2女性殺害で死刑判決 県内裁判員裁判で初
下記、静岡新聞
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2女性殺害で死刑判決 県内裁判員裁判で初
静岡新聞(6/22 07:28)
交際中の女性や妻を殺害したとして、強盗殺人、殺人、死体遺棄などの罪に問われた住所不定、無職の男(44)の裁判員裁判の判決で、静岡地裁沼津支部(片山隆夫裁判長)は21日、「身勝手な動機で異なる機会に2人の命を奪った結果は極めて重大。一切の情状面を考慮しても極刑をもって臨むほかない」と求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は即日控訴した。
裁判員裁判の死刑判決は7例目で県内では初めて。県内地裁での死刑言い渡しは、静岡地裁が2007年2月、同僚男性と妻を殺害した死刑囚(11年5月確定)に下した判決以来。
判決理由で片山裁判長は、交際していた女性=当時(22)=と妻=当時(25)=の殺害を「借金の返済や結婚生活の疎ましさから逃れようとする短絡的な犯行」と指摘。2人の遺体を遺棄し、財産を奪うなどした殺害後の行為についても「自責の念を感じず、非人間的」と非難した。
元妻や子どもたちへの思いが犯行につながったとする弁護側の主張に対しては「問題を先送りにし続ける(被告の)無責任さが招いた結果」と退けた。また、計画性はなかったとしながらも「殺害方法は残虐で強固な殺意があった」とし、「更生の可能性は否定できないが、刑事責任の重大性からみて、特別有利な事情とは言い難い」と結論付けた。
公判で被告は、いずれの罪に対しても起訴内容を認めていて、動機や量刑判断が争点だった。弁護側は控訴の理由について「(被告に)落ち着いて考える時間を与えたい」と述べた。
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去年の2月に妻を殺害した町内で起きた事件で
そのあと、以前にも交際していた女性を殺害したことが発覚。
日頃から夫婦げんかが絶えず、
殺害される前に児童相談所へ電話していた。
今後、二度とこうした事件が起きないように
しないといけない。
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