新潟州構想 「唐突」県・市議困惑
下記、産経新聞
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新潟州構想 「唐突」県・市議困惑 地元住民は期待と不安
産経新聞 1月26日(水)7時56分配信
泉田裕彦知事と篠田昭新潟市長が25日、共同会見して発表した県と新潟市を合併する「新潟州」構想。地方自治改革の一環として、大阪府と大阪市による大阪都構想、愛知県と名古屋市による中京都構想が話題を呼ぶ中、新潟にも突然“飛び火”した格好だけに、今春改選期を迎える県議や新潟市議からは戸惑いの声が広がった。一方、住民からは期待の声も出ており、統一地方選に向けて議論を呼びそうだ。
「きょう突然知った。地方分権の時代でこういう話がでたのだろうが、正直戸惑っている」と話すのは、新潟市議会最大会派の新潟クラブのある議員。春の市議選に出馬を予定しているが、影響について「コメントできない」と言葉を濁した。
新潟市内が選挙区の民主にいがたの県議も「唐突。議論もなしに構想が出たことは驚き」と困惑。しかし、「県・市の二重行政を解消し、自治権強化を目指す」という新潟州構想の目的については「中長期的にみれば財源、権限を移譲していくのはいいと思う」と理解を示した。
ある自民党県議は「大阪や名古屋と違って、流通・経済規模や都市機能、人の集積に差がある新潟においては分不相応な気がする」と疑義を呈した。
これに対し、新潟市江南区在住の60代の主婦は「市役所がなくなるかもしれないのは想像できない。中央区のように大きい区はいいかもしれないが、小さい江南区はどういうサービスをしてもらえるのか」。中央区の30代の会社員は「もっとよくなるなら州でも都でもいい。ちゃんと説明をしてもらい、議論をした上で、進めてもらえれば」と話していた。
新潟州構想について、泉田知事は「国の地域主権改革が順調に進まない中、より住民に即した自己決定ができる仕組みを作りたい」と意義を強調。篠田市長は「司令塔を一つにし、より自治度の高い地方自治体を作るべきだ」と実現に意欲を示している。
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新潟市と新潟県が合併して
現在、市内8つある区が特別区となったとすると
それぞれに首長と区議会議員ができる。
新潟市は、
2005年3月21日に
新津市、白根市、豊栄市、中蒲原郡小須戸町、横越町、亀田町、西蒲原郡岩室村、
西川町、味方村、潟東村、月潟村、中之口村の12市町村を編入合併。
2005年10月10日 : 西蒲原郡巻町を編入合併
している。
首長と議員の数が大幅に減ったと思われるが、
特別区を設けると以前ほどではないにしろ、
それに近い形になるかも知れない。
その上で、二重行政的な部分の解消や権限強化、
地域の活性化、よりきめ細かで独自性のある行政運営ができるのであれば、
地方自治体にとって一つの目指すべき方向性になるのかもしれない。
静岡県ではどうだろうか?
政令市が静岡市と浜松市があり、
静岡県と合併とかって考えられるだろうか?
子供の医療費助成の負担についてもめているようだが、
全部、一緒になればそんな問題もなくなるだろうか?
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