2024年03月31日
<集金袋>もう不要です 学校でクレカやQR決済 親も負担減、利用拡大
下記、12月16日の静岡新聞
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集金袋、もう不要です 学校でクレカやQR決済 親も負担減、利用拡大
2023.12.16 静岡新聞
教材費や部活動費、修学旅行代金―。保護者からの集金に、キャッシュレス決済可能なシステムを導入する動きが教育や保育の現場で広がっている。集金袋が不要となり、保護者が日常使いする決済サービスで手軽に支払えるのが最大の特徴。リアルタイムで自動集計されるため、業務に追われる教員や保育士の負担軽減にもつながる。
埼玉県川口市の市立前川小では昨年4月、集金袋を廃止して民間の集金システム「エンペイ」を導入した。数千円の請求を年6回ほどLINE(ライン)で通知し、保護者はクレジットカード決済やQRコード決済、コンビニ払いから選ぶ。
運営するエンペイ社によると、全国の学校や幼稚園、保育園、塾で約16万人が利用している。
「学校だけが遅れている」。現金を持ち歩かない人が増える中、前川小の事務職員小沢篤さん(41)は集金方法に違和感を覚えていた。公立小に通う2児の父でもある小沢さん。硬貨を用意する手間や子どもに現金を持たせるリスクを考慮し、導入を提案した。
現金徴収は請求文作成、回収、催促、集計、銀行入金と作業が煩雑で、学校側の負担は大きい。導入後の職員アンケートでは「他の業務に時間を充てられる」「会計ミスの不安がなくなった」などの意見が目立った。未払い家庭への催促も再請求ボタンを押すだけで済み、電話する心理的負担が減ったという。
愛知県豊田市は昨年度から市立の保育園、幼稚園にエンペイを一斉導入した。保育料以外の口座振替をやめ、一時保育などの支払いに活用している。保育課の河村卓さん(40)は「保護者からは支払い方法がいろいろあって便利、記帳しなくても金額や内訳が分かるので安心と好評だ」と話した。
教育現場などでは近年、口座振替への切り替えが増えているが、口座データ入力や残高不足だった場合の催促といった作業が生じてしまう。外国籍の家庭では、在留資格によっては口座を作れないという事情もある。
こども家庭庁は保育園にキャッシュレス決済のシステムを導入する場合、初期費用の一部を補助する経費を2023年度補正予算に計上した。全国公立小中学校事務職員研究会の前田雄仁会長(56)は、キャッシュレス化で教員による不正流用を防ぐこともできると指摘。事務作業の効率化が「子どもに寄り添う教育活動につながる」と語った。
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集金袋はもう古い? 3児の父が挑む保育園の「キャッシュレス」
2022年10月5日 10時00分 朝日新聞
給食費や延長保育料、行事参加費――。保育園や学校の費用を「集金袋」で集める慣習は今も残るが、保護者には釣り銭のないように現金を用意する手間がかかり、先生たちも計算などに膨大な作業を抱える。双方の負担を軽くしようと、教育現場向けのキャッシュレスサービスが続々と登場している。現金のやりとりや管理にともなう精神的な負担も減らせるとして注目を集めている。
東京都武蔵村山市の聖光三ツ藤保育園では、延長保育料など毎月の集金の請求や会計処理が短時間のパソコン作業で完結する。200人超の園児を抱える同園では以前は現金で集めていたが、「一人一人の請求金額を計算したり、回収時は保護者と一緒に集金袋の中身を確認したり。作業が多く、時間がかかっていた」(主任保育士の城戸清香さん)という。支払期限が過ぎた保護者には担任の保育士を通じて催促する必要があり、先生たちの精神的な負担もあった。
そんな負担を軽くしたのはキャッシュレス化だ。2020年11月に集金支援サービス「エンペイ」を導入。システム上で園児ごとの請求金額などを入力し、無料通信アプリのLINE(ライン)で保護者に通知。保護者はLINEのトーク画面からクレジットカードやスマホ決済、コンビニでの現金払いなどの支払い方法を選べる。
エンペイの利用には月額利用料(約1万円)や決済手数料(決済金額の約3%)がかかるが、請求通知した直後に支払いを済ませる保護者もいて、「保護者も利便性を認識してくれているのでは」(石川雅昭理事長)と手応えを感じている。
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本町でも新年度から町立保育所の3歳以上児の
保護者向けの給食等の集金におけるキャッシュレス決済を導入する。
