「箱根接待茶屋の森」森作り作業イベント

今日は、「箱根接待茶屋の森」森作り作業イベントが
箱根山西麓の国道一号沿いの待茶屋の森で行われる。

箱根山組合議会議員や一般参加の方など
60名以上の方が参加した。

この森は、標高約７５０メートル地点にある
箱根山組合三島直轄林の一部、約１０ヘクタール。

接待茶屋とは、江戸時代から続く茶屋で
東海道を通る旅人らに無料でお茶などのサービスをしていた。
http://mediajam.info/topic/1165370

今は、茶屋の面影はないが、
周辺の森は、人工林だけでなく広葉樹も生い茂り、
また貴重な植物も見られる。

市民の皆さんがトレッキングなどをするには
ちょうどよさそうな自然豊かな森である。

この森を「作り、学び、楽しむ森」として次世代に引き継ごうと
三島フォレストクラブの皆さんが中心になって
「箱根接待茶屋の森づくり協議会」が設立され、
4月から活動をスタートさせている。

現場に到着後、６つの班に分かれて、
まず、森の見学を行う。

森へ続く道の入口には、人が入れるほどの
木の柵がしてある。

なんと、オフロードバイクが入ってくるために
入れないようにするための柵だという。

道を歩いていくとヒノキの林の他に
広葉樹も見られ、
接待茶屋とこの森を管理していた鈴木家の方が、
育ててきたという。

清水町の町有林もそうだが、
笹が生い茂っているところも見られ、
下草刈りをして他の植物も成長できるように
管理されている。

午後は、また班ごと分かれて間伐作業の体験を行う。
自分は、植林委員会でやっているのだが、
こうして改めて専門家の方に話を聞くと勉強になる。

うちの町は、間伐したら木はほったらかしであるが、
間伐した木を等高線に平行に並べることを教わった。

今日は梅雨明けしたらしく、
朝は涼しかったのに昼には暑くて汗びっしょりになった。

一般参加で子どもたちも来ていたが、
「森と仲間になれた」と感想を言っていたことを
副管理者が閉会式の講評の中で紹介してくれた。

とてもいい企画なので
毎年、こうして市民の方が参加され、
接待茶屋の森について理解が深まればと思う。