残る「ワンフレーズ」を得意としたが、山本氏は長時間の演説で訴えるスタイルだ。

 ■出馬は「新選組」ゆかりの地も

 自民党内では、山本氏が次期衆院選で出馬する際、どの選挙区に刺客として立候補するかが話題になっている。山本氏が注目区への出馬をにおわせているだけに、安倍晋三首相のもとで衆院解散・総選挙が行われる場合には、首相の地盤である山口4区や、菅義偉官房長官の神奈川2区などが取り沙汰されている。

 また、山本氏の初当選が参院東京選挙区だったため、都内を地元とする首相側近の選挙区も話題にのぼっている。都内選出の自民党ベテラン議員は、下村博文憲法改正推進本部長の東京11区▽「新選組」にゆかりのある八王子市が含まれる萩生田光一幹事長代行の東京24区▽石原伸晃元経済再生担当相の東京8区-などが想定されると指摘する。この議員は「公明党の太田昭宏元代表が引退する東京12区に、参院選東京選挙区で落選した創価学会員を刺客として送り込んでくるのでは」との見方まで示した。

 ■野党は期待と「恐れ」が交錯

 一方、立憲民主党や共産党などの主要野党は、れいわとの連携を模索する。参院選では与党に改選過半数を許して敗北し、野党共闘の限界が露呈した。秋波を送るのは、起爆剤としての役割を期待する一方で、れいわが単独で戦えば自分たちをおびやかしかねないと恐れているためでもある。

 主要野党は32の改選1人区で候補を一本化したものの、今回は10勝22敗にとどまり、前回平成28年の11勝21敗を下回った。比例票でも立憲民主党は29年衆院選の約1100万票から約316万票減らし、当初の想定を下回った。共産党は28年参院選の約602万票を下回る約448万票にとどまった。いずれも「れいわに票を食われた」とみられている。

 共闘にはハードルがある。例えば消費税へのスタンスだ。山本氏はテレビ番組で「最低でも(税率を)5%に戻すべきだ。5%で手をつなげるなら、全力でやりたい」と語った。立憲民主党は10月の消費税率10%への増税について「凍結」を主張しており、両者の考えには隔たりがある。政策の違いにふたをして共闘を優先させれば「野合」のそしりは免れない。

 自由党で行動をともにした国民民主党の小沢一郎総合選対本部長相談役も、山本氏に秋波を送りそうだ。関係者は「小沢氏は野党結集に消極的な枝野氏を見切り、山本氏を野党の旗手として担ごうとするのでは」と予測する。

 山本氏のブームは続くのか、いっときの打ち上げ花火に過ぎないのか。(政治部 沢田大典)

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れいわ新選組のブームが続くかどうか、
打ち上げ花火になるかどうかは、
所属の地方議員が増えていくかどうかがポイントだと思う。

政治に一番関心の高い有権者は、
国会議員を除けば地方議会議員だろう。

日本維新の会は、新興政党だが大阪で結果を出しているので
その実績と信頼で国政政党としても一定の基盤ができている。

れいわ新選組が地方組織もしっかりできるようになれば、
一定期間ブームが継続していく可能性があるが、
今はまだ、政策も評価されているとは思うが
山本太郎代表の個性によるところが大きいと思う。

同じ政策を掲げていても
山本太郎代表がいない政党だったらここまで躍進できたかどうか。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 14:27 │選挙コラム

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