2024年03月19日

<西小学校・清水中学校>卒業式

午前中、西小学校の第49回卒業証書授与式に出席。
コロナがあったので5年ぶりの卒業式への出席。

天気は曇りで、体育館は、やはりちょっとひんやりする。
卒業生は82人。

コロナ前は、在校生を代表して5年生が出席して、
体育館の中央で向かい合わせで対面していて、
卒業証書授与も中央に演台を置いて実施していたが、
今回は、卒業生のみでステージで卒業証書授与を行った。

川口哲一校長は、式辞で

清水町立西小学校第49回卒業生
今日迎えられた82名の皆さん、
ご卒業おめでとうございます。

皆さんは先ほど会場いっぱいの温かい拍手を変えられて、
胸を張って入場してきました。

その姿から、小学校の6年間を全うした満足感と、
新しいステージに向かう決意を感じました。

そして今、1人1人に手渡した卒業証書。
その成長の証です。
いつまでも大切にしてください。

振り返れば、最上級生となった今年度の感染症対策の影響から、
我慢や制限をする場面もありました。
辛く悔しい思いをした人もいるかもしれません。

しかし、そのような環境においても工夫し、
できることに全力で臨み、楽しむその皆さんの姿に勇気づけられ、
そして確かな成長を感じました。

この経験に自信と誇りを持ち、
夢に向かって羽ばたいてください。
卒業にあたり、皆さんに2つのことを伝えたいと思います。

1つ目は、冬休み明けのテレビ放送でも話をした感謝の心を大切にしてほしいということです。

この6年間で皆さんは 心身ともにたくましくなり、
様々なことができるようになりました。

レベルアップした自分には、
もちろん自分自身の頑張りや努力があるわけですが、
きっとそんな皆さんを応援してくれた人たちがいると思います。

そんな自分に関わってくれた方への感謝の心、
これからも持ち続けてほしいです。

そして、私たちが当たり前のように生活していること自体、
感謝することも忘れてはいけないと思います。

2つ目は、中学校時代に夢中になるものを見つけてほしいということです。

校長先生も自分の中学校時代を振り返ってみた時に
このことを思い出します。

夢中になれるものがあるだけで、
毎日を楽しく感じられる。

そして、夢中になれるものは自分を支えてくれるものになる。

ぜひ、色々なことにチャレンジすることを通して、
夢中になるものを見つけてください。

中学進学にあたっては、
期待と同じぐらい不安も大きいと思います。
西小学校は皆さんの母校で、いつまでも応援しています。

と卒業生に伝える。


高橋正樹PTA会長は、来賓祝辞で

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
西小学校での6年間、どうでしたか。

様々な行事、日々の友達とのやり取り、
そんな楽しみさえ取り上げられそうになったコロナ禍での生活。
楽しかったこと、苦しかったこと、色々あったと思います。

それら全てが皆さんの心を大きく大きく成長させたのではないでしょうか。
この西小を育ち、少しずつ大人になっていく皆さん。

これから自分で決めていくことが増えていきます。
難しい決断も出てきます。

頭でしっかり考え、 家族にアドバイスをもらう。
スマホで検索してみる。

これからはAIの助けを借りることも当たり前になってくるでしょう。

いいと思います。
だけれど、本当に大切なことを決める時は、自分の心に聞いてほしいのです。
頭で考えると、ついつい損か得かで判断してしまいます。

AIは一瞬で答えを出してくれます。
でも、それで良いのでしょうか。

決めるのは自分です。
ちょっと深呼吸をして、心に問いかけてください。

僕が本当に好きなことってなんだっけ。
僕は本当はどうしたいんだっけ。
理由なんて説明できなくてもいいんです。
心が答えてくれたことを信じて生きていける、そんな人間らしい大人になってください。
楽しみにしています。

と伝える。

その後、門出の言葉で「旅立ちの日に」の合唱を聴く。


午後は、清水中学校の第77回卒業証書授与式。
卒業生は、男子113人、女子100人の合計213人。

渡辺英一郎校長は、式辞で

213名の卒業生の皆さん、 ご卒業おめでとうございます。

ただ、今、卒業証書を手にした皆さんは、
3カ年の全課程を終了するとともに、
9カ年にわたる義務教育を終え、
それぞれの思いを胸に 新たなステージで旅立とうとしています。

羽ばたく皆さんに
将棋の藤井聡太さんを起用したCMから印象的な言葉がありますので、
皆さんに送ります。

藤井さんが語っていると思って聞いてください。

もしも天才だったら、負ける悔しさも、1つのことに人生をかける情熱も知らなかっただろう。
もしも天才だったら、きっと今ここにいない、天才じゃないから。

CMはここで終わっていますので、この後に続く言葉は皆さんで考えてみてください。

と卒業生に伝える。

その後、「大地讃頌」と「正解」の記念合唱がある。

西小学校でも清水中学校でもそうだが、
最後の合唱は、
「聴く人に感動を与える  団結の歌声」だ。

歌がすごいのはもちろんだが、
表情や体全体で歌っている姿勢が大きなうねりとなって伝わってくる。

聴く人に伝えたい思いを感じさせる合唱だった。

コロナ過もあり、この4年間は満足に合唱の授業や練習もできなかったと思うけど、
久しぶりに子供達の合唱を聴けて、胸がとても熱くなった。

(付記)
卒業生退場の際、校長先生がピアノを演奏した。
式辞とは、また違う校長先生の卒業生へのエールのようで
とてもいいものを見せて聴かせてもらった。



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Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 19:20 │教育・学校

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