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集金袋、もう不要です 学校でクレカやQR決済 親も負担減、利用拡大
2023.12.16 静岡新聞
教材費や部活動費、修学旅行代金―。保護者からの集金に、キャッシュレス決済可能なシステムを導入する動きが教育や保育の現場で広がっている。集金袋が不要となり、保護者が日常使いする決済サービスで手軽に支払えるのが最大の特徴。リアルタイムで自動集計されるため、業務に追われる教員や保育士の負担軽減にもつながる。
埼玉県川口市の市立前川小では昨年4月、集金袋を廃止して民間の集金システム「エンペイ」を導入した。数千円の請求を年6回ほどLINE(ライン)で通知し、保護者はクレジットカード決済やQRコード決済、コンビニ払いから選ぶ。
運営するエンペイ社によると、全国の学校や幼稚園、保育園、塾で約16万人が利用している。
「学校だけが遅れている」。現金を持ち歩かない人が増える中、前川小の事務職員小沢篤さん(41)は集金方法に違和感を覚えていた。公立小に通う2児の父でもある小沢さん。硬貨を用意する手間や子どもに現金を持たせるリスクを考慮し、導入を提案した。
現金徴収は請求文作成、回収、催促、集計、銀行入金と作業が煩雑で、学校側の負担は大きい。導入後の職員アンケートでは「他の業務に時間を充てられる」「会計ミスの不安がなくなった」などの意見が目立った。未払い家庭への催促も再請求ボタンを押すだけで済み、電話する心理的負担が減ったという。
愛知県豊田市は昨年度から市立の保育園、幼稚園にエンペイを一斉導入した。保育料以外の口座振替をやめ、一時保育などの支払いに活用している。保育課の河村卓さん(40)は「保護者からは支払い方法がいろいろあって便利、記帳しなくても金額や内訳が分かるので安心と好評だ」と話した。
教育現場などでは近年、口座振替への切り替えが増えているが、口座データ入力や残高不足だった場合の催促といった作業が生じてしまう。外国籍の家庭では、在留資格によっては口座を作れないという事情もある。
こども家庭庁は保育園にキャッシュレス決済のシステムを導入する場合、初期費用の一部を補助する経費を2023年度補正予算に計上した。全国公立小中学校事務職員研究会の前田雄仁会長(56)は、キャッシュレス化で教員による不正流用を防ぐこともできると指摘。事務作業の効率化が「子どもに寄り添う教育活動につながる」と語った。
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集金袋はもう古い? 3児の父が挑む保育園の「キャッシュレス」
2022年10月5日 10時00分 朝日新聞
給食費や延長保育料、行事参加費――。保育園や学校の費用を「集金袋」で集める慣習は今も残るが、保護者には釣り銭のないように現金を用意する手間がかかり、先生たちも計算などに膨大な作業を抱える。双方の負担を軽くしようと、教育現場向けのキャッシュレスサービスが続々と登場している。現金のやりとりや管理にともなう精神的な負担も減らせるとして注目を集めている。
東京都武蔵村山市の聖光三ツ藤保育園では、延長保育料など毎月の集金の請求や会計処理が短時間のパソコン作業で完結する。200人超の園児を抱える同園では以前は現金で集めていたが、「一人一人の請求金額を計算したり、回収時は保護者と一緒に集金袋の中身を確認したり。作業が多く、時間がかかっていた」(主任保育士の城戸清香さん)という。支払期限が過ぎた保護者には担任の保育士を通じて催促する必要があり、先生たちの精神的な負担もあった。
そんな負担を軽くしたのはキャッシュレス化だ。2020年11月に集金支援サービス「エンペイ」を導入。システム上で園児ごとの請求金額などを入力し、無料通信アプリのLINE(ライン)で保護者に通知。保護者はLINEのトーク画面からクレジットカードやスマホ決済、コンビニでの現金払いなどの支払い方法を選べる。
エンペイの利用には月額利用料(約1万円)や決済手数料(決済金額の約3%)がかかるが、請求通知した直後に支払いを済ませる保護者もいて、「保護者も利便性を認識してくれているのでは」(石川雅昭理事長)と手応えを感じている。
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本町でも新年度から町立保育所の3歳以上児の
保護者向けの給食等の集金におけるキャッシュレス決済を導入する。
Posted by 清水町議会議員 松浦俊介 at 19:09
│教育・学校