<ネット公売>急増中 差し押さえ品も多彩-県内市町
下記、昨日の静岡新聞
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「ネット公売」急増中 美術品や写真集、差し押さえ品も多彩-県内市町、滞納税回収へ出品 「重要な手段」
2012.01.30 静岡新聞 夕刊
地方自治体が税金滞納者から差し押さえた品などをインターネット・オークションを利用して売却する「ネット公売」が、県内の市町に広がっている。差し押さえた品を処分しやすいなどの理由から、今後、滞納処理や税収減に悩む市町にとって財源確保の重要な手段の一つとなる可能性もある。
県自治財政課によると、ネット公売を実施している市町は2009年度に5団体だったが、10年度には18団体に急増した。さらに本年度も、新たに数市町がネット公売を導入したという。
差し押さえ物件を売却し、税金の滞納分を確保する公売は従来、会議室などに会場を設営して入札していた。この方式だと参加者が限定され、広報も悩みの種だったという。同課はネット公売が定着した理由を「全国各地から幅広い層の参加を募ることができ、自治体規模に関係なく対応できる」と分析する。
ネット公売には高級車をはじめ、美術工芸品、アイドル写真集、人気アニメのフィギュア、ゲームソフトなどさまざまな品物が出品される。07年度に導入した県はこれまでに、約6700万円の実績を上げた。県税務課は「不況の影響を受けて不動産の売れ行きは鈍くなったが、(ネット公売で)販売できる財産の幅が広がった」と指摘する。
本年度導入した磐田市納税課は「ネット公売は厳しい姿勢で滞納整理に臨むことと合わせ、滞納率を減らす手段。市民へのアピールにもなる」と積極的に活用する姿勢。
ネット公売に出した品に予想以上の値が付くケースもある。浜松市が出品した古いゲーム機は5千円の見積もりだったが、9万1千円で落札された。市債権回収対策課は「他の自治体の出品実績や専門家からの情報収集が欠かせない」と話す。
沼津市は本年度、公有財産のネット公売も始め、消防ポンプ車やブルドーザーを出品した。市管財課は「下取りや廃棄の対象だが、買い取る人がいれば、自主財源の確保につながる」と期待する。
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私も平成21年の9月議会の一般質問でタイヤロックと共に取り上げたが、
清水町では、まだネット公売はやっていない。
ただ、ネット公売を導入する方向では動いている。
